ホワイトスポット治療

    歯の表面にできる白い斑点「ホワイトスポット」には、歯科での治療の選択肢があります。原因は主に「初期むし歯」と「エナメル質形成不全」の2つ。程度によって、歯をほとんど削らずに目立たなくする方法(Icon=アイコン)から、再石灰化を促すケアまで、治し方が変わります。このページでは、大崎オーバルコート歯科・矯正歯科室が原因別の治し方・費用・リスクを解説します。

     

    ホワイトスポットとは

    ホワイトスポット(歯の表面の白い斑点)の説明図

    歯の表面の、白い斑点。これはホワイトスポットという歯の表面にできる症状です。

    ホワイトスポットができる原因としては主に「初期むし歯」と「エナメル質形成不全(エナメル質の構造が正常につくれなかった)」の2つが考えられます。

    前者は、むし歯菌が食べ物や飲み物に含まれる糖分を餌にして酸を出し、この酸が歯の表面のエナメル質を溶かす「脱灰(だっかい)」を引き起こして白く濁った状態です。まだ穴があいていない「むし歯の一歩手前」の段階です。

    後者はエナメル質形成不全といって、歯がつくられる過程でエナメル質が正常に形成されず、白い斑点として見える状態です。むし歯ではありません。窓ガラスにヒビが入るとすりガラスのように白く見えるのと同じように、歯の表層の構造の乱れが白く見えています。

    体の健康に大きな問題はありませんが、前歯にあると見た目のコンプレックスに感じる方が多くおられます。

    ホワイトスポットの症例はこちら

     

    ホワイトスポットの治し方は「原因」と「程度」で変わります

    「ホワイトスポットは子どもの頃からあるから治らない」と思い込んでいる方が少なくありませんが、治療の選択肢はあります。当院では、斑点の原因・深さ・大きさを検査したうえで、次のような選択肢からご提案します。

    再石灰化を促すケア

    ごく初期の脱灰(初期むし歯)が対象。フッ素塗布やご自宅でのケアで歯の再石灰化を促し、それ以上の進行を防ぎます。斑点が薄くなる場合もありますが、時間がかかり、完全に消えないこともあります。費用・保険適用は状態により異なります。

    Icon(アイコン)

    歯をほとんど削らずに、白濁部分に樹脂を浸透させて目立たなくする方法。費用は1歯38,500円(税込・自由診療)。詳細は下記をご覧ください。

    コンポジットレジン修復など

    斑点が深い・大きいなどでIconの適応外となる場合は、診断のうえ白濁部分を補う別の治療法をご提案する場合があります。詳しくは診察時にご説明します。

    どの方法が適しているかは、診察・検査をしないと判断できません。「自分の場合はどれで治せるのか」を知りたい方は、一度ご相談ください。

     

    ホワイトスポット治療は保険がききますか?

    ホワイトスポットを「キレイにする」目的の治療は審美目的となるため、公的保険の対象外(自由診療)です。ただし、原因がむし歯として進行している場合は、公的保険を使ったむし歯治療が可能です。

    見た目に目立つ前歯だからこそ、「せっかく治すのならキレイに治したい」と自由診療を選ばれる方も多くおられます。

     

    歯をほとんど削らない治療法 Icon(アイコン)

    歯をほとんど削らないため、当院でもご相談・ご希望の多い治療法です。
    歯の表面をごく薄く処理し、白濁部分に専用の樹脂を浸透させることでホワイトスポットを目立たなくさせます。

    メリット

    ・通常、検査日・処置日の2回(目安)で完了します
    ・麻酔や歯を大きく削る処置は基本的に必要ありません
    ・処置は1回1時間程度が目安です
    ・費用は1歯38,500円(税込・自由診療)です

    デメリット・リスク

    ・適応が限られているため、白濁が深い、または大きい場合は行えません
    ・経年的に後戻りすることがあります
    ・露出した象牙質またはセメント質がある場合、痛みを生じることがあります
    ・ホワイトスポットが完全に消失しないこともあります
    ・治療結果には個人差があります

    ※Icon(アイコン)は、国内で認証を受けた歯科材料です(管理医療機器 認証番号:224AKBZX00113000)。

     

    ホワイトスポット治療の流れ

    エナメル質の前処理

    エナメル質全体に薬剤を塗り、前処理をします

    水洗・乾燥

    水洗い、乾燥を行います

    薬剤塗布・乾燥

    処置部分に別の薬剤を使用し、さらに乾燥させます

    樹脂(アイコン)の浸透

    白濁部分に樹脂(アイコン)を浸透させます

    光照射で硬化

    特殊な光で硬化させます

    樹脂の再浸透

    再度、樹脂(アイコン)を浸透させます

    再度の光照射

    再び光をあて、さらに硬化させます

     

    治療例

    アイコンを使ったホワイトスポットの改善

    ホワイトスポット治療前の前歯治療前 ホワイトスポット治療後の前歯治療後

     

    期間

    1週間(2回)

    費用

    1歯38,500円(税込)

    リスク

    露出した象牙質又はセメント質がある場合、痛みを生じることがあります。
    アイコンでは治療できないホワイトスポットもあります。
    また、ホワイトスポットが完全に消失しないこともあります。
    治療結果には個人差があります。

    実際の患者様の症例は、症例ブログでもご紹介しています。

    ホワイトスポットを削る量を最小限に抑えて改善した症例(20代女性)
    ホワイトスポットを低侵襲治療で改善した症例(20代)
    ホワイトスポットの審美的改善(MI治療・30代女性)

     

    ホワイトスポットについてよくある質問

    Q. ホワイトスポットは自分で治せますか?

    ご自宅のケアだけで白い斑点を消すことは難しいのが実情です。ごく初期の脱灰であれば、フッ素配合歯みがき剤などで再石灰化を促し進行を防げる場合がありますが、エナメル質形成不全による斑点はセルフケアでは変化しません。まずは原因の診断を受けることをおすすめします。

    Q. 放置するとどうなりますか?

    エナメル質形成不全によるものは、急に悪化することは多くありません。一方、初期むし歯(脱灰)によるものは、放置するとむし歯として進行し、穴があいてしまうことがあります。白い斑点がむし歯由来かどうかはご自身では判別できないため、一度検査を受けると安心です。

    Q. 歯列矯正の後にホワイトスポットができました。治せますか?

    矯正装置の周りは歯みがきが難しく、脱灰によるホワイトスポットができることがあります。この場合も程度に応じてIconなどの治療選択肢があります。矯正歯科室を併設する当院では、矯正後のホワイトスポットのご相談も受け付けています。

    Q. 子どものホワイトスポットも治療できますか?

    お子様の場合、まずは原因の見極めと、むし歯への進行を防ぐ管理を優先します。審美的な治療を行うかどうか、行う時期については、年齢やお口の状態をみながらご相談のうえ決めていきます。

     

    東京・大崎エリアでホワイトスポット治療をお探しの方へ

    大崎オーバルコート歯科・矯正歯科室は、品川区東五反田(大崎・五反田エリア)のザ・パークタワー1Fにあります。東京でホワイトスポット治療の相談先をお探しの方は、「この白い斑点は治るのか」を確認する検査だけのご来院も歓迎です。

    初診WEB予約はこちら

    お電話(03-5739-1625)やLINE無料相談でもご相談いただけます。

     

    この記事の内容は、大崎オーバルコート歯科・矯正歯科室 院長 小林 伸(歯科医師)が確認しています(2026年7月26日)。

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