アイコスは体に悪い?たばことどっちが歯ぐきに影響するのか
加熱式たばこのパッケージには、その煙(蒸気)に発がん性物質や依存性のあるニコチンが含まれ、健康への悪影響が否定できないと表示されています。
国内の成人約1万人を対象とした調査でも、加熱式たばこだけを使っている方は、たばこを吸ったことがない方に比べて歯周病がある割合が高かったと報告されています。
一方で、紙巻きと加熱式のどちらが歯ぐきに影響するかを比べられる段階にもありません。
吸い続けながらできる手当てはありますので、まずは歯ぐきの状態を一度確認してみてください。
みなさん、こんにちは。大崎オーバルコート歯科・矯正歯科室で歯科医師をしている秋野です。
「アイコスに変えたので、歯ぐきのほうは大丈夫だと思います」——診療室でお話を伺っていると、こうしたお言葉をいただくことがあります。
煙が見えず、においも残りにくいことから、口の中への影響も軽くなったように感じられるのだと思います。
加熱式たばこは、喫煙されている方の20%以上が使っており、20〜30代では男性の約40%、女性の約50%にのぼるとされています(国立がん研究センター)。
特別な少数派の話ではなく、大崎で診療していても、加熱式に切り替えた方のお口を拝見する機会は年々増えています。
この記事では、アイコスに変えると口の中で何が起きるのかを、公的機関と学会の資料で示せる範囲だけに絞って整理します。
やめる・やめないというお話はしません。吸い続けている方が今日からできる歯ぐきの守り方と、受診の目安までをお伝えします。
歯周病そのものを先に知りたい方は、こちらの記事(大崎で歯周病が気になる方へ|初期症状・原因・治療と全身の健康を歯科医師監修で解説)もあわせてご覧ください。
アイコス(IQOS)とは? 紙巻きたばこ・電子たばことの違い
加熱式たばことも、たばこの葉を燃やさずに電気で加熱し、出てきたエアロゾル(=細かい粒が空気中に漂ったもの)を吸う製品です。
よく「水蒸気」と説明されることがありますが、水蒸気とは別のものです。アイコス(IQOS)は、その代表的な製品のひとつです。
紙巻きたばこ・加熱式たばこ・電子たばこ(VAPE)の違いを、順に整理してみます。
紙巻きたばこは、たばこの葉を燃やした煙を吸うもので、ニコチンを含み、灰が出ます。
加熱式たばこは、同じくたばこの葉を使いますが、燃やさずに加熱したエアロゾルを吸うため、灰は出ません。ニコチンは含まれます。
電子たばこ(VAPE)は、たばこの葉を使わず、液体を加熱したエアロゾルを吸うもので、日本で一般に売られている製品はニコチンを含みません。
ここで押さえていただきたいのは、加熱式たばこは「たばこの葉を使う」という点で、電子たばこよりも紙巻きたばこに近い製品だということです。
灰が出ないことと、葉を使っていないことは、まったく別の話になります。
では、ニコチンを含まない電子たばこであれば、口の中への影響はないと言えるのでしょうか。
残念ながら、ニコチンが入っていないことと、口の中への影響が確かめられていることは、別の話です。
電子たばこは、加熱式たばこより先に世界で広まりました。
口腔9学会合同脱タバコ社会実現委員会の注意喚起は、その点について「タバコの葉を使用しない電子タバコは、加熱式タバコに先行して流行し、口腔をはじめとする健康被害の情報が蓄積されてきました」と書いています。
日本歯周病学会の「見解2」も、欧米では若い世代を中心に早くから広まったため、公的資金による研究で電子たばこの口の中への健康影響が明らかになってきた、と述べています。
その根拠として、Holliday R ほか「Electronic Cigarettes and Oral Health」(J Dent Res, 100(9):906-913, 2021)が挙げられています。
まとめると、電子たばこは「ニコチンが入っていないから口の中は安心」と言える段階ではありません。
そして加熱式たばこは、そのさらに手前で、たばこの葉そのものを使っている製品です。
「アイコスは体に悪い」のか — わかっていることと、わかっていないこと
ここは大事なところですので、わかっていることと、わかっていないことを、はっきり分けてお話しします。
