インプラント
- 従来の手術に比べて、術中・術後の腫れや痛み・出血が抑えられる
- 切開・縫合の必要がないため、手術時間を大幅に短縮できる
- 歯肉を切開しないので治癒期間が短く、短期間で治療が終了する
- メスを使わないことにより、患者さんの精神的不安が少なくて済む
- 治療費が高額
- 治療期間が長い
- 外科手術が必要
- 骨量の不足
- 治療失敗のリスク
- メンテナンスが必要
- 神経損傷やその他の合併症
「CT撮影+検査診断+治療計画立案」
納得されてからの治療、それが当院のモットーです。
また、コンピューター技術を駆使した安全安心の「コンピューターインプラント」を行っています。
セカンドオピニオンも実施していますので、お気軽にご相談ください。
オーバル式インプラント~患者様に喜ばれる6つの取り組み
1 診断・CT撮影・治療計画立案
大崎オーバルコート歯科・矯正歯科室は、インプラントをご希望される方には「診断」「CT撮影」「治療計画立案」を行っております。
また、審査診断により、「インプラントを行うのが難しい」もしくは「その他の治療法の方が望ましい」と判断された場合でもご納得いただけるまで御説明致しますので安心して受診いただければと思います。
「診断やCT撮影とはどのようなことをするのですか?」と思われる方もいらっしゃるかと思いますので、ご紹介させて頂きます。
診断・CT撮影ーお口の状態や健康状態を把握
CTとは、立体的(三次元)に骨の状態や神経の位置を把握できる特殊な撮影装置です。
従来のレントゲンでは見えなかった事、分からなかった事が、歯科用CTなら正確な検査と診断ができ、安全性と治療のクオリティーを高めることが可能となります。
CTで取得したデータ以外にも、既往歴の聞き取り・血圧・感染症などの全身健康状態のデータをもとに、「インプラントはできるのかできないのか」「リスクはあるのか否か」「インプラント以外の方法が適切か否か」などをしっかりとご説明させて頂きます。
セカンドオピニオンも実施しております(無料)
大崎オーバルコート歯科・矯正歯科室では「セカンドオピニオン」を積極的に行っております。
ある症例を100人の医師が診断したとします。
その結果、治療内容はどうなると思いますか?
患者さんは「1つの答え」に落ち着くと思うかもしれませんが、実際は何パターンもの治療法が提示されることになります。
これは歯科医師の考え方・流派が存在するためです。まずはこの事実を理解して下さい。
「この症状であれば、この治療しか存在しない」という事はまずありません。
こうなってしまうと、「どの治療が適切なの?」と不安に感じてしまうと思います。
しかし、どの治療法にも必ずメリット・デメリットが存在しますので、どの治療法が良いのかは患者さん自身の「価値観」に左右されることとなります。
治療法の選択に悩んだ場合、患者様ができることは、それぞれの治療法のメリット・デメリットを理解し、御自身の価値観に合った治療法を選択することです。
しかし、1人の歯科医師の話だけでは、先ほども申したようにその歯科医師の考え・流派によって提案する治療法が異なります。
そこで「セカンドオピニオン」が登場します。
複数の医師の提案する治療法を聞き、その中で患者様の価値観に合った治療法を選択してください。
また、セカンドオピニオンは単に複数の医師の「考え」を聞くだけではありません。
その医師の「人柄」なども直接に感じることができます。
「この先生になら任せても大丈夫だ」「この先生が提案する治療法なら・・・」といった感情も生まれてくるでしょう。
歯科医療は「人と人」が信頼関係に基づいて行う治療です。
「この先生になら!」と思える歯科医師を見つけるためにセカンドオピニオンを利用するのも1つかもしれません。
2 人為的ミスを可能な限り排除したコンピューターインプラント
大崎オーバルコート歯科・矯正歯科室では「CT」、「シュミレーションソフト」、「ガイデッドサージェリーシステム」を活用し、「人為的なミスを可能な限り排除」したコンピューターインプラントを実施しています。
最近ではCT撮影を行う医院さんも増えてきました。そしてシュミレーションソフトを利用する医院も増えてきています。
しかし、この2つだけでは十分ではありません。
