大崎でインビザライン(マウスピース矯正)|費用・期間・抜歯やリスクまで品川区の歯医者が解説

   

Q. インビザライン(マウスピース矯正)を始めたいのですが、費用やリスクが不安です。どう考えればいいですか?
A. インビザラインは透明なマウスピースを交換しながら歯を動かす自由診療です。
当院(品川区大崎)の費用は精密検査33,000円、部分矯正330,000〜550,000円、全体矯正770,000〜880,000円(いずれも税込)が目安で、治療期間は2か月〜1年半程度、症例によっては3年程度かかることもあります。
効果を得るには1日22時間以上の装着が必要で、痛みや後戻りなどのリスクもあります。
骨格性の不正咬合など適応外のケースもあるため、まずは診査・診断で「ご自身に向いているか」を確認することが大切です。
気になる症状があれば、早めに歯科でご相談ください。

みなさん、こんにちは。大崎オーバルコート歯科・矯正歯科室 理事長・院長の小林です。

当院は東京都品川区大崎、JR大崎駅から徒歩4分の場所にあります。
「歯並びは気になるけれど、目立つワイヤー矯正には抵抗がある」「仕事や学校に支障を出さずに矯正したい」——こうしたご相談を、日々たくさんいただきます。

その選択肢のひとつが、透明なマウスピース型の矯正装置「インビザライン」です。
ただ、インターネットで調べると費用や「後悔した」といった言葉ばかりが目につき、かえって不安になる方も少なくありません。
この記事では、インビザラインの仕組みや適応、抜歯の考え方、当院の費用・期間、そして必ず知っておいていただきたいリスクまで、歯科医師の立場から正直にお伝えします。

 

インビザライン(マウスピース矯正)とは

インビザラインとは、透明なマウスピース型の矯正装置を一定期間ごとに交換しながら、少しずつ歯を動かしていく矯正治療です。
従来のワイヤー矯正のように歯の表面へ金属の装置を付ける必要がなく、薄く透明な素材を使うため、装着していても周囲に気づかれにくいことが大きな特徴とされています。

食事や歯みがきのときにはご自身で取り外せるため、これまで通りの食生活を送りやすく、歯ブラシやデンタルフロスも普段どおり使えます。
お口の清掃性を保ちながら矯正を進めやすい点も、選ばれている理由のひとつです。

なお、こうした歯並びの乱れ(不正咬合)には、歯が重なり合う叢生、いわゆる出っ歯の上顎前突、すきっ歯の空隙歯列など、さまざまな種類があります。
どのタイプにどの治療が向くかは一人ひとり異なるため、自己判断ではなく診査・診断で見極めることが前提になります。

 

インビザラインの仕組みと、動かせる歯並び

インビザラインでは、まず口腔内のデータをデジタルで採得し、コンピューター上で歯の動きと治療後の歯並びをシミュレーションします。
そのデータをもとに複数枚のマウスピースを作製し、通常1〜2週間ごとに新しいものへ交換しながら、計画に沿って歯を動かしていきます。

適応として、出っ歯(上顎前突)や軽度〜中等度の叢生(ガタガタした歯並び)、すきっ歯、前歯のねじれなど、多くの症例で治療が可能とされています。
一方で、歯を大きく動かす必要がある場合や、あごの骨格そのものに原因がある重度の不正咬合では、マウスピース型矯正単独では対応できないことがあります。
日本臨床矯正歯科医会も、すべての症状に対して単一の装置を用いることはなく、十分な精査・診断により治療のゴールを見すえて使用する装置を選ぶべきだとしています。
だからこそ「自分の歯並びでもできるのか」は、精密検査を受けて確かめることが大切です。

なお、当院ではインビザラインのほかにクリアコレクトというマウスピース型矯正にも対応しており、それぞれの装置の特徴や費用の違いは、インビザラインのページクリアコレクトのページでも詳しくご説明しています。
マウスピース矯正全般の比較については、アライナー矯正のページもあわせてご覧ください。

 