まず、わかっていることが3つあります。
ひとつ目は、煙(蒸気)に発がん性物質とニコチンが含まれていることです。
加熱式たばこのパッケージには「加熱式たばこの煙(蒸気)は、発がん性物質や、依存性のあるニコチンが含まれるなど、あなたの健康への悪影響が否定できません。」と表示されています。これは製品自体の表示ですので、議論の余地がありません。
ふたつ目は、ニコチンの量です。
口腔9学会合同脱タバコ社会実現委員会の注意喚起は「加熱式タバコには、紙巻きタバコとほぼ同量のニコチンが含まれています。」と書いています。
日本歯周病学会の「見解2」も「加熱式タバコには、紙巻きタバコ同様に、依存性物質としてのニコチンが含まれており、臨床的に安全性を示す根拠がないことから、全身への健康障害が懸念されます」としています。
紙巻きから加熱式に完全に切り替えても、ニコチンへの依存は続くことになります。
みっつ目は、まわりの方への影響です。
こちらも同じくパッケージに「加熱式たばこの煙(蒸気)は、周りの人の健康への悪影響が否定できません。」と表示されています。
一方で、わかっていないこともあります。
販売されてからの期間が短く、研究が十分に積み上がっていないためです。
国立がん研究センターは、加熱式たばこは販売されてから間がなく研究が十分に行われていないため、現段階で健康への長期的な影響を予測することは難しい、と説明しています。
口腔9学会の注意喚起は、さらに踏み込んで次のように書いています。
「有害化学物質の曝露に安全域というものはなく、現時点ではタバコ関連疾患のリスクが減る、すなわちハームリダクションに有効であるという科学的根拠はありません。」
つまり「紙巻きより安全だ」も「紙巻きと同じくらい危険だ」も、どちらも今の時点では言い切れない、というのが正確な状況です。
そのうえで、歯科としてお答えできる範囲を、先に線引きしておきます。
歯ぐき・歯周病への影響と、歯の着色・口臭については、この記事でお答えできます。歯科の守備範囲です。
一方、肺・心臓・がんなど全身への影響については、歯科の専門ではありませんのでお答えできません。内科や呼吸器内科にご相談ください。
やめたいときのご相談も、歯科ではなく、禁煙外来のある医科の医療機関が窓口になります。
歯科の守備範囲での結論は、次の章でご紹介する国内調査の数字です。
全身の健康影響については、断定も否定もいたしません。気になる症状があれば、医科にご相談ください。
アイコスとたばこ、どっちが歯ぐきに影響する?
この問いに近い数字を出しているのが、国内の成人10,439人を対象にした調査(JASTIS研究、2021年)です。
年齢や飲酒など12項目の影響を調整したうえで、たばこを吸ったことがない方を1としたときの、歯周病がある割合の比を出しています。
基準となる「吸ったことがない」方は5,796人で、この方たちを1とします。
過去に吸っていた方の有病率比は1.56(95%信頼区間 1.35〜1.80)でした。
紙巻きたばこのみを使っている1,304人は1.29(1.03〜1.62)、加熱式たばこのみを使っている437人は1.43(1.08〜1.88)、そして両方を併用している1,049人は1.55(1.20〜1.99)と報告されています。
有病率比とは「吸わない人の何倍の割合で歯周病があったか」を示す数字です。95%信頼区間は「本当の値がこのあたりに入りそう」という幅を表しています。
この数字の読み方には、注意していただきたい点が4つあります。
まず、これはある一時点で調べた調査であり、歯周病はご本人の申告によるものです。「たばこが歯周病を起こした」という因果関係を示したものではありません。
次に、それぞれの数字の範囲(信頼区間)が互いに重なっています。そのため「加熱式のほうが紙巻きより歯ぐきに悪い」と読むことはできません。
そして、過去に吸っていた方の数字も下がりきっていません。
ただしこれは一時点の断面調査であり、禁煙の効果を否定するものではありません。やめた時期も期間もばらばらな方が、同じ群に入っています。
最後に、この調査からはっきり言えることは2つだけです。
