睡眠時無呼吸症候群
- カウンセリング
- 医科での検査・診断の確認
- 口腔内診査・顎関節評価
- 印象/スキャン採得
- 装置製作
- 装着・調整
- 定期的なフォローアップ ※医科での使用後再検査を推奨
- Qいびきだけでもマウスピースは作れますか?
- Aいびき単独は保険適用外です。自費のソムノデントは作製可能です。
- QCPAPと比べると効果は?
- A重症例ではCPAPが第一選択です。
軽症〜中等症ではマウスピースが非常に効果的なケースもあります。 - Q顎関節症があるのですが?
- A状態により適応を慎重に判断します。
睡眠時無呼吸症候群とマウスピース治療(口腔内装置)

いびき、日中の眠気、起床時の倦怠感。
これらは単なる「疲れ」ではなく、睡眠中に呼吸が止まる「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」が原因の可能性があります。
放置すれば高血圧・不整脈・心筋梗塞・脳卒中など、命に関わるリスクを確実に高めます。
当院では、医科と連携しながら
保険適用の口腔内装置(OA)
自費診療の高品質マウスピース「SomnoDent(ソムノデント)」
の両方に対応しています。
睡眠時無呼吸症候群とは

睡眠中に無呼吸(10秒以上の呼吸停止)が繰り返され、深い睡眠が妨げられる病気です。
最も多い「閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)」は、気道が狭くなることで起こります。
起こり得る症状
大きないびき
日中の強い眠気
起床時の頭痛
集中力低下
夜間頻尿
放置した場合のリスク
高血圧
心筋梗塞・心不全
脳梗塞
糖尿病の悪化
交通事故リスクの増加
検査と診断の前提
睡眠時無呼吸症候群は「医科で診断する病気」です。
歯科は診断できないため、マウスピース治療は医科で正式に診断(AHIによる重症度分類)が出ていることが前提です。
【重要】保険適用でマウスピース治療を行う場合の流れ
以下は「健康保険適用で口腔内装置(OA)を作るための正しいプロセス」です。
医科(睡眠外来・呼吸器内科・耳鼻科)で検査
終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)
または簡易検査
医科で正式な診断書の発行
閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)
無呼吸低呼吸指数(AHI)
治療方針
この3点が明記されている必要があります。
診断書を持参のうえ、当院で歯科的評価
噛み合わせ
顎関節
歯の状態
マウスピース適応可否の判断
歯型(印象)または口腔内スキャン
保険診療では通常のOAを製作します。
装着・使用指導
医科と連携し、使用後の再検査で効果を判定します。
保険適用の費用(概算)
保険(3割負担)
口腔内装置(OA)製作:およそ1万5千円前後
再診料・管理料:数百円〜数千円
※あくまで目安です。診療内容により変動します。
保険適用のマウスピース(OA)について

