人間の噛む力は何kg?噛む力が強い動物ランキング
いっぽうで、動物の「噛む力ランキング」として出回っている数字には、出どころをたどれないものや、力と圧力という別々の単位が混ざったまま広まっているものが少なくありません。
この記事では、論文や公的機関の資料までたどれた数字だけを、単位をそろえてご紹介します。
噛む力は強ければ強いほどよいというものでもありませんので、ご自身のお口の状態が気になる方は、一度歯科医院でご相談ください。
みなさん、こんにちは。大崎オーバルコート歯科・矯正歯科室で管理栄養士をしている山本です。
「人間の噛む力ってどれくらいなんですか」「カバの顎の力がすごいと聞きました」——栄養相談のなかで、こうした話題が出ることがあります。
調べてみると、たしかに数字はいくらでも出てきます。ところが、その数字がどこから来たのかをたどっていくと、元の資料にたどりつけないものが驚くほど多いのです。
そこでこの記事では、論文の原典や公的機関の資料まで確認できた数字だけを取り上げます。
人間の噛む力のギネス世界記録は442kg(975重量ポンド)で、1986年8月にフロリダ大学歯学部で行われた研究の計測として記録されたものです。動物では、いま知られている実測値のなかで最も大きいのはイリエワニの16,414N(約1,670kg分の力)と報告されています。
あわせて、単位がN(ニュートン)だったりpsiだったりする理由や、有名なのにこの記事のランキングに入れなかった動物とその理由、画面や生活習慣の中で機能している「自分の口の中の力」についてもお話しします。
※噛む力が弱くなったときの話は、咬合力が低下するとどうなるの?でまとめています。
噛む力が強い動物ランキング|実測を確認できた数字だけ
ランキングを名乗るからには、論文の原典まで確認できた数字だけで並べたいと考えました。
単位は力の単位であるN(ニュートン)にそろえ、日本でなじみのあるkgf(キログラム分の力)を併記します。
いちばん大きいのは、イリエワニの16,414N(約1,670kgf)です。全長4.59mの個体の奥の歯で測られた値で、7個体中の最大値にあたります。
次いでアメリカアリゲーターが9,452N(約964kgf)。こちらも15個体中の最大値で、種を代表する値としては5,117Nとされています。
三番目はナイルワニの3,043N(約310kgf)ですが、この値は個体の最大値ではなく、種を代表する値です。測定できたのは2個体で、実測の最大は3,172Nでした。
四番目に、メガネグマの2,197N(約224kgf)が入ります。2頭に合計4,068回噛んでもらい、奥の歯で測った値です。
五番目は、細い口先を持つ魚食性のワニであるインドガビアルで1,895N(約193kgf)。これもナイルワニと同じく種を代表する値で、2個体の実測の最大は2,006Nでした。
そして六番目がライオンの1,594N(約163kgf)です。1頭に合計852回噛んでもらい、前歯で測っています。
参考として人間の値を並べると、ギネス世界記録が442kgf(約4,330N)、日本の成人男性20〜30歳・42名の平均が下の奥歯で59kgf(約580N)、70代757名の平均が554±352N(約57kgf)です。
この並びには、大事な注意が2つあります。
ひとつめは、比較できる範囲が限られていることです。
ワニの数字は、23種83個体を同じ装置で測った2012年の研究によるもので、種どうしを比べられます。しかしライオンやメガネグマの数字は別の研究の別の装置によるもので、測った歯の場所(前歯か奥歯か)も、個体の数も違います。ですから「ライオンより人間のほうが強い」といった単純な比較はできないとお考えください。
ふたつめは、ワニの4種のあいだでも値の性格がそろっていないことです。
出典となった研究の表は「種を代表する値」と「測定された個体ごとの値の範囲」を別々の列で示しており、イリエワニとアメリカアリゲーターは個体の最大値、ナイルワニとインドガビアルは種を代表する値です。順位は、この違いを含んだうえでの並びだということになります。
ちなみに、ナイルワニがアメリカアリゲーターより低いのは、ナイルワニが弱いからではありません。測定できた個体が小さかったためです。
この研究では、体の大きさが噛む力を決める一番の要因であることが示されており、体重との相関はR²=0.92と報告されています。23種全体でみると、種を代表する値はコビトカイマンの900Nからイリエワニの8,983Nまで、およそ10倍の幅がありました。