加熱式に変えても、吸ったことがない方と同じ数字にはなっていないこと。そして、いま吸っている方のなかでは併用がいちばん高かったことです。
「アイコスとたばこ、どっちが体に悪いのか」というご質問に対して、今のところ一番正直な答えは、「歯ぐきについては、どちらか一方が明らかに軽い、とは言えない」になります。
アイコスのメリットと、口の中で起きていること
「アイコスの効果」という言葉で調べていらっしゃる方もいます。
現時点でわかっていることを、2つに分けてお話しします。
ひとつは、ニコチンによる作用です。
口腔9学会の注意喚起は「紙巻きタバコから加熱式タバコに完全に切り替えたとしても、タバコへの依存が持続するため、禁煙することが困難になります」と書いています。
つまり薬理的な作用として期待できる(あるいは続いてしまう)のは、依存が保たれることであって、体に良い方向の働きではありません。
もうひとつは、口の中への「良い効果」があるかどうかです。
日本歯周病学会は、加熱式たばこは紙巻きに比べて歯の着色や歯肉細胞への損傷等が少ないという主張について「これらは、タバコ会社等による独自のデータで、臨床的に安全性を示す根拠は得られていません」と述べています。
見解2でも「臨床的に安全性を示す根拠がないことから、全身への健康障害が懸念されます」としています。
まとめると、口の中に対して加熱式たばこに期待できる「効果」を示した公的・学術的な裏づけは、現時点では確認できません。
もちろん、使っている方が挙げるメリットもあります。
灰が出ない、においが服や部屋に残りにくい、火を使わない。これらは事実ですし、まわりへの配慮としての意味を否定するつもりはありません。
ただ、これは体への効果ではなく、扱いやすさの話です。「まわりに煙が見えないこと」と「自分の歯ぐきに負担がかからないこと」は、別の話になります。
では、吸うと歯ぐきでは何が起きているのでしょうか。
ニコチンには血管を縮める働きがあります。厚生労働省 e-ヘルスネットは「吸収されたたばこの有害物質は、血管を収縮し、歯ぐきの血流量を減少させます。」と説明しています。
これが、3つのことにつながっていきます。
ひとつ目は、歯ぐきからのサインが出にくくなることです。
同じ資料に「喫煙者では血管収縮による血行不良により炎症が抑えられるため、歯ぐきの出血や腫れが現れにくいことが特徴です。」とあります。
これは診療室でもよく出会う状態です。「歯みがきで血が出たことがない」とおっしゃる方の歯ぐきを測ると、歯と歯ぐきのすき間(歯周ポケット)が思ったより深くなっていることがあります。
出血が少ないのは、治ったからではなく、サインが出にくくなっているためだと説明されています。
ふたつ目は、治療の効き方が変わることです。
同じ資料は「喫煙者は非喫煙者に比べて、歯周病の治療の効果が低いことも問題です」「喫煙者は非喫煙者に比べて処置後の治りが良くないといわれています」と説明しています。
歯みがきと歯石除去という基本の治療についても、同様の記載があります。
みっつ目は、着色や口臭がなくなるわけではないことです。
加熱式は紙巻きより歯の着色が少ない、という主張はありますが、日本歯周病学会は、それらについて「タバコ会社等による独自のデータで、臨床的に安全性を示す根拠は得られていません」と述べています。
実際に、加熱式に変えたあとで着色や口臭のご相談をいただくこともあります。口臭については、こちらの記事(https://oval-dc.net/diary-blog/歯の豆知識/15698)でも詳しくお話ししています。
なお、禁煙後の歯ぐきについて、公的資料が説明していることも引用しておきます。
厚生労働省 e-ヘルスネットは「禁煙すると歯ぐきの状態が回復し、免疫や細胞のはたらきが高まるため、歯周病のリスクが低下し治療効果が上がることが明らかになっています。」と説明しています。
ただし、これは資料上の一般的な説明であり、変化の大きさには個人差があります。当院が同じ結果をお約束するものではありません。
またこの記述は、前の章でご紹介した国内の断面調査(JASTIS研究)とは別の資料によるものです。ひとつの研究から禁煙の効果を読み取っているわけではない、という点だけ補足しておきます。
「シケモク(二度吸い)」は体に悪い?
