リステリンとコンクールは併用していい?

Q.リステリンとコンクールFは、併用していいのでしょうか?
使う順番や、あける時間の目安があれば知りたいです。
A.併用はできます。ただし、2つを続けざまに口の中で重ねるのは避けてください。
すすめやすいのは、朝はリステリン、夜の歯みがきのあとはコンクールFというように、使う時間帯を分ける方法です。
同じタイミングで両方を使いたいときは、歯をみがく、水で口をゆすいで歯みがき剤を落とす、そのうえでどちらか一方だけを使う、という順にしてください。
お手元のボトルが「洗口液」なのか「液体歯磨」なのかによって使い方が変わりますので、迷われたときは歯科でご相談ください。
みなさん、こんにちは。大崎オーバルコート歯科・矯正歯科室で管理栄養士・歯科助手をしている山﨑です。

「リステリンとコンクールF、両方持っているのですが、どちらを先に使えばいいですか」——洗口液のご相談で、いちばん多くいただくお尋ねです。
どちらもドラッグストアや歯科医院で手に入る身近な製品ですが、実は薬用成分の系統が違い、口の中での働き方の入口そのものが違います。
だからこそ、2つを続けざまに重ねる使い方はおすすめしていません。
かといって「併用してはいけない」わけでもなく、時間帯を分ければ無理なく両方を続けられます。
この記事では、公的機関の資料と学会誌、各メーカーの製品表示をもとに、順番と間隔の考え方を整理します。
歯に関する内容は、院長・小林の監修を受けています。

まず確かめたいこと。お手元のボトルは「洗口液」ですか、「液体歯磨」ですか
順番の話に入る前に、1つだけ確かめてください。
リステリンには「洗口液」の製品と「液体歯磨」の製品の両方があり、この2つは使い方が正反対だからです。
洗口液は、口に含んですすいで吐き出すだけのもので、歯みがきのあとの仕上げにあたります。
一方の液体歯磨は、口に含んですすいで吐き出したあと、歯ブラシでみがくところまでが1セットです。
つまり液体歯磨は歯みがき剤の一種で、これで口をすすいだだけで終えると、歯みがきをしていないのと同じ状態になってしまいます。
見分け方は、ボトルの側面に書かれた区分表示です。
メーカーの製品ページでも、リステリン クールミント・オリジナルは「洗口液|医薬部外品」、リステリン トータルケア プラス・トータルケア ゼロプラスは「液体歯磨|医薬部外品」と表示されています。
ここで気をつけたいのが、「デンタルリンス」「マウスウォッシュ」という呼び名です。
これらは商品名や通称であって、区分を表す言葉ではありません。
どちらのタイプの商品にも使われていますので、判断はあくまでボトルの「洗口液」「液体歯磨」の表示で行ってください。
なお、コンクールFは「薬用マウスウォッシュ/医薬部外品」の洗口液で、水で薄めて使う濃縮タイプです。
こちらは歯みがきのあとに使うもの、と覚えていただければ大丈夫です。

朝はリステリン、夜はコンクールF。時間帯で分けるという考え方
当院でおすすめしやすいのは、朝と夜で使うものを分ける方法です。
2つを口の中で重ねずに済み、それぞれの製品を表示どおりの使い方で活かせるからです。
朝、リステリンを使う場合の手順は、お手元のボトルの区分によって変わります。
「洗口液」と書かれている場合は、歯みがきをして、水で口をゆすいだあと、約20mLを口に含んで30秒ほどすすいで吐き出します。
「液体歯磨」と書かれている場合は、約20mLを30秒ほど口に含んですすいでから歯ブラシでみがきます。こちらはそれ自体が歯みがきになります。
夜、就寝前にコンクールFを使う場合は、まず歯みがきをして、水で口をゆすいで歯みがき剤を落とし、そのうえで水25〜50mLに5〜10滴を溶かして数回すすぎます。
メーカーの使用方法では、使用後に水でうがいをする必要はないと案内されています。
もし同じタイミングで両方を使いたくなったときは、どちらか一方に絞ってください。
どうしても続けて使う場合は、間に水でのうがいを挟み、2つを直接混ぜないようにします。
時間帯を分ける理由は、2つの薬用成分の働き方の入口が違うところにあります。
ウエルテックは、コンクールFの薬用成分であるグルコン酸クロルヘキシジンについて「歯や粘膜に吸着すると、長い間蓄積していきます」「長く留まっている間、長時間に渡って口腔内に成分を放出してくれます」と説明しています。
口の中にとどまりやすい性質を貯留性(ちょりゅうせい)、とどまっている間に成分を少しずつ放出する性質を徐放性(じょほうせい)といいます。
同社の製品Q&Aでも「洗口液は歯磨き後の使用が効果的です。また、寝る前のうがいをおすすめします」と案内されています。
夜にコンクールFを回すのは、この案内に沿った組み立てです。
なお、夜にフッ素のうがい薬を使う日は、この振り分けを少し変えます。
フッ素のうがい薬を夜に、コンクールFを朝に、リステリンを日中に回してください。
3つとも目的が違う製品ですので、同じ時間帯に重ねず、それぞれ別の時間に分けるのが基本になります。
リステリンとコンクールF、何がどう違う?
どちらも医薬部外品です。
優劣の話ではなく、区分と薬用成分の系統が違う製品だと考えてください。
コンクールFは医薬部外品の洗口液(薬用マウスウォッシュ)で、薬用成分はクロルヘキシジングルコン酸塩液とグリチルリチン酸アンモニウムです。
メーカーの表示では、ムシ歯の発生および進行の予防、歯肉炎の予防、歯槽膿漏の予防、口臭の防止が効果・効能として挙げられています。
歯槽膿漏(しそうのうろう)とは、歯周病が進んだ状態を指す昔からの呼び方です。
入手先は歯科医院や病院などで、濃縮タイプであること、一部の方において長期連用すると歯面が着色することが報告されている点は、あらかじめ知っておきたいところです。
リステリンは、同じブランドでも製品タイプによって薬用成分そのものが違います。
洗口液タイプ(クールミント、オリジナルなど)の薬用成分は1,8-シネオール、チモール、サリチル酸メチル、ℓ-メントールというエッセンシャルオイル系の4成分で、口臭・歯垢・歯肉炎の予防が表示されています。
使用方法は、適量約20mLを口に含み30秒ほどすすいでから吐き出す、水で口をすすぐ必要はない、というものです。
一方の液体歯磨タイプ(トータルケア プラス、トータルケア ゼロプラスなど)の薬用成分は塩化亜鉛とイソプロピルメチルフェノールで、虫歯・歯肉炎・口臭・歯石・着色・汚れ・ネバつきの予防が表示されています。
使用方法は、適量約20mLを30秒ほど口に含み、そのうえでブラッシングしてください、というものです。
同じリステリンでも中身が違いますので、「リステリンだからこう」とひとくくりにせず、お手元の製品の表示を見ていただくのが確実です。
アルコールの有無も製品ごとに異なります。
クールミント・オリジナルは成分表示に(溶剤)エタノールの記載があり、同じ洗口液でもクールミント ゼロには成分表示にエタノールの記載がありません。
液体歯磨では、トータルケア プラスの成分表示に(溶剤)エタノールがあり、ゼロプラスは「低刺激・ノンアルコール処方」と表示されています。
ゼロプラスには、6歳以上〜12歳未満は約10mLという表示もあります。
働き方の入口の違いについては、日本歯周病学会の会誌に整理があります。
洗口剤は、歯やバイオフィルