リラックス歯科外来(歯医者が怖い・苦手な方へ)
- Q.歯医者が怖くて、何年も治療できていません。眠っている間に治療してもらえますか?
- A.はい。当院では「鎮静(ちんせい)」というお薬を使い、うとうとと眠っているような状態のまま治療を受けていただく方法をご用意しています。方法は2つあり、鼻から吸うだけの笑気吸入鎮静法と、点滴を使ってより深くリラックスできる静脈内鎮静法があります。静脈内鎮静法を行う日は、歯科麻酔を専門とする医師が来院し、治療の最初から最後まで全身の状態を管理します。「怖くて通えない」ままにせず、一度ご相談ください。
- Q.本当に眠ったまま終わるのですか
- A.静脈内鎮静法では、うとうとした状態になり、治療中のことをほとんど覚えていない方が多くいらっしゃいます。ただし効き方には個人差があり、すべての方がまったく記憶に残らないとお約束できるものではありません。眠りの深さは、全身の状態を見ながら調整いたします。
- Q.鎮静をすれば、麻酔の注射はしないのですか
- A.いいえ。鎮静には不安をやわらげるはたらきはありますが、痛みを抑える作用はありません。そのため、鎮静と局所麻酔を併用します。ただし、鎮静がきいてから注射を行いますので、注射そのものへの緊張は大きく軽くなります。
- Q.費用はどのくらいかかりますか
- A.静脈内鎮静法は88,000円(税込)です。自由診療(保険外)となり、治療費とは別にかかります。笑気吸入鎮静法の費用は処置の内容によって異なりますので、カウンセリングの際にご説明します。
- Q.子どもにも使えますか
- A.笑気吸入鎮静法は、お子さまの治療にも用いています。年齢やお口の状態、その日のご様子によって適否が変わりますので、まずはご相談ください。
- Q.持病があります。受けられますか
- A.持病の内容やお薬によって、適さない場合や、事前に主治医へ確認が必要な場合があります。お薬手帳をお持ちのうえ、カウンセリングでお聞かせください。
- Q.予約のとき、どう伝えればよいですか
- A.ご予約の際に「静脈内鎮静法を希望します」「笑気を使いたい」とお伝えください。静脈内鎮静法は担当の歯科麻酔科医が来院する日で調整いたしますので、日程のご相談をさせていただきます。
「歯を削る音を聞くだけで体がこわばる」
「口に器具が入るとえずいてしまう」
「痛かった記憶があって、どうしても足が向かない」
そう感じている方は、決して少数ではありません。
そして、それは気持ちの弱さでも、我慢が足りないからでもありません。過去のつらい経験や、何をされているか見えない不安が、体の反応として出ているだけです。
大崎オーバルコート歯科・矯正歯科室では、そうした方のためにリラックス歯科外来をご用意しています。
お薬の力で緊張と不安をやわらげ、つらさを感じないまま治療を受けていただくための診療です。方法は2つ。
点滴を使い眠っている間に終わる「静脈内鎮静法」と、鼻から吸うだけで受けられる「笑気吸入鎮静法」です。
このページでは、2つの方法の違いと、当院がどのような体制で安全を守っているかをご説明します。
「歯医者が怖い」「苦手です」。そのままお話しください。責めるようなことは申し上げません。
このようなお悩みはありませんか
歯を削る「キーン」という音や振動が、どうしても苦手
口の中に器具や指が入ると、えずいてしまう(嘔吐反射)
麻酔の注射が怖くて、治療に踏み切れない
過去の治療がつらく、歯科医院に行くことを考えるだけで動悸がする
痛みが出ているのに、何年も歯科医院に行けていない
インプラント手術や親知らずの抜歯など、時間のかかる処置が不安
治療中に気分が悪くなったことがある
血圧が上がりやすく、治療中の体への負担が心配
ひとつでも当てはまる方は、鎮静を使った治療をご検討いただく価値があります。
「歯科治療が怖い」というご相談は、恥ずかしいことではありません。予約時やカウンセリングで遠慮なくお伝えください。
カウンセリングでは、写真や資料をお見せしながらご説明します。
「鎮静」とは、眠っているような状態をつくる方法です
鎮静とは、お薬の力で緊張や不安をやわらげ、うとうととした状態をつくる方法です。
手術で使われる全身麻酔とは異なり、意識を完全に失わせるものではありません。ご自身で呼吸ができ、呼びかけにも応じられます。入院の必要もなく、その日のうちにお帰りいただけます。
局所麻酔(歯ぐきに打つ麻酔)は、痛みを抑えることはできますが、不安や恐怖、音や振動への嫌悪感までは取り除けません。
鎮静は、その「痛み以外のつらさ」に対してはたらきかける方法です。実際の治療では、鎮静と局所麻酔を併用します。
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鎮静中は体を覆って保護し、そばで見守ります。当院には2つの方法があります
どちらが向いているかは、治療の内容と、不安の強さによって変わります。