シケモク(二度吸い)とは、一度使ったたばこスティックを、もう一度加熱して吸うことを指します。
1本を2回分として使えるため、費用を抑える目的で試す方がいらっしゃいます。
加熱式たばこは吸い殻が残りますので、紙巻きの吸い殻を吸い直す従来のシケモクとは形が違いますが、検索でよく使われている言葉ですので、そのまま使います。
この点について、歯科として言えることは3つに整理できます。
まず、メーカーは1本につき1回の使用しか想定していません。
IQOS公式サイトのよくある質問には「IQOS イルマ専用たばこスティックは1回のみ使用可能です。絶対に再使用したり、マッチやライターなどで火をつけたりしないでください。」と記載されています。つまり、二度吸いは製品の想定外の使い方だということになります。
次に、再加熱で何が出るのかを調べた公的なデータが見当たりません。
一度加熱されたスティックを再び加熱したときに、何がどれだけ出るのかを調べた公的機関・学術団体のデータを、今回確認した範囲では見つけられませんでした。「見つからなかった」というのは「安全だった」という意味ではありません。誰も測っていないため、悪いとも大丈夫とも言えない、という状態です。
増そして、わからないことの上に、わからないことを重ねる形になります。
上に書いたとおり、加熱式たばこは製品そのものが「長期的な健康影響については不明」とされている段階です。そこにさらに、メーカーの想定外で、検証もされていない使い方を重ねることになります。
費用を抑えたいという動機そのものは、否定されるものではありません。
ただ、確実性という点では、次にお話しする歯ぐきの手当てのほうが、はっきりしています。
吸い続ける方へ:今日からできる歯ぐきの手当てと、受診の目安
やめてください、とは書きません。吸いながらできることを、5つに絞ってお伝えします。
5つ全部でなくてかまいません。1つでも十分です。
1. 吸ったあとに水を一口飲むこと
有害物質を洗い流すためではなく、口の乾きを戻すためです。乾いた口は、汚れがとどまりやすい状態になります。所要時間は5秒です。
2. 1日1回、歯と歯の間を通すこと
歯ブラシだけでは、歯と歯の間の汚れは残りやすいものです。歯間ブラシかフロスを、夜だけでもかまいません。歯ぐきに影響が出やすいのは、まさにこの部分です。
3. 歯ブラシを「歯と歯ぐきの境目」に当てること
力の強さではなく、当てる場所です。毛先を境目に軽く当てて、小さく動かします。強く磨きすぎると、歯ぐきが下がる方向に働きます。
4. 出血がなくても、歯ぐきの深さを測ってもらうこと
上に書いたとおり、喫煙されている方は出血というサインが出にくくなります。自覚だけで判断すると見誤りますので、数字で見るのが確実です。
次にいつ測るかは、そのときの歯ぐきの状態を見て決めます。深いところが残っていれば間隔を短めに、落ち着いていれば間隔をあけてご提案します。
5. 食事で野菜と果物を意識すること
喫煙されている方には、野菜や果物を意識して摂ることをおすすめしています。ブロッコリー、パプリカ、いも類、かんきつ類などが取り入れやすい食品です。
当院には管理栄養士が常勤しており、歯ぐきの状態と食事のお話を、同じ場でできます。なお、食事で喫煙の影響が打ち消せる、という意味ではありません。
日々の予防については、予防歯科・定期メンテナンスのページ(https://oval-dc.net/preventive-dentistry)もご覧ください。
受診の目安についても、お伝えしておきます。
歯みがきのときの出血が2週間以上つづいている
朝起きたときの口のねばつきが毎朝ある
歯ぐきが下がって歯が長く見えるようになった
硬いものを噛むと特定の歯が浮くような感じがする
前回の歯科受診から1年以上あいている
このどれかに当てはまるなら、一度みてもらうタイミングです。
そしてもうひとつ。出血も痛みもないけれど、たばこを吸っていて歯ぐきの深さを一度も測ったことがない、という方。実はこれが、いちばん多いパターンです。
歯ぐきの検査(歯周ポケットの測定・レントゲン撮影)と歯石の除去は、歯周病の検査・治療として健康保険の対象になります。詳しくは歯周病の検査・治療のページ(https://oval-dc.net/periodontal-disease)をご覧ください。