保険で製作されるOAは、
・単純構造
・耐久性は標準
・調整幅は限定的
という特徴があります。
メリット
低コスト
保険適用で受けやすい
デメリット
壊れやすい
厚みがあり装着感がやや強い
調整幅が狭く、効果が限定的な場合がある
長期使用での快適性は限定的
【保険外治療】ソムノデント(SomnoDent)とは
ソムノデントは、寝るときに着けるマウスピース型の装置です。下あごを少し前に出した位置で支えることで、空気の通り道を広げます。
主に、いびきと、軽度〜中等度の睡眠時無呼吸症候群(OSA)の治療に使います。お一人おひとりのお口に合わせて作り、歯科医師が経過を見ながら使っていただきます。
特徴
厚みが薄く、長時間の装着でも快適
耐久性が高い
精密フィットで呼吸道確保が安定
細かい前方移動調整が可能
海外エビデンスが豊富
ソムノデントが向いている方
軽度〜中等度の睡眠時無呼吸症候群(OSA)の方
CPAP(シーパップ)が合わない・続けにくい方
いびきでお悩みの方
CPAPと組み合わせて使いたい方
※使えるかどうかは、お口と全身の状態を確かめたうえで、歯科医師・医師が判断します。
ソムノデントが使えない方
重度の睡眠時無呼吸症候群の方
重い呼吸器の病気がある方
歯がぐらついている方
残っている歯が少ない方
進んだ歯周病がある方
18歳未満の方
(顎関節症がある方)
当てはまるかもしれない方は、先にご相談ください。
ソムノデントを使い始める前に
作る前に、むし歯・歯周病・噛み合わせ・あごの状態を歯科医師が確かめます。使っていて痛みや強い違和感があるときは、無理に使い続けず、早めにご相談ください。装置とお口の変化を見るため、定期的な受診が大切です。
起こることがある症状
使い始めのころ、一時的に次のような症状が出ることがあります。
あごの痛みや違和感
噛み合わせの変化
口の乾き
歯や歯ぐきの痛み
多くは使ううちに軽くなります。強いとき・長引くときは、必ずご相談ください。
ソムノデントの着け方・外し方
着け方
ソムノデントは、上の装置・下の装置と、それをつなぐストラップでできています。ストラップを正しい向きに付けて、上下の装置をはめます。はめたら、しっかり固定されているか確かめてください。くわしい手順は、お渡しのときにご説明します。
外し方
引っぱらず、上下の装置を順に外します。ストラップも決まった手順で外してください。強い力をかけると、壊れたり変形したりする原因になります。
使うときに大切なこと
小さなお子さんの手が届かない場所に置いてください
ひびや変形があるときは、使うのをやめてください
最初は違和感がありますが、多くの方は少しずつ慣れます
ストラップが傷んだり切れたりしたら、新しいものに交換します。当院へご相談ください
ソムノデントの費用
費用は、あごを動かす量や位置、治療期間によって変わります。くわしくは歯科医師にご相談ください。
| 名称 | 費用(税込) |
|---|---|
| ソムノデント | 242,000円 |
ソムノデントの治療の流れ
1.カウンセリング
治療の内容・費用・よい点と注意点をご説明します。むし歯などがある場合は、先にその治療をします。
2.型取り
下あごの位置を測り、口腔内スキャナーでお口の中と噛み合わせを読み取ります。
3.お渡し
約2週間後に装着し、着け外しとお手入れの方法をご説明します。
ソムノデントのお手入れ方法
使ったあとは、毎回洗ってください。
水か、45℃以下のぬるま湯で洗います
やわらかい歯ブラシと、中性洗剤(やさしい液体せっけん)を使います
よくすすいで、乾かしてからしまいます
洗いにくいときは、ストラップを外して洗ってください
使ってはいけないもの
45℃以上のお湯
研磨剤入りの歯みがき粉
マウスウォッシュ
超音波洗浄機
アルコールやアセトンなどの溶剤
30分を超える浸け置き
ソムノデントの保管方法
付属のケースに入れてしまいます
ケースは清潔に、乾いた状態にしておきます
夏の車内や直射日光(45℃以上になる場所)は避けます
水などの液体に浸けたまましまわず、よく乾かします
変色について
コーヒー・紅茶・ワインや一部のうがい薬で色が変わることがあります。ふつうは性能や寿命にはほとんど影響しません。
持ち歩くとき
必ず専用ケースに入れてください。濡れたまま入れたり、水に浸けたまま持ち歩いたりしないでください。
ご自身での点検
ひび・変形・ゆるみがないか、ときどき確かめてください。壊れたまま使うと、お口の中を傷つけるおそれがあります。おかしいと感じたら、すぐ当院へご連絡ください。
ソムノデントの保証について
保証期間
お支払いの日から1年間です。
ただし、最後のご来院から210日以上あいた場合は、保証の対象外になります。
保証の内容
ふつうに使っていてひびが入った場合は、保証の対象として修理または作り直しをします。
| こんなとき | 保証期間内 | 保証期間後 |
|---|---|---|
| 割れて分かれた・なくした(保証の対象外) | 121,000円 | 232,000円 |
| 歯の治療などで歯の形が変わった | 88,000円 | 232,000円 |
(すべて税込)
※一度ご注文いただくと、理由にかかわらず返金はできません。
作り直しのおすすめ
効果と安全のため、2年に1度の作り直しをおすすめしています。
くわしくは当院までお問い合わせください。
当院での治療の流れ(保険/自費共通)
よくある質問
まずはご相談ください

睡眠時無呼吸症候群は、放置すれば確実に健康を害します。
一方で、適切な治療を受ければ睡眠の質は大きく改善し、日中のパフォーマンスは劇的に変わります。
当院では
保険適用のOA
自費のソムノデント
を明確に使い分け、患者さんにとって最も優れた選択肢を一緒に決めていきます。
気になる症状があれば、まずはお気軽にご相談ください。

