シューグレン症候群って?

   

みなさま、こんにちは。

品川区 大崎・五反田の歯科治療なら大崎オーバルコート歯科・矯正歯科室 歯科衛生士の嵐です。

暑さが続いておりますが、体調には十分にご留意し、お元気にお過ごしください。

さて、今回はシューグレン症候についてお話しします。

シューグレン症候群(Sjögren's syndrome)とは、自己免疫疾患で、免疫系が唾液腺や涙腺を攻撃し、乾燥症状を引き起こします。この病気には原発性と続発性の2種類があり、原発性は他の自己免疫疾患がない場合、続発性は関節リウマチや全身性エリテマトーデスなどの他の自己免疫疾患に伴って発症します。

シューグレン症候群の主要な症状には、以下のようなものがあります。

1.ドライマウス(口腔乾燥症)

唾液腺が機能しなくなることで、口腔内が乾燥し、飲み込みにくくなる、口内炎や虫歯が増えるといった問題が生じます。

2.ドライアイ(乾燥性眼炎)

涙腺が炎症を起こし、目の乾燥感や異物感、視力低下などが現れます。眼科的な評価と対処が必要です。

その他の症状としては、関節痛や筋肉痛、疲労感、リンパ節の腫れなどがあり、重症化すると腎臓や肝臓、肺などの内臓に影響を及ぼすこともあります。また、口腔内の乾燥により、食物の味覚が変わることもあります。

治療は主に対症療法で、人工涙液や唾液の補充、口腔ケアが行われます。免疫抑制薬や抗炎症薬も使われることがあります。

シューグレン症候群は慢性の病気であり、完全に治すことは難しいですが、適切な治療と生活習慣の改善により、症状の管理と生活の質の向上が可能です。定期的な医療機関でのフォローが重要です。

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