「イリエワニがいちばん強い」という結論は、イリエワニが現存するワニで最も大型になる種であることと切り離せない、というわけです。
ランキングに入れなかった動物と、その理由
有名なのに、先ほどの並びに入れなかった動物があります。
入れなかった理由を、先に開示しておきます。
まずブチハイエナです。よく「4,500N」という数字が挙げられますが、これはワニの研究が他の文献から引用している値で、引用元は幼いブチハイエナ9頭の成長を追った2000年の研究でした。当院ではその原典で4,500Nという値そのものを確認できなかったため、順位を付けていません。
次にカバです。「1,800psi/8,000N」という数字が広く出回っていますが、出どころをたどれませんでした。これについては章をあらためてご説明します。
ホホジロザメの「18,000N」は、理論による推定値として紹介されている数字で、実測ではありません。
ジャガーやイヌについても、実測の一次資料を確認できませんでした。
「よく見る数字だから正しい」とは限りません。
同じ数字が何十ものサイトに並んでいても、たどっていくと元がひとつも見つからないことがあります。
人間の噛む力とギネス世界記録442kg
人間の噛む力(咬合力=こうごうりょく。歯を食いしばったときに歯にかかる力)のギネス世界記録は、442kg(975重量ポンド)です。
記録保持者は、米フロリダ州レイクシティ在住のRichard Hofmann氏(1949年生まれ)。1986年8月、フロリダ大学歯学部(College of Dentistry, University of Florida)で、咬合力計(gnathodynamometer=歯で噛んだ力を測る装置)を用いた研究の計測として、約2秒間で記録されました。ギネス世界記録はこれを「通常の噛む力の6倍以上」と説明しています。
なお、レイクシティは記録保持者の居住地であって、計測が行われた場所ではありません。原文が計測場所として挙げているのは、フロリダ大学歯学部です。
Nに直すとおよそ4,330Nで、実測されたライオン1頭やメガネグマの値を上回る数字です。ただし前の章で書いたとおり、測定条件が違うので順位づけには使えません。
では、ふつうの大人の噛む力はどれくらいなのでしょうか。
日本歯科医師会の解説では、健康な成人男性(20〜30歳)42名について、下の奥歯(前から6番目の大きな歯=下顎第一大臼歯)にかかる力を測ったところ、最小27.5kg・最大100kg、平均59kgだったと紹介されています。
同じ解説では、20歳代の成人男性150名の右側で、前歯15.66kg・犬歯(前から3番目のとがった歯)27.74kg・奥歯66.90kgという値も挙げられています。
前歯と奥歯で4倍以上ちがうのがポイントです。「噛む力◯kg」という数字を見たら、どの歯で測ったのかまで確認すると、話が噛み合いやすくなります。
歯周病学会誌の総説では、757名の高齢者(平均年齢70.1±0.9歳)で咬合力は554±352Nと報告されており、ばらつきが大きいことがわかります。
同じ総説では、咬筋(かむときに頬のあたりで動く筋肉)が厚く断面積が大きいほど大きな値を示すこと、残存歯数(残っている歯の本数)が咬合力に影響している可能性があること、そして測定シートの厚みが変わると同じ人でも出る数値が変わることが述べられています。
つまり「◯kg」という数字は、測った歯・測った機器・測った年代で動きます。他人の数字とくらべる意味は、あまりないと考えられます。
もうひとつ知っておいていただきたいのが、毎日の食事では最大の力を使っていない、ということです。
日本歯科医師会の解説によると、実際に噛んでいるときの力(咀嚼力)は最大咬合力の2分の1から4分の1程度で、おおよそ10〜20kgとされています。
ですから、「硬いものを噛めるかどうか」だけで自分の噛む力を判定しなくて大丈夫です。
噛む力の単位がバラバラなのはなぜ?N・kgf・psiの違い
ここが、噛む力の話がいちばん散らかっているところです。
単位は大きく「力」と「圧力」の2種類に分かれます。
力の単位は、N(ニュートン)、kgf(重量キログラム、kg重)、lbf(重量ポンド、lb)の3つです。Nは国際的な単位で、学術論文はほぼこれを使います。1kgf はおよそ9.8N、1lbf はおよそ4.45N で、日本の歯科で「◯kg」と言うときはkgf、英語圏の記録でよく使われるのがlbfです。