最後に、いつか禁煙を考えるときのために、2つだけ置いておきます。
加熱式たばこを使っている方も、要件を満たせば健康保険で禁煙治療を受けられるとされています。窓口は歯科ではなく、禁煙外来のある医科の医療機関です。
そして、禁煙後の歯ぐきの変化については、先ほど引用したとおり公的な資料に記載があります。歯科としてできるのは、その前と後の歯ぐきの数字をお見せすることです。
よくある質問
加熱式は紙巻きより着色が少ないという主張はありますが、日本歯周病学会はそれをたばこ会社等の独自データで臨床的な裏づけがないと指摘しています。
実際に、加熱式に変えたあとで着色のご相談をいただくこともあります。着色が気になる場合は、まず歯石と着色を落としたうえで、そこからの経過を見るのが確実です。
一方、肺や心臓など全身への長期的な影響については、販売から間がなく研究が十分でないため予測が難しい、というのが国立がん研究センターの説明です。
全身のことは、内科・呼吸器内科にご相談ください。
日本で一般に売られている電子たばこの多くはニコチンを含みませんが、口腔9学会の注意喚起は、電子たばこは加熱式に先行して広まり、口腔をはじめとする健康被害の情報が蓄積されてきたと書いています。
日本歯周病学会も、電子たばこの口の中への健康影響が公的資金による研究で明らかになってきたとしています。ニコチンの有無と、口の中への影響が確かめられていることは、別の話です。
メーカーは1本につき1回の使用しか想定しておらず、再加熱したときに何が出るのかを調べた公的なデータは確認できませんでした。
加熱式たばこ自体が長期的な影響のわかっていない製品ですので、そこに検証されていない使い方を重ねる形になります、とだけお伝えしています。
喫煙されている方は歯ぐきの出血というサインが出にくいとされているため、出血の量だけで判断すると見誤ります。
あらかじめ伺えていれば、歯周ポケットの深さやレントゲンの所見を重めに見ます。
ただし公的な資料では、喫煙されている方は処置後の治りが良くないといわれているとされているため、通っていただく間隔を短めにご提案することがあります。
まとめ・ご相談のご案内
アイコスなどの加熱式たばこにも、ニコチンと発がん性物質が含まれます。
書籍「紙巻きたばこより健康影響が少ないかどうかは明らかではない」というのが、専門家団体による現時点の整理です。
歯ぐきに限って言えば、加熱式たばこだけを使っている方でも、たばこを吸わない方に比べて歯周病がある割合が高かった、という国内約1万人の調査があります。
一方で、加熱式と紙巻きのどちらが軽いかを比べられる段階ではありません。わかっていないことは、わかっていないままお伝えするのが誠実だと考えています。
そのうえで、確実なことがひとつあります。
喫煙されている方は、歯ぐきの出血というサインが出にくくなるとされているため、自覚だけで判断すると見誤りやすい、ということです。
だからこそ、歯ぐきの深さを数字で確認しておくことに意味があります。
大崎・五反田で歯科をお探しの方へ。
問診で「吸っています」とだけ伝えていただければ、それに合わせた見方をします。責めることはいたしません。
歯ぐきの状態を、数字で一緒に確認するところから始めましょう。
まずは予防歯科・定期メンテナンス(https://oval-dc.net/preventive-dentistry)から、すでに歯ぐきの出血や腫れが気になっている方は歯周病の検査・治療(https://oval-dc.net/periodontal-disease)をご覧ください。
ご予約・お問い合わせは、下記からどうぞ。
初診ネット予約:https://oval-dc.net/reservation
お電話:03-5739-1625
アクセス:JR大崎駅 徒歩4分/東京都品川区東五反田2-16-1 ザ・パークタワー1F
この記事を書いた人
秋野 友希(あきの ゆうき)/大崎オーバルコート歯科・矯正歯科室 歯科医師
患者さん一人ひとりのお口の状態に合わせた、丁寧でわかりやすい説明を心がけています。
本記事は歯科医師である秋野が執筆し、理事長・小林の監修を受けています。
監修者
小林 伸(こばやし しん)/大崎オーバルコート歯科・矯正歯科室 理事長・院長(歯科医師)
2016年に医療法人社団KDSを設立し、理事長に就任。