これ以外にも「ガイデッドサージェリーシステム」を利用することで、質の高い安全な治療が実現できます。それぞれご紹介します。
CT撮影(三次元立体画像撮影)の実施
先ほどもお伝えしましたが、CTとは、立体的(三次元)に骨の状態や神経の位置を把握できる特殊な撮影装置です。二次元のレントゲン(歯科医院にある通常のレントゲン)では見えなかった事、分からなかった事が、歯科用CTなら正確な診査と診断ができ、安全性と治療のクオリティーを高めることが可能となります。
医療において「見える」「見えない」は治療クオリティーに大きな差が出ます。ましてや外科手術を伴うインプラントにおいてはなおさらです。これまでのインプラント事故は、ドクターの未熟さが大きな原因を占めますが、CT撮影を行わず、あいまいな状態で(二次元レントゲンのみの診断)オペを遂行したことにより生じてしまった事故もあります。
インプラント手術においてCT撮影は必須です。CT撮影を行うか否かも医院を選ぶうえでの判断材料にしていただければと思います。大崎オーバルコート歯科・矯正歯科室では院内に被ばく量の少ないCT装置を設置しております。
シュミレーションソフトの活用
今までは歯ぐきを切開してみなければ分らなかった事が、このシュミレーションソフトを利用することで手術前に分かってしまうことが特徴的です。骨の厚さや神経、血管の位置などですね。これが事前に分かることで、手術前に様々なシミュレーションが可能になります。どの部分に、どの方向に、どのくらいの深さまで、どのサイズのインプラントを埋入するだとか、ここには神経、血管が走っているので避けてインプラントを埋入しようなどです。
以前までのインプラント手術は、歯科医師の「経験や勘」に頼った部分が多くありました。 しかし、シュミレーションソフトを活用することで、「経験や勘」といったあいまいなものに頼るのではなく、「データ」に基づいた手術が可能となり、安全性・正確性が格段に向上することになっています。
ガイデットサージェリーシステム
ガイデットサージェーリーとは、CTデータとシュミレーションソフトによる分析で得られた情報をもとに決定された、インプラントを埋め込む場所・角度・大きさ・長さなどの情報を反映させて作成されたマウスピースのようなものと理解いただければと思います。
実際の手術では、これをお口にはめ込み、穴が開いている部分にインプラント体を埋入するだけで、安全なオペが可能になります。つまり手術時の「人為的なミス」をとどめることが可能になります。
もっと分かりやすくご説明します。
東京から大阪まで行く事を考えてみましょう。 地図を見ながら車で行ったとします。
それでも迷ったりすることはどんなに熟練したドライバーでも起こりうる事です。残念ながらインプラント治療でも同じ事が言えます。
それと比べ、新幹線で行くとしたらどうでしょう。既に決まったレールの上を進むだけですので迷う事はありませんよね。
この「レール」をインプラントにも応用したのが「ガイデッドサージェリーシステム」です。
事前の分析で決定され作成された「穴」にインプラントを埋め込むだけでいいのです。
また、このシステムを利用することで手術時間の短縮につながるほか、骨の少ない難症例に対しても、骨増生なしで手術できるケースも多く、患者様の身体的、経済的負担の軽減に役立っております。
3 寝ている間に治療が終了する「静脈内鎮静法」
「歯の治療は痛みを我慢しなければいけないもの。」 そのような考えは少し前の話です。最近は眠っているとほぼ同じ状態でインプラント治療を行う、「静脈内鎮静法」という治療法があります。これまで歯科医院が苦手だった人や、治療にリスクが伴う人でも安心して治療を受けることができるものとして、近年、注目を集めています。
静脈内鎮静法は、腕の血管(静脈)に点滴で麻酔液を入れます。この作業は、熟練の口腔外科医が担当します。5~10分程で麻酔が効き、その後はインプラント治療が終了するまでほぼ寝ている状態が続きます。静脈内鎮静法を行うと、手術中のことはほとんど覚えていません。また、鎮静作用もあり、恐怖心や不安を取り除く効果も期待できます。
4 「身体への負担を少なく」そして「成功確率の高い」術式の選択
