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奥歯2本の欠損をインプラントで補い、隣の歯を削らずに噛める状態を回復した症例(30代女性)

   

治療前

治療後

 

相談内容

「右下の奥歯がなくて、食事のときに左側ばかりで噛んでしまう」「ブリッジにすると健康な歯を削ると聞き、できれば避けたい」「入れ歯は抵抗がある」とのご相談でした。

年齢・性別

30代・女性

カウンセリング・診断結果

右下第二小臼歯(45)・第一大臼歯(46)の2歯欠損で、後方に第二大臼歯(47)が残っている中間欠損でした。欠損が長く続くと、隣の歯の傾き、噛み合う上の歯の伸び出し(挺出)、左側だけで噛むことによる負担の偏りが起きやすい状態です。CT撮影で骨の高さ・幅と下歯槽神経(下あごの神経)までの距離を確認し、インプラント埋入が可能と判断しました。

行ったご提案・治療内容

①ブリッジ(前後の44・47を削って連結)②部分入れ歯 ③インプラントの3つを比較してご説明しました。ブリッジは2歯分の欠損を支えるため支台歯への負担が大きく、健康な歯を削る必要があること、入れ歯は違和感が出やすいことをお伝えし、ご本人の「周囲の歯を守りたい」というご希望からインプラントを選択されました。CT診断に基づき45・46部にインプラント2本を埋入し、骨と結合する期間を待ったのち、上部構造(被せ物)を装着しました。被せ物は見た目が自然で金属を使わないセラミック系の素材【要確認:ジルコニア等】としました。

術後の経過・現在の様子

見た目: 周囲の歯と調和した形・色の被せ物が入り、口を開けたときも欠損が目立たなくなりました。
機能: 右側でもしっかり噛めるようになり、左右バランスよく食事ができるようになったとのことです。
将来性: 隣の歯を削らずに済んだため、44・47を健康なまま保てています。欠損部の噛み合わせが回復したことで、歯の傾きや上の歯の伸び出しの予防にもつながります。長く使っていただくため、定期的なメンテナンスを継続しています。

治療期間

約6ヶ月(埋入手術〜上部構造装着)

治療回数

5回(検査・CT、埋入手術、経過観察、型取り、装着など)

総額治療費の目安

約80万円(税別)/インプラント2本・上部構造含む

治療のリスクについて

・自由診療(保険適用外)です。
・外科手術のため、術後に腫れ・痛み・内出血が出ることがあります。
・下あごの神経に近い部位のため、まれに一時的なしびれ(知覚異常)が生じる可能性があります。事前のCT診断で位置を確認して行います。
・骨の状態や体質により、インプラントが骨と結合しない場合があります。
・喫煙、糖尿病などの全身疾患は治療結果に影響することがあります。
・お手入れが不十分だとインプラント周囲炎(歯周病に似た炎症)を起こすことがあり、定期的なメンテナンスが必要です。
・治療期間・結果には個人差があります。

クリニックより

奥歯を失ったとき、治療法の選び方はその後の口全体の健康に関わります。今回は「周りの歯を削りたくない」というご希望を大切にし、CTで骨の状態を確認したうえでインプラントをご提案しました。インプラントは治療後のメンテナンスも大切です。奥歯の欠損でお悩みの方は、まずは検査でご自身に合う方法を一緒に確認しましょう。

 

 

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監修医・医院情報

監修医:小林 伸(医療法人KDS 理事長/日本臨床歯周病学会 認定医/ITIインプラントスペシャリスト/日本顎咬合学会 認定医)
専門:フルアーチインプラント、審美修復、歯周形成外科
所属:日本臨床歯周病学会、日本顎咬合学会、ITIインプラントメンバー ほか



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大崎オーバルコート歯科・矯正歯科室 理事長 小林 伸


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