医科歯科連携

    歯周治療は糖尿病治療に効果がある?

    大崎駅から4分の歯医者、大崎オーバルコート歯科・矯正歯科室

    歯周病は糖尿病と相互に悪い影響を及ぼします。糖尿病をお持ちの方では歯周病が悪化しやすく、歯周病があると糖尿病の血糖コントロールが難しくなることがわかっています。
    そして最近の研究では、歯周病の治療をきちんと行うと血糖値が改善するということもわかっています。
    歯周病は虫歯と並ぶ歯科の2大疾患のひとつで、歯肉の腫脹や疼痛、歯を支える骨(歯槽骨)の破壊が起こる慢性の炎症性疾患です。
    歯周病の原因は歯の表面に付着している「プラーク」、いわゆる磨き残しの歯垢です。プラークは歯の表面に細菌が被膜を形成しバリアとなっており、「バイオフィルム」とも呼ばれます。プラークは、主に細菌で構成されていて、その中には歯周病原菌も含まれます。歯周病の原因となる細菌は歯と歯肉の隙間、「歯周ポケット」で増殖することで、歯肉の辺縁が「炎症」を帯びて赤くなったり、腫れたりします。ただし、痛みはほとんどの場合ありません。
    進行すると歯を支える土台(歯槽骨)が溶けて歯が動くようになり、最後は抜歯をしなければならなくなってしまいます。
    厚生労働省の平成23年度歯科疾患実態調査によると、日本人の40歳以上の半数以上が歯周炎に罹患しています。年齢とともに増加し、中高年では80%以上となり、抜歯の第一原因となっています。

     

    歯周病患者は糖尿病になりやすい

    大崎駅から4分の歯医者、大崎オーバルコート歯科・矯正歯科室

    多くの疫学研究により、歯周病が糖尿病発症や血糖管理に影響を与えることが示されています。米国国民栄養調査によると、歯周病患者の糖尿病有病率は非歯周病者の2倍高いことが示されています。
    また、15年にわたるドイツ北東部ポメラニア地方の健康調査を用いたコホート研究※2では、重度歯周病に罹患している非糖尿病患者は、歯周病に罹患していない非糖尿病患者群と比較すると、調査開始5年後のHbA1cが悪化傾向にあったとのことです。

    日本人では、久山町(ひさやままち)におけるコホート研究※3によると、10年間で耐糖能異常を発症した患者群は、そうでない群に比べ歯周病有病率が高かったと報告されています。

     

    歯周病で血糖値が上がる理由

    大崎駅から4分の歯医者、大崎オーバルコート歯科・矯正歯科室

    なぜ、歯肉の炎症である歯周病が糖尿病に関わってくるのでしょうか。

    出血や膿を出しているような歯周ポケットからは、炎症に関連した化学物質が血管を経由して体中に放出されています。
    中等度以上の歯周ポケットが口の中全体にある場合、そのポケット表面積の合計は掌(てのひら)と同じ程度と考えられています。
    歯周ポケットの中身は外からはなかなか見えませんが、手のひらサイズの出血や膿が治療なしで放置されていると考えると、からだ全体からも無視できない問題であることが理解できると思います。

    ポケットから出て血流にのった炎症関連の化学物質は、体のなかで血糖値を下げるインスリンを効きにくくします(インスリン抵抗性)。そのため、糖尿病が発症・進行しやすくなります。

    インスリン抵抗性により生じたインスリン作用不足を補うため、体(膵β細胞)はより多くのインスリンを産生しようとします(高インスリン血症)。
    しかし、この状態が長く続くとインスリン産生細胞である膵β細胞が疲労して、インスリンを作る能力が低下していきます(インスリン分泌不全)。このようにして、更なる悪循環に陥り糖尿病がますます悪化していきます。

     

    歯周病治療は血糖コントロールを改善する

    大崎駅から4分の歯医者、大崎オーバルコート歯科・矯正歯科室

    慢性炎症としての歯周炎に対する適切な治療により、糖尿病のコントロール状態の指標となるHbA1C(ヘモグロビンA1c)の改善がみられることが明らかになってきました。

    複数の研究を解析(メタアナリシス)すると歯周基本治療後にHbA1cが0.4~0.6%低下すると報告されています。2013年の米国歯周病学会では歯周治療によりHbA1cが0.65%、空腹時血糖値が9.04㎎/dl低下すると報告されています。

    また2023年日本歯周病学会から発表された糖尿病患者に対する歯周治療ガイドラインでは歯周基本治療で得られるHbA1cの改善は、0.5%前後と報告しています。また同ガイドラインより糖尿病は歯周病に対する疾患感受性が高いため、メンテナンスの間隔は年4回よりも短くすることが推奨されています。

    これらを踏まえ大崎オーバルコート歯科・矯正歯科室では糖尿病患者様に対し、医師と連携をとりながら歯周治療を重点的に行っております。

     

    何よりも大切なこと

    大崎駅から4分の歯医者、大崎オーバルコート歯科・矯正歯科室

    歯周病という合併症による歯の喪失は、糖尿病治療の最大の課題とも言われる栄養指導に大きく影響します。
    歯がなければ食事は不自由になるからです。そのため適切な歯科治療を行うことは糖尿病患者の栄養指導に必要不可欠なものであると考えています。

    大崎オーバルコート歯科・矯正歯科室では患者様のお口の状態、全身状態をお伺いし最も適切な治療を専門的に行っております。
    糖尿病をお持ちの方また、その他の全身疾患をお持ちの方、安心して大崎オーバルコート歯科・矯正歯科室へご来院ください。

     

     

     

     

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