インプラントには様々な術式があります。 その日のうちに歯が入る術式、オペの回数を1回で終わらせる術式、可能な限り切らない・縫わない術式等。術式によってはエビデンス(科学的根拠)が確立されていないものもありますが、大崎オーバルコート歯科・矯正歯科室では、科学的根拠が確立されている術式のみ実施し、かつ、「身体への負担が極力少なくなる術式」を採用しています。それぞれご紹介します。
費用:551,760円(税込)
術式1 インプラント治療
インプラント治療は外科処置になりますので、「可能な限り切らない・縫わない」インプラントのイメージがつかないと思います。
適応症例は限定されますが、条件が整えば、一般的に行われている、メスを使って歯肉を切開・剥離するというプロセスを省き、歯肉に直径4mm程度の穴を開け、その穴からインプラントを埋入する術式があります。
この術式には次のようなメリットがあります。
術式2 その日のうちに歯が入る「抜歯即時埋入」
インプラントをする多くの方が、歯周病が原因で抜歯になってしまった方です。
従来法では、抜歯後、状態が安定してからインプラントを埋め込んでいましたので、どうしても治療期間が長くなっていました。
しかし、「抜歯即時埋入法」という手法を利用することで、治療期間を大幅に短縮することが可能になりますし、通常であれば2回の外科処置が必要になるのを1回で完了させることが可能になります。
抜歯即時埋入法とはその名の通り、抜歯してそのまますぐにインプラントを埋入する手法です。
※追加費用は掛かりません。
術式3 骨造成を必要としない身体的・経済的負担の少ない術式
顎の骨が少ない場合、従来であれば「骨移植や骨造成」が必要とされていました。
この方法ですと、大きな外科処置が必要となりますので、経済的負担の他、身体的負担が大きくなり(腫れ・痛み)、手術後、その骨が生着するまで半年程度待機しなくてはならず治療期間の長期化の原因ともなっていました。しかし、同じ骨が少ない状態であっても、適切な術式を選択することで経済的、身体的に優しい治療を行うことが可能になっています。例えば、短いインプラント(ショートインプラント)を使う方法、骨のある部分に傾斜させて埋入する方法などの術式です。これにより、経済的・身体的負担(痛みや腫れ)を軽減させ、治療期間の短縮ができるようになりました。
年齢・性別 |
60代。女性 |
主訴 |
入れ歯を使っていたが、違和感があり、インプラントを入れたい |
治療内容 |
入れ歯を入れていた箇所に2本のインプラントを入れました。 |
治療回数 |
約4か月間(約7~8回) |
費用 |
インプラント:1103520円(税込) |
リスク・副作用 |
インプラント治療は外科的な手術を伴うため、手術リスクが存在します。出血、感染、神経損傷、顎骨へのダメージなど、手術に伴う合併症が発生する可能性があります。 |
年齢・性別 |
40代。男性 |
主訴 |
固いものを食べた時に歯が割れてしまった。 |
治療内容 |
破折してしまった歯を抜いて顎の骨にインプラントを入れました。 |
治療回数 |
約4か月間(約7~8回) |
費用 |
インプラント:551760円(税込) |
リスク・副作用 |
インプラント治療は外科的な手術を伴うため、手術リスクが存在します。出血、感染、神経損傷、顎骨へのダメージなど、手術に伴う合併症が発生する可能性があります。 |
年齢・性別 |
50代。男性 |
主訴 |
被せていた歯が取れてしまった |
治療内容 |
被せていた歯根が破折していた為、抜歯後即時埋入という方法でインプラントを入れました。最終的な歯が入るまで、入れ歯を過ごして頂き、インプラントが安定してから、被せ物を入れる治療をして、自分の歯のような見た目と機能面を回復させました。 |
治療回数 |
約6か月間(約7~8回) |
費用 |
インプラント:551760円(税込) |
リスク・副作用 |
インプラント治療は外科的な手術を伴うため、手術リスクが存在します。出血、感染、神経損傷、顎骨へのダメージなど、手術に伴う合併症が発生する可能性があります。 |
インプラント治療は高度な技術と高品質の材料を必要とするため、一般的に治療費が高額になります。
保険が適用されないことが多く、費用は他の補綴治療(ブリッジや義歯)よりも高くなります。