笑気吸入鎮静法 ― 鼻から吸うだけ。お子さまにも使えます
鼻にマスクをあて、笑気ガスを吸っていただく方法です。ふんわりとした気分になり、緊張がやわらぎます。会話はできますので、治療中もこちらからお声がけできます。
吸入をやめると数分で効果が切れるため、治療のあとはそのまま普段どおりの生活に戻れます。お子さまの治療や、比較的軽い不安に向いた方法です。
静脈内鎮静法 ― うとうとしている間に、治療が終わっています
腕の静脈から点滴でお薬を入れ、より深くリラックスした状態をつくる方法です。うたた寝に近い状態になり、治療中のことをほとんど覚えていない方が多くいらっしゃいます。
歯科治療への恐怖心が強い方、嘔吐反射が強い方、インプラント手術など時間のかかる処置を受けられる方に適しています。この方法を行う日は、歯科麻酔を専門とする医師が来院し、全身の状態を管理します。
どちらを選べばよいですか
| 笑気吸入鎮静法 | 静脈内鎮静法 | |
|---|---|---|
| お薬の入れ方 | 鼻にマスクをあてて吸う |
腕の静脈から点滴 |
| 意識 | ふんわりする。会話ができる |
うとうとする。呼びかけには応じられる |
| 治療中の記憶 | 残ります |
ほとんど残らない方が多い |
| 向いている方 | お子さま、軽い不安のある方 |
恐怖心が強い方、嘔吐反射が強い方、長時間の処置を受ける方 |
| 治療のあと | 数分で効果が切れ、そのままお帰りいただけます |
お休みいただき、目覚めを確認してからお帰りいただきます。当日の運転はできません |
| 費用 | 処置内容により異なります。ご相談ください |
88,000円(税込)/自由診療 |
迷われる場合は、無理に決めていただく必要はありません。お口の状態と治療内容を確認したうえで、ご一緒に決めてまいります。
迷われたときは、お口の状態を見ながらご一緒に決めてまいります。鎮静を使って受けられる治療
鎮静は、大きな手術のためだけのものではありません。ふだんのむし歯治療やクリーニングにも使えます。
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「まとめて治したい」「何度も通えない」という方には、鎮静と短期集中治療を組み合わせるご提案もしています。1回の治療時間を長く取り、通院回数を減らす方法です。
安全を守るしくみ
静脈内鎮静法を行う日は、治療をする歯科医師と、全身の状態だけを診る歯科麻酔の専門医が、それぞれの役割を分けて対応します。
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鎮静中は生体情報モニターで血圧・心拍数・酸素飽和度を治療のあいだ続けて確認し、処置のあとは目覚めの状態を確かめたうえで、お帰りいただけるかどうかを判断いたします。
また、当院のオペスペースには、全身麻酔にも対応できる麻酔装置を備えています。
処置中は複数人で手分けし、治療と全身の管理を同時に進めます。
処置の前に、担当どうしでその日の段取りと注意点を確認します。
必要に応じて、歯科医師と歯科衛生士が並んで対応します。
よくあるご質問
「怖い」を理由に、治療をあきらめないでください
歯科治療への恐怖から通院が途切れると、その間にむし歯や歯周病は静かに進みます。次に決心がついたときには、治療の範囲も、かかる時間も費用も大きくなってしまいます。
鎮静は、そこから抜け出すための手段です。
「何年も行けていない」「途中で投げ出してしまった」という方こそ、一度ご相談ください。責めるようなことは申し上げません。今できることから、ご一緒に組み立ててまいります。
まずは、ご相談だけでもかまいません。お待ちしています。※お電話:03-5739-1625(JR大崎駅 徒歩4分)
監修医・医院情報
監修医:小林 伸(医療法人KDS 理事長/日本臨床歯周病学会 認定医/ITIインプラントスペシャリスト/日本顎咬合学会 認定医)
専門:フルアーチインプラント、審美修復、歯周形成外科
所属:日本臨床歯周病学会、日本顎咬合学会、ITIインプラントメンバー ほか
日本歯科麻酔学会 診療ガイドライン:https://jdsa.jp/publication/guideline/guideline_list.html
Mindsガイドラインライブラリ 歯科診療における静脈内鎮静法ガイドライン 改訂第2版:https://minds.jcqhc.or.jp/summary/c00384/
※本ページは一般的な情報提供を目的としたものです。鎮静の効き方や治療の結果には個人差があり、すべての方に同じ結果をお約束するものではありません。静脈内鎮静法は自由診療(保険外)です。全身の状態やお薬によっては適さない場合があります。気になる症状や治療については、歯科医院での診察をおすすめします。

