予防歯科の重要性。症状が出てからでは遅いのはなぜ?

   

みなさま、こんにちは。品川区 大崎・五反田の歯科治療なら大崎オーバルコート歯科・矯正歯科室 院長 小林です。

近年定期検診の重要性に伴って、予防歯科の意識も少しずつ高まってきています。お口の中の健康は、全身の
健康とも密接に関連していることも明らかになっており、予防歯科を受けることは単なる虫歯や歯周病の予防に
とどまらず、健康な生活を送るための重要な役割を果たします。本記事では、予防歯科について重要性や、メ
リットを解説します。


1.予防歯科について

1.1.予防歯科とは
予防歯科は、歯科疾患などの病気が発生する前に、それを防ぐための処置をやアドバイス、指導を受けること
を目的としています。具体的には、定期的な歯科検診やクリーニング、歯科衛生士による口腔ケアの指導、食
生活の見直しなどが含まれます。歯科医院によって予防歯科の内容は異なりますが、虫歯や歯周病などの歯
科疾患を未然に防ぐことができ、歯科疾患を予防することが全身の健康維持に繋がります。


1.2.予防歯科はなぜ重要なのか
予防歯科の重要性やメリットは「早期発見・早期治療」「治療費用の軽減」「全身の健康維持」の大きく3つに分け
られます。
①早期発見・早期治療
定期的な検診を受けることで、初期段階の問題を発見でき、治療が容易になります。
②治療費用の軽減
早期治療を受けることで進行や重症化を防ぐことができ、治療にかかる時間や費用を大幅に削減できます。
③全身の健康維持
お口の中の健康を保つことは全身の健康を守ることにもつながります。

2.歯の健康と全身の健康の関係
先述したように、お口の中の健康は、全身の健康に深く関わっています。お口の中にはたくさんの細菌が存在し
ますが、歯周病などの歯科疾患が悪化すると細菌が血管を通じて全身に入り込み、悪影響を及ぼしてしまいま
す。

2.1.歯周病と全身疾患
歯科疾患のなかでも歯周病は特に全身疾患と関連が深いと言われております。歯周病の原因菌によって動脈
硬化や心筋梗塞などのリスクを高めるほか、糖尿病は互いに影響を及ぼし合い、合併症のひとつと言われてい
ます。それだけでなく、一部の研究では、歯周病が脳卒中のリスクを高める可能性もあるという結果も出ていま
す。

2.2. 栄養の摂取が不十分になる
歯の健康が損なわれてしまうと、食事を摂る際に痛みや不快感を感じることがあります。すると食事を十分に楽
しめなくなり、栄養の摂取も不十分になってしまう可能性があります。

2.3.ストレスによってお口の中の健康も悪化する
ストレスが溜まってしまうとお口の中の健康バランスも崩れ、虫歯や歯周病などの歯科疾患が進行しやすくなる
ことがあります。その逆も同じように、歯科疾患による症状が不快感を与え、ストレスを感じてしまうこともありま
す。

2.4.生活習慣病と歯科疾患
健康的な生活習慣は、肥満や心臓病、糖尿病などの生活習慣病を予防する助けになりますが、歯の健康を保
つためにも欠かせません。


3.症状が出てから歯科医院に行くのでは遅い理由

多くの人が「痛みがある」「違和感がある」「腫れている」など、何らかの症状を感じてから歯科医院に行くと思い
ますが、実はそれでは遅いのです。

3.1.歯科疾患は症状がなくても進行していく
多くの歯科疾患は、初期段階では自覚症状がほとんどありません。虫歯や歯周病は、進行するまで気づかれな
いことが多く、定期的な検診を受けていないと見逃してしまう可能性があります。虫歯は、初期の段階ではわず
かな変化しか見られませんが、放置すると深刻化し、歯周病は虫歯よりも自覚症状が少ない状態で進行してい
きます。

3.2.治療の選択肢が限られてしまう
症状が出た段階で歯科医院に行くと、治療の選択肢が限られることがあります。たとえば、初期の虫歯であれ
ば簡単な治療で済むことが多いですが、進行した虫歯の場合は、抜歯や根管治療を余儀なくされることがあり
ます。

3.3.治療費用と時間の負担が大きくなる
予防歯科を受けることで、将来的な治療費用と治療時間を大幅に削減できます。例えば、虫歯が初期段階で発
見されれば、簡単な治療で済むことが多いですが、進行した場合には大がかりな治療が必要になります。治療
が大きくなると治療にかかる時間も長くなり、費用も高額になります。


4.予防歯科の具体的な内容
予防歯科では主に下記のようなことが行われます。

4.1.歯科検診
予防歯科のもっとも基本となるのは、定期的な歯科検診です。3ヶ月〜6ヶ月に1回を目安に歯科医院へ通い、
歯科医師や歯科衛生士にお口の中の健康状態を診てもらいます。問題がある場合にはそれに合った処置や治
療が行われます。

4.2.ブラッシングやフロスの使用方法の指導
歯科衛生士による正しいブラッシング方法やフロスの使用方法の指導を受けられます。ブラッシングやフロッシ
ングは口腔ケアの基本なので、プロから教えてもらうことで自宅でも効率よく正しいケアができるようになります。
これにより、虫歯や歯周病のリスクを大幅に減少させることができます。

4.3.予防処置
食生活も口腔の健康に大きく影響します。特に糖分の多い食品や飲料は、虫歯を引き起こす原因となります。し
たがって、健康的な食事を心がけ、果物や野菜、乳製品を積極的に摂取することが推奨されます。また、水分補
給も忘れずに行うことが重要です。


5.年齢別で見る予防歯科の重要性
予防歯科は年齢別で行うことや重要な理由も変わってきます。

5.1.子供の予防歯科
子供の歯は、成長に伴って変化します。乳歯の健康が永久歯にも影響を与えるため、早期からの予防が必要で
す。子供の頃に虫歯が多いと、大人になってからも歯の健康に影響を及ぼすことがあります。子供は成長段階
での歯の変化が多いため、定期的な歯科検診がより重要になります。乳歯が生え始める頃から、定期的に検診
を受け、フッ素塗布などの予防処置を受けると良いでしょう。また、小さい頃から歯科医院に通うことで恐怖心を
和らげ慣れてもらう効果もあります。

5.2.大人の予防歯科
大人になると、お口の中の健康を維持するには自己管理能力が非常に重要になります。仕事や家事、子育てな
どの忙しさから意識が薄れがちですが、予防歯科は一生涯必要なものです。年齢とともにリスクが高まる病気に
ついて理解し、担当医と相談しながら自分にあった処置を受けることが重要です。特に高齢者は、歯周病や義
歯のケアが重要になります。定期的な検診を受けて正しい方法でメンテナンスを行い、お口の中の健康を保ち
ましょう。


6.まとめ
いかがでしたか?予防歯科が健康な歯を維持するために欠かせないものであるということを理解していただけ
たでしょうか。症状が出てからでは手遅れになることが多いため、定期的に歯科医院へ通い、お口の中および
全身の健康を守りましょう。

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監修医・医院情報(E-E-A-T)
監修医:小林 伸(医療法人KDS 理事長/日本臨床歯周病学会 認定医/ITIインプラントスペシャリスト/日本顎咬合学会 認定医)
専門:フルアーチインプラント、審美修復、歯周形成外科
所属:日本臨床歯周病学会、日本顎咬合学会、ITIインプラントメンバー ほか】



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