インプラント治療は数か月にわたる場合があります。歯根部分(インプラント)が顎骨としっかり結合するのを待つため、手術後も数か月の治癒期間が必要です。また、その間に複数回の通院が必要になります。
インプラント治療は外科的な手術を伴うため、手術リスクが存在します。出血、感染、神経損傷、顎骨へのダメージなど、手術に伴う合併症が発生する可能性があります。
顎の骨量が不足している場合、インプラントを埋め込むために追加の骨移植が必要になることがあります。骨量が十分でないと、インプラントが安定しない可能性があるため、治療が複雑化し、時間や費用がさらにかかることがあります。
インプラントは通常非常に成功率が高いですが、成功が保証されるわけではありません。喫煙、糖尿病、歯ぎしりなどの要因によっては、インプラントが適切に定着せず、失敗するリスクがあります。また、インプラント周囲炎と呼ばれるインプラント周囲の組織に炎症が起こることもあります。
インプラントは天然の歯と同様に、日常的なケアや定期的な歯科検診が必要です。適切なメンテナンスを怠ると、インプラント周囲の歯茎や骨が感染し、インプラントが緩むリスクがあります。
インプラント手術中に、誤って神経を損傷するリスクがあります。これにより、歯や唇、顎の部分にしびれや痛みが残ることがあります。また、上顎では上顎洞に影響を与えることがあり、追加の処置が必要になることもあります。
5 「安全に治療を行い」、「長時間安定させる」システムの確立
最近では研究も進み、インプラントを埋入するだけであればどの歯科医院でも簡単に行えるようになってまいりました。
しかし、長期にわたりインプラントを機能させ続けるという点においては、まだまだどの医院でも対応できるものではありません。なぜなら、治療技術はもちろんのこと、定期メンテナンス、衛生管理、設備投資などが必要となるためです。
大崎オーバルコート歯科・矯正歯科室では、インプラント治療を安全で、確かなものにし、そして可能な限り長く持たせていくための設備を整えております。インプラント事故がクローズアップされている現代だからこそ、当院で安全なインプラント治療を受けられてみてはいかがでしょうか。
大崎オーバルコート歯科・矯正歯科室には個室のオペ室が完備されています。 衛生管理を意識し、万全の体制でインプラント治療などの外科処置を行います。
オペ室
無菌状態がインプラント治療の成否を分けます。当院ではオペ専用の個室診療室があります。 |
CT
インプラントオペの際は必ずCT撮影・分析を実施します。連携病院で撮影を行います。 |
インプラントメーカー
全世界のドクターから信頼されている「アストラテックインプラント」を利用しています。 |
万全の3名体制
インプラント治療を安全確実に、そしてスピーディーに行うため、術者、アシスタント2名の3名体制で実施します。 |
衛生管理
当然のことですが、使用する材料・機材等はすべて滅菌消毒し、使い捨てできるものはすべて使い捨てをしっかり行っております。 |
保障
インプラント体は10年、上部構造は5年の保証を行っておりますので安心です。 |
メンテナンスシステム
治療後、インプラントを長持ちさせるために大切なことは「術後のメンテナンス」です。特に、インプラント周囲炎という病気に注意を払わなければなりません。
インプラント周囲炎は、歯周病と同じく、歯周病原性細菌によって起こる病気です。つまり、インプラント周囲炎を予防するためには、歯周病治療が前提となります。もし、治療しないで放置しておくと、周りの骨がなくなり、最終的にはインプラントが抜け落ちてしまいます。症状は歯周病と類似していますが、見た目の炎症や腫れがあまりないにもかかわらず、病気の進行速度が天然歯に比べ10~20倍と非常に速いことが特徴です。
大崎オーバルコート歯科・矯正歯科室ではスウェーデン方式のメンテナンスシステムを導入しております。
詳細は 歯のメンテナンス をご参照頂きたいのですが、「科学的に効果が実証されたプログラム」です。
具体的には、唾液検査や口腔内検査等により、歯質の状態、歯周病・虫歯へのなりやすさなどのデータを取得し、PMTC(専門の機器を用いたプロによるクリーニング)やTBI(ブラッシング指導)、生活習慣改善を併用した患者様独自のオーダーメイドのメンテナンスプログラムを構築していきます。