いっぽうPa(パスカル)やpsiは圧力の単位で、力を面積で割ったものです。当たる面積が狭いほど、数字は大きくなります。
同じ力でも、当たる面積が変われば圧力の数字は変わります。
ですから「◯psi」だけを並べても、面積の条件が書かれていなければ動物どうしを比べられません。この記事で単位をNとkgfにそろえたのは、そのためです。
この取り違えがはっきり表れているのが、イリエワニの「3,700psi」という数字です。
原典には「16,414 N [3,689 lbs]」と書かれています。3,689という数字は重量ポンド、つまり力の単位です。ところが日本語・英語を問わず、この数字が「3,700psi」という圧力の単位に置き換わって拡散しています。
同じ論文は、力とは別に「歯の先にかかる圧力」も測っています。原典の値は、奥の丸い歯(臼歯型)で203〜1,388MPa(29,443〜201,312psi)、とがった歯(犬歯型)で195〜1,344MPa(28,282〜194,931psi)でした。
出回っている「3,700psi」とくらべると、桁がひとつ以上違います。倍率でいえば、およそ8〜54倍の幅です。つまり「3,700psi」は、単位が違ううえに桁も合っていないことになります。
ちなみに骨のせん断強度(ずれる方向に壊れるときの強さ)は65〜71MPaと同じ論文にあります。ワニの歯先の圧力がこれを大きく上回るため、獲物の骨をとらえられる、という説明です。
カバの噛む力・顎の力に、実測値は公表されていません
「カバ 噛む力」で検索すると、ほぼ必ず1,800psi/約8,000Nという数字が出てきます。
この記事では、その数字を採用しません。理由は4つあり、いずれも確認できる事実です。
ひとつめは、出どころが追跡できていないことです。BBC Wildlife誌のウェブサイトである Discover Wildlife(発行元 Our Media Ltd)は、カバについて広く報じられる8,000Nという値を紹介したうえで、この数字の出どころを追跡できていないと明記しています。
ふたつめは、単位が成立していないことです。8,000N(力)と1,800psi(圧力)は換算関係にありません。両者を等号で結んでいる時点で、どこかで写し間違いが起きたと考えるのが自然です。
みっつめは、大規模な実測研究の対象にカバが入っていないことです。ランキングの元になった2012年の研究は、対象がワニ類23種83個体でした。2023年に大型の肉食獣を測った研究も、対象はマレーグマ2頭・メガネグマ2頭・ライオン1頭です。
よっつめは、動物園の公式ファクトシートにも数値がないことです。サンディエゴ動物園野生生物同盟ライブラリーのカバのファクトシートには、顎や歯の構造の記載はありますが、噛む力の数値は載っていません。
噛む力の数値は出せませんが、顎そのものについては公的な資料に記載があります。
同じファクトシートによれば、カバの顎は150度まで開き、人間はおよそ45度とされています。顎関節がかなり後方にあることが、大きく開く理由として挙げられています。
また、オスの犬歯は最大50cmまで伸び、闘争に使われること、切歯(前歯)は掘るのに使われること、食べ物をすりつぶすのは奥にある背の低い臼歯であることも記載されています。
「カバの顎の力がすごい」という印象の多くは、開く角度と牙の大きさという“見た目の迫力”に由来している可能性があります。少なくとも、噛む力の数値としてそれを語れる資料は見つかりませんでした。
なぜ大型動物の噛む力は、実測が少ないのでしょうか
噛む力の実測は、動物が自分から測定器を噛んでくれないと成立しません。
2023年にライオンやメガネグマの値を出した研究は、この難しさを正面から書いています。動物福祉・倫理・保全・安全の観点から測定の機会が大きく制限されていること、そして防御的に噛ませる従来のやり方は実験者に大きな危険をともなうことです。
そこでこの研究は、ご褒美で自発的に噛ませる装置を新しく開発しました。クマには水で薄めた蜂蜜、ライオンには牛の血を、力の基準を超えたときだけ自動で出す仕組みです。1頭あたり852〜4,068回の咬合を記録しており、それだけ手間のかかる作業だとわかります。
さらに同じ研究では、頭骨の模型から計算した推定値と実測値がずれることも報告されています。