抜歯は必要?IPRや非抜歯で進められるケース

「矯正をするなら健康な歯を抜くのでは」というご質問は、相談でとても多くいただきます。
インビザライン治療で必ず抜歯が必要になるわけではありません。
歯を並べるスペースが十分にある場合や、前歯の軽度なガタつき・すきっ歯などでは、抜かずに治療できるケースもあります。

スペースが足りないときには、歯と歯の間をわずかに削って調整する方法(IPR)や、奥歯を後方へ動かしてスペースを確保する方法で、非抜歯を目指せる場合もあります。
一方で、重度の叢生や口元の突出をしっかり改善したい出っ歯では、きれいに並べるスペースを確保する目的で抜歯をご提案することがあります。
無理に非抜歯にこだわると、歯列が前へ広がって口元が突出したり、噛み合わせが不安定になったりする可能性もあるためです。
大切なのは「抜歯か非抜歯か」ではなく、お顔全体のバランスや噛み合わせまで含めて、機能と見た目の両面で良好な結果を目指せる計画を立てることだと考えています。

 

費用・期間・リスクについて(マウスピース型矯正:インビザライン)

自由診療にあたる治療ですので、限定解除の観点から、費用・期間・主なリスクを明示します。
治療を始める前に費用の全体像を知っておきたいという方の、判断材料になればと思います。

自由診療について

マウスピース型矯正(インビザライン)は、公的医療保険が適用されない自由診療(自費診療)です。

費用(税込)

  • 適合シミュレーション:無料
  • 精密検査:33,000円
  • 部分矯正(前歯のみ):330,000円〜550,000円
  • 全体矯正(奥歯を含む):770,000円〜880,000円

クリアコレクトを選択する場合は、精密検査11,000円/部分矯正319,000円〜539,000円/全体矯正759,000円〜869,000円となります。

噛み合わせの改善など治療を目的とする場合、一定の条件を満たせば医療費控除の対象となる可能性があります。
デンタルローンによる分割をご利用いただけることもありますので、費用面が気になる方も一度ご相談ください。
最新の料金は当院の料金ページでもご確認いただけます。

 

治療期間・通院回数

治療期間の目安は2か月〜1年半程度、症例により3年程度かかる場合があります。
通院は1〜2か月に1回程度です(個人差があります)。
効果を得るには1日22時間以上の装着が必要で、食事と歯みがき以外はできるだけ装着していただくことが、計画どおりに歯を動かすうえで重要になります。

主なリスク・副作用

  • 装着初期や交換時に、歯やあごに痛み・違和感が出ることがあります
  • 矯正治療では、程度の差はあれ歯の根(歯根)や歯周組織にダメージが生じます
  • 治療後は歯が元の位置へ戻ろうとする「後戻り」が起こるため、保定装置(リテーナー)の使用が必要です
  • 骨格性の不正咬合には、マウスピース型矯正単独では対応できません
  • 装着時間などの自己管理が不十分だと、予定どおりに歯が動かず、治療期間の延長や追加の装置(ワイヤー等)が必要になることがあります

使用する装置について

マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、薬機法上の医療機器に該当しないカスタムメイド製品です。
本装置は国内で薬事承認を受けていない海外製の医療機器であり、当院では医師の責任のもとで個人輸入により入手しています。
同等の有効性・安全性が確認された国内承認の標準的治療として、ワイヤー矯正があります。
本装置は国内で承認された医療機器ではないため、医薬品副作用被害救済制度の対象外です。
諸外国での使用実績や安全性に関する情報については、診療時にご説明します。

 

「後悔」を防ぐために大切なこと

ネット上の「失敗」「後悔」という言葉の多くは、装置そのものの問題というより、適応の見極めや治療中の自己管理に原因があるケースが少なくありません。
たとえば、マウスピースの装着時間が不足した、自己判断で通院を中断した、計画に合わない症例だった、保定をせず後戻りした、といった場合です。