所属・認定・資格等:ITI公認インプラントスペシャリスト、日本臨床歯周病学会 歯周病認定医、日本顎咬合学会 咬み合わせ認定医、インビザライン・ドクター
本記事は、理事長・院長の小林が監修しています。
参考文献
・国立がん研究センター がん情報サービス「加熱式たばこ」(https://ganjoho.jp/public/pre_scr/cause_prevention/smoking/tobacco04.html)
・口腔9学会合同脱タバコ社会実現委員会「新型タバコ、特に加熱式タバコに関する注意喚起」2022年1月7日(日本顎顔面インプラント学会・日本口腔インプラント学会・日本口腔衛生学会・日本口腔外科学会・日本口腔腫瘍学会・日本口腔内科学会・日本歯周病学会・日本有病者歯科医療学会・日本臨床歯周病学会/日本口腔内科学会サイトに掲載)(https://jsom.sakura.ne.jp/?page_id=2376)
・特定非営利活動法人 日本歯周病学会「新型タバコ(加熱式タバコ)に関する見解」2021年11月9日(合本PDFの3〜4ページ目)(https://www.perio.jp/file/news/info_211109.pdf)
・特定非営利活動法人 日本歯周病学会「新型タバコ(加熱式タバコ)に関する見解2」2022年9月12日(同じ合本PDFの1〜2ページ目)(https://www.perio.jp/file/news/info_211109.pdf)
・Yoshioka T, Tabuchi T.「Combustible cigarettes, heated tobacco products, combined product use, and periodontal disease: A cross-sectional JASTIS study」PLOS ONE 16(3):e0248989, 2021(doi:10.1371/journal.pone.0248989)(https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0248989)
・田野ルミ(国立保健医療科学院)「喫煙と歯周病の関係」厚生労働省 e-ヘルスネット(2020年1月6日更新)(https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/teeth/h-03-011.html)
・Holliday R, Chaffee BW, Jakubovics NS, Kist R, Preshaw PM「Electronic Cigarettes and Oral Health」J Dent Res, 100(9):906-913, 2021
・IQOS(フィリップ モリス ジャパン合同会社)公式サイト よくある質問「IQOS イルマ専用たばこスティックの使用方法」 https://jp.iqos.com/support/faq/how-many-times-tobacco-stick
免責事項
本記事は、加熱式たばこと歯ぐきの健康に関する一般的な情報の提供を目的としたものであり、特定の診断・治療・効果を確約・保証するものではありません。
引用した数値や見解は、いずれも作成時点で公開されている公的機関・学術団体の資料に基づくものであり、今後の研究によって更新される可能性があります。
症状の有無や程度、適したケアの内容には個人差があります。
歯ぐきの症状が気になる場合や、たばこと健康の関係についてご不安がある場合は、自己判断で対処せず、歯科医院や医療機関を受診し、担当の医療者にご相談ください。
肺や心臓など全身の健康、および禁煙治療に関するご相談は、内科・呼吸器内科や禁煙外来のある医科の医療機関が窓口となります。
当サイト内の文章、画像、動画等は知的財産権により守られています。
すべてのコンテンツの無断転載、無断引用はご遠慮ください。
転載・引用をご希望の場合は、必ず当院までご相談ください。
大崎オーバルコート歯科・矯正歯科室 理事長 小林 伸
医療法人社団KDS 大崎オーバルコート歯科・矯正歯科室:https://oval-dc.net/
〒141-0022 東京都品川区東五反田2-16-1 ザ・パークタワー1F
電話:03-5739-1625
電車でお越しの方:
JR線「大崎」駅より徒歩4分
JR線「五反田」駅より徒歩10分