これからは、治療後のメンテナンス(特にインプラント周囲炎)にどれだけ力を入れている医院なのかを、事前に見極めることが大切となります。
6 天然歯と見分けがつきにくい程の審美性(見た目)を回復させます
インプラントは、「安全に埋入して、しっかり噛みやすいようになる治療」ではなく、「安全に埋入して、しっかり噛みやすいようになり、天然歯と変わらない審美性を回復させる治療」でなければなりません。
上記目標を達成させるために大崎オーバルコート歯科・矯正歯科室で行っていることをご紹介いたします。
歯だけではなく、「歯肉・骨」のバランスも審美性には大切審美性というと「歯の形態・色」にのみ目がいきがちですが、口元の美しさは「歯」だけでなく「歯肉・骨の状態」も大切になります。特にインプラントをされる方は、歯周病や長期間の入れ歯利用で、歯肉や骨が退縮していることが多いため、そちらのほうも総合的に考えながら治療を進めなければ、天然歯と見分けがつきにくいインプラント治療はできません。
大崎オーバルコート歯科・矯正歯科室ではインプラント治療と並行し、歯肉形成外科や、骨造成法を活用し、総合的な口元の美を追求しています。
価格は約40万円(1本)。インプラント埋入による治療。
リスクとしては、外科治療となるので、痛み・腫れ・出血などの可能性がある。
担当医 小林 伸の考える「インプラント治療」
インプラント治療というと、「歯を失った場合の1つの選択肢」というイメージがあると思います。決して間違いではありませんが、歯科医師の立場から皆様にお伝えしたいことは、インプラント治療は「お口の健康維持(=予防処置)」に通じるということです。
歯を失った場合の選択肢として「入れ歯」「ブリッジ」「インプラント」の3つがあります。
入れ歯の場合、入れ歯を安定させる為に金属のバネを他の健康な歯にひっかける必要があります。咀嚼するたびにその健康な歯には負担がかかり最終的には抜歯という運命が待ちうけます。また、ブリッジの場合も他の健康な歯を支台とする必要があり、咀嚼の度に健康な歯へ過度の負担がかかることで最終的には抜歯の運命が待ちうけています。
しかし、インプラントの場合は「支台」という概念がありませんので、他の健康な歯に負担をかけることはありませんし、ましてやダメにすることはありえません。
つまり「他の健康な歯を守る」という意味で、インプラントは予防処置といえます。
また最近は、物をしっかり噛むことで脳に新鮮な血液が行き渡り「痴呆症の予防」になるという研究結果が出ています。私は高齢者向けの訪問歯科診療を行っていた時期があり、このことは体験からよく理解しています。
しっかり噛めるか否かは「噛む力」で表現できます。
天然歯の咬む力を100とすると、入れ歯・ブリッジ・インプラントの噛む力はどのくらいだと思いますか?
下の図を見てみて下さい。
入れ歯が30%、ブリッジが60%、インプラントが90%になります。
何をお伝えしたいか分りますよね。
この意味からもインプラントは「自立した人生を送る」ための予防処置と言えます。
他の治療と比べてインプラントが一番良いとは言いません。
インプラントにはないメリットも入れ歯・ブリッジにはありますので。
しかし、このような事実をしっかり理解したうえで治療法を選択されるべきだという考えからここでご紹介させて頂きました。
また、「インプラントは一生使えます!」「インプラントは自分の歯のようになんでも噛めます!」などと良い事ばかりの宣伝が最近は目にすることが多いかと思います。
この宣伝は決して間違いではありません。
しかし、「やるべきことをしっかりやった上で…」という条件がつきます。
インプラントを永続的にもたせる為には、インプラントをしっかり埋め込むことは当然のこととして、治療後のアフターケアが何よりも重要となります。
歯が抜けてしまった原因が「歯周病」にある場合、日ごろのお口のケアが不十分だったと言えますので、口腔ケアをしやすくするようなインプラント設計、適切な口腔ケア指導、生活習慣の改善などを歯科医院側から積極的に行っていく必要があります。
大崎オーバルコート歯科・矯正歯科室では、単に「インプラントが入って噛みやすいようになったら終了」という体制はとっておりません。