メガネグマは頭骨からの推定が1,236±296Nだったのに対し、実測は2,197Nで、推定を大きく上回りました。ライオンの犬歯部については、乾燥頭骨法と回帰分析による推定が1,104〜1,483N(Thomason 1991)、別の研究による推定が1,768N(Wroe et al. 2005)とされており、実測の1,594Nは前者を上回り、後者は下回っています。
ここで気をつけたいのは、ライオンの推定値が2つに分かれているのは別々の研究による別々の推定だから、という点です。
ひとつの範囲につないで「1,104〜1,768N」と書くことはできません。異なる研究の数値を合成すると、実測値がその中に収まっているように見えてしまいます。
推定値と実測値は別物です。ですからこの記事では、カバについて推定値で穴を埋めることもしません。
カバの実測が公表されれば、この記事も更新します。わからないことは、わからないと書いておきます。
噛む力が強いことは、歯にとって良いことばかりではありません
ここからが歯科の本題です。
イリエワニの16,414Nは遠い世界の話ですが、自分の口の中の力は毎日はたらいています。
徳島大学病院かみあわせ補綴科の解説には、「睡眠中には健康な人でも歯ぎしりやかみしめを行っており、起きているときの最大のかみしめ力(体重と同程度)を超えることがあります」とあります。
つまり、体重60kgの方なら、起きているときの最大のかみしめ力の目安が60kg前後。眠っているあいだは、それを超える場合があるということです。先ほどの「食事中は10〜20kg」とくらべると、力のかかり方がずいぶん違います。
同じ解説では、ブラキシズム(歯ぎしり・食いしばり)が歯や顎に及ぼしうる影響として、歯の摩耗(すり減り)、歯の破折(欠けたり割れたりすること)、差し歯(クラウンやブリッジ)の破損や脱離(外れること)、歯周病の悪化、歯槽骨(歯を支える骨)の増生、顎関節症(あごの関節の不調)、緊張性の頭痛が挙げられています。
いずれも「必ず起こる」ものではありません。ただ、詰め物がくり返し外れる方や、朝あごがだるい方では、噛む力のかかり方を一度みておく価値があると考えられます。
おうちでできるセルフチェックとして、次のような点を思い返してみてください。
日中、気づくと上下の歯が触れている
朝起きたとき、あごやこめかみがだるい
頬の内側や舌のふちに、歯の形の跡がつく
詰め物やかぶせ物が外れたことが何度かある
歯の先が平らにすり減ってきた気がする
どれもよくあることで、恥ずかしいことではありません。
そのうえで、今日ひとつだけできることをご紹介します。
「歯を離す」と書いた付箋を、パソコンの画面や洗面所の鏡に貼ることです。口を閉じていても、上下の歯は本来わずかに離れています。触れているのに気づいたら、息を吐いて力を抜く。これだけで、日中のかみしめに気づける回数が増えます。
※詳しい対策は歯ぎしり・食いしばりで起こる「見えないダメージ」と対策にまとめました。
※冷たいものや甘いものがしみる場合は、甘いものやガムで歯がキーンとしみる|知覚過敏の原因・見分け方と受診の目安もあわせてご覧ください。
受診の目安についても触れておきます。以下は当院がおすすめする目安であり(監修:院長 小林)、学会等が定めた基準ではありません。症状の有無や程度には個人差があります。
硬いものを噛むとしみる・痛む状態が2週間以上続いている場合、詰め物やかぶせ物が1年以内に2回以上外れた場合、朝のあごのだるさが週に3日以上ある場合、口が縦に指2本分開かない・開けると音が鳴る場合、歯の先が平らになってきた・欠けたという見た目の変化がある場合は、ご相談いただくタイミングだと考えています。
大崎・五反田で通える範囲の歯科医院で構いませんので、あてはまる方はご相談ください。
当院には管理栄養士が在籍しています。噛む力の話は、歯だけでなく「何をどう食べているか」と地続きです。好きなものを、これからも自分の歯で噛み続けられること。そこを一緒に守っていければと思っています。
※噛むこと自体のはたらきについては、噛んで食べることのメリット・デメリットもどうぞ。
よくある質問
1986年8月、フロリダ大学歯学部(College of Dentistry, University of Florida)で咬合力計を用いた研究の計測として、約2秒間で記録されました。記録保持者のRichard Hofmann氏はフロリダ州レイクシティ在住ですが、レイクシティは居住地であって計測地ではありません。
ギネス世界記録はこの値を「通常の6倍以上」と説明しています。
1kgf はおよそ9.8N、1lbf はおよそ4.45N です。