後悔を防ぐポイントは大きく三つです。
第一に、1日22時間以上の装着時間を守ること。取り外せる利点の裏返しで、装着時間が足りないと予定どおりに歯は動きません。
第二に、自己判断で通院を中断しないこと。計画どおり進めるには定期的なチェックが欠かせません。
第三に、治療後の保定をしっかり行うことです。
歯は動かした直後ほど元の位置へ戻ろうとする性質があり、保定をおろそかにすると後戻りしやすくなります。
一般に、矯正後はまずリテーナーを長時間使用し、状態が安定するにつれて装着時間を段階的に減らしていきますが、どの程度の期間が必要かは歯並びや年齢によって異なります。
当院では治療後も経過を確認し、整えた歯並びを長く保てるようサポートしています。

なお、大人になってから矯正を始める場合は、年齢に応じた歯周組織の変化や歯周病の有無も踏まえて計画を立てる必要があります。
当院の矯正治療メニュー全体については矯正歯科のページに、大人の矯正の進め方については大人の矯正のページにまとめていますので、あわせてご覧ください。

 

よくある質問

Q. 何歳からインビザラインはできますか?
A. 年齢に明確な上限はありません。
お口の状態や歯周組織が健康であれば、大人になってからでも矯正治療を始めることは可能です。
まずは検査でお口の状態を確認します。
Q. 食事のときはマウスピースを外せますか?
A. はい。
食事や歯みがきの際には取り外していただきます。
食事制限が少なく、これまで通りのお食事を楽しみやすいことが特徴です。
ただし外している時間が長すぎると治療が計画どおり進みませんので、装着時間の管理が大切です。
Q. インビザラインは痛いですか?
A. 新しいマウスピースへ交換した直後は、歯が押されるような違和感を覚えることがありますが、多くの場合は数日でやわらいでいきます。
痛みの感じ方には個人差があります。
Q. ワイヤー矯正とどちらが向いていますか?
A. 歯並びや噛み合わせの状態によって適した方法は異なります。
骨格的な要因が大きい場合などは、ワイヤー矯正のほうが向くこともあります。
当院では精密検査のうえ、それぞれの利点と注意点をご説明し、ご納得いただいてから治療法を決めます。
Q. 相談だけでも受診できますか?
A. はい。
「まずは話だけ聞いてみたい」という段階でも構いません。
初診では診査・診断とあわせて30分程度のカウンセリングのお時間をとっています。
歯並びや費用が気になり始めたタイミングで一度ご相談いただくと、選択肢を整理しやすくなります。

 

まとめ|大崎で矯正をご検討中の方へ

インビザライン(マウスピース矯正)は、目立ちにくく取り外しもできる矯正の選択肢です。
一方で、自由診療であること、費用・期間、そして痛みや後戻りといったリスクがあること、骨格性の不正咬合には単独で対応できないことを、あらかじめ理解しておくことが大切です。
だからこそ、適切な診査・診断と、ご自身の自己管理が結果を大きく左右します。

マウスピース矯正をご検討中の方は、大崎の当院までお気軽にご相談ください。
当院では適合シミュレーションを無料で行っており、ご自身の歯並びに向いているかどうかを確認するところから始められます。
ご予約は初診ネット予約より承っています。

 


この記事を書いた人

小林 伸(こばやし しん)/大崎オーバルコート歯科・矯正歯科室 理事長・院長(歯科医師)

2016年に医療法人社団KDSを設立し、理事長に就任。
大崎・品川エリアで地域の歯科医療に携わっています。

所属・認定・資格等:ITI公認インプラントスペシャリスト、日本臨床歯周病学会 歯周病認定医、日本顎咬合学会 咬み合わせ認定医、インビザライン・ドクター

  • 診療を行う医院:大崎オーバルコート歯科・矯正歯科室(〒141-0022 東京都品川区東五反田2-16-1 ザ・パークタワー1F/JR大崎駅から徒歩4分)
  • 診療時間:平日9:30〜14:00/14:30〜17:30、土曜9:30〜13:30/14:00〜16:30(日曜・祝日休診)
  • お問い合わせ:03-5739-1625

本記事は、歯科医師である小林が執筆・監修しています。

参考文献

※本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。気になる症状や治療については、歯科医院での診察をおすすめします。

 



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転載・引用をご希望の場合は、必ず当院までご相談ください。
大崎オーバルコート歯科・矯正歯科室 理事長 小林 伸


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