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みなさま、こんにちは。品川区　大崎・五反田の歯科治療ならオーバルコート歯科室、歯科医師の近藤です。

今日は、子供の乳歯から永久歯への生え変わりの時期の歯並びの話です。

前歯が永久歯に生え変わるのは7～8歳の頃です。
出てきたての一番前の歯は、最初は「ハ」の字型に離開し隙間があることが多いです。
この状態を心配された親御さんに大丈夫であるかと聞かれることがよくあります。
結論から申し上げますと、殆どの場合で問題ありません。
なぜなら、その後に二番目の前歯や犬歯が生えてくると、一番前の歯も前側に押されて離開していた空間が閉じるからです。

この、ハの字型に前歯が離れている時期を、”みにくいアヒルの子の時代”と呼びます。
一時的にすきっ歯になりますが、奥側の永久歯が出てくるまでは見守ってあげてください。

一般的には、子供の歯並びは顎骨の成長に合わせて自然に並んでくれることが多いですが、現代人では生活様式変化していることも関係し
先天的に足りない歯や余分な歯がある、永久歯の萌出にトラブルがある、口呼吸癖や舌を噛んだりする癖がある、
などの場合にはキレイに永久歯が並んでくれないことがあります。
これらの歯並びを悪くする要素を子供の頃から介入して排除し、予防的に歯並びを改善していく子供のマウスピース治療なども用意しております。

お子様の歯並び、些細なことでも気がかりなことがございましたら、何でも相談していただければと思います。

参考文献：髙木祐三ほか（2011）『小児歯科学(第4版)』　医歯薬出版　

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