動物どうしを比べるときは、力の単位であるNかkgfにそろえるのが確実です。
広く出回る「1,800psi/約8,000N」は、Discover Wildlife(BBC Wildlife誌のウェブサイト/発行元 Our Media Ltd)も出どころを追跡できていないとしています。ワニ23種を測った2012年の研究にも、大型肉食獣を測った2023年の研究にもカバは含まれず、サンディエゴ動物園野生生物同盟ライブラリーのファクトシートにも噛む力の数値はありません。
確認できるのは顎の構造のほうで、顎は150度まで開き(人間は約45度)、オスの犬歯は最大50cmまで伸びて闘争に使われると記載されています。
2023年の研究は、動物福祉・倫理・保全・安全の制約が大きいこと、防御的に噛ませる従来法は実験者に危険がともなうことを挙げ、ご褒美で自発的に噛ませる装置を新しく開発しています。
頭骨から計算した推定値は実測と大きくずれることがあり(メガネグマで推定1,236±296Nに対し実測2,197N)、推定値で代用もできません。
ただ、徳島大学病院の解説では、歯ぎしり・食いしばりによって歯の摩耗や破折、かぶせ物の破損・脱離、顎関節症などが起こりうるとされています。力の強さより、かかり方と時間の長さが問題になる場合が多いと考えられています。
※鍛えられるかどうかは硬いものを食べれば噛む力は鍛えられる?よく噛める食事のポイントで管理栄養士が解説しています。
まとめ・ご相談のご案内
噛む力の数字は、測った歯・測った機器・測った相手によって大きく動きます。
人間のギネス世界記録442kg、イリエワニの16,414N——どちらも実在する記録ですが、条件の違う数字を並べて順位をつけることには限界があります。出どころをたどれない数字は、たどれないと書いておくのがいちばん誠実だと考えました。
商談や日々の生活の中で、本当に大切なのは、他人や動物の数字ではなく、自分の口の中で毎日はたらいている力のほうです。
詰め物がくり返し外れる、朝あごがだるい、歯の先が平らになってきた——そうした変化に気づいたときが、ご相談いただくタイミングです。
当院では、お口の状態を確認したうえで、現状と選択肢をわかりやすくご説明するカウンセリングを大切にしています。
歯科医師・歯科衛生士に加えて管理栄養士が在籍しており、お口の健康と食事・栄養の両面からサポートできる体制を整えています。「どんなものをどう食べればよいか」といった栄養面のご相談もお気軽にお声がけください。
ご予約・ご相談は、初診ネット予約またはお電話で受け付けています。
初診ネット予約:https://oval-dc.net/reservation
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アクセス:JR大崎駅 徒歩4分/東京都品川区東五反田2-16-1 ザ・パークタワー1F
この記事を書いた人
山本(やまもと)/大崎オーバルコート歯科・矯正歯科室 管理栄養士
管理栄養士として、食事・栄養の面から患者さんの口腔と全身の健康づくりを支えています。
本記事は食事・栄養の観点を中心に執筆し、歯に関する医学的内容は院長・小林の監修を受けています。
監修者
小林 伸(こばやし しん)/大崎オーバルコート歯科・矯正歯科室 理事長・院長(歯科医師)
2016年に医療法人社団KDSを設立し、理事長に就任。
所属・認定・資格等:ITI公認インプラントスペシャリスト、日本臨床歯周病学会 歯周病認定医、日本顎咬合学会 咬み合わせ認定医、インビザライン・ドクター
本記事の歯に関する内容は、歯科医師である小林が監修しています。
参考文献
・Erickson GM, Gignac PM, Steppan SJ, Lappin AK, Vliet KA, et al. 2012「Insights into the Ecology and Evolutionary Success of Crocodilians Revealed through Bite-Force and Tooth-Pressure Experimentation」PLoS ONE 7(3): e31781 https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0031781
・Guinness World Records「Strongest human bite」 https://www.guinnessworldrecords.com/world-records/75273-strongest-human-bite
