咬合力が低下するとどうなるの?

   

みなさま、こんにちは。品川区 大崎・五反田の歯科治療なら大崎オーバルコート歯科・矯正歯科室、管理栄養士の斉藤です。

皆さんは咬合力という言葉を聞いたことはありますでしょうか?今回は「咬合力低下」についてお話します。

 

咬合力が低下するとどうなる?

咬合力(こうごうりょく)とは噛む力のことを指します。この咬合力が低下すると、硬いものが噛めなくなり、やわらかい食べ物を選ぶようになり、硬いものや繊維質の物を避けるようになります。そしてタンパク質などの肉類、ビタミンやミネラルの多い野菜類が少なくなり、栄養が偏り低栄養になりやすくなります。

咬合力を調べるには?

咬合力の検査方法は、①機械で数値化する方法、②残っている歯の本数で判断する方法があります。

①機械で数値化する

オーバルコート歯科室では「口腔機能モニター Oramo-bf(オラモ)」という機械で計測しています。検査ではkgではなくN(ニュートン)という単位で計測が行われます。健康な男性の平均咬合力は581.3N、女性は446.9Nで、375N以上の咬合力があれば問題なく食品を噛めるとされています。口腔機能モニター Oramo-bf(オラモ)

②残っている歯の本数

自身の残っている歯の本数で判断します。こちらは残根やグラついている歯(動揺度3)は除いた歯の本数で判断し、基準値は20本未満になります。

噛む機能を回復するには

噛む機能を回復するためには、歯がない欠損している部分は入れ歯、ブリッジ、インプラントなどでの治療を行い噛めるようにすることや、かみ合わせがあっていない場所は調整をするなど歯科治療が必要です。

また歯科治療以外では、噛み応えのある食品を取り入れたり、食材を大きめに切る、加熱時間を短くすることも大切です。

 

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