・Guinness World Records「Strongest molariform bite force for a crocodile」 https://www.guinnessworldrecords.com/world-records/401566-strongest-molariform-bite-force-for-a-crocodile
・van der Meijden A, González-Gómez JC, Pulido-Osorio MD, Herrel A 2023「Measurement of voluntary bite forces in large carnivores using a semi-automated reward-driven system」Journal of Experimental Biology 226(7): jeb245255 https://journals.biologists.com/jeb/article/226/7/jeb245255/306239/
・公益社団法人日本歯科医師会「テーマパーク8020 — スポーツと歯科」 https://www.jda.or.jp/park/relation/sport_05.html
・中村太志・守下昌輝・臼井通彦・中島啓介 2018「咬合力の測定方法とその大きさに影響を与える因子」日本歯周病学会会誌 60(4): 155-159 https://www.jstage.jst.go.jp/article/perio/60/4/60_155/_html/-char/ja
・Binder WJ, Van Valkenburgh B 2000「Development of bite strength and feeding behaviour in juvenile spotted hyenas (Crocuta crocuta)」Journal of Zoology 252(3): 273-283 https://zslpublications.onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1111/j.1469-7998.2000.tb00622.x
・Discover Wildlife(BBC Wildlife誌のウェブサイト/発行元 Our Media Ltd)「10 strongest, most powerful bites on the planet」 https://www.discoverwildlife.com/animal-facts/strongest-bites-planet
・San Diego Zoo Wildlife Alliance Library「Hippopotamus (Hippopotamus amphibius) Fact Sheet: Physical Characteristics」 https://ielc.libguides.com/sdzg/factsheets/hippopotamus/characteristics
・鈴木善貴(徳島大学病院かみあわせ補綴科)「Q31:歯や顎に影響を及ぼすブラキシズムに対する戦略的治療」徳島大学病院創立80周年記念書籍サイト https://80thbook.tokushima-hosp.jp/specialfeature7/article-76/
免責事項
本記事は、噛む力(咬合力)やお口の健康に関する一般的な情報の提供を目的としたものであり、特定の診断・治療・効果を確約するものではありません。
記載した数値は、それぞれの研究や資料が示す測定条件のもとでの値であり、条件の異なる数値どうしを単純に比較できるものではありません。
症状の感じ方や必要なケアには個人差があります。
受診の目安として挙げた内容は当院の考え方であり、学会等が定めた基準ではありません。
気になる症状がある場合は自己判断せず、歯科医院や医療機関を受診し、担当の医療者にご相談ください。
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大崎オーバルコート歯科・矯正歯科室 理事長 小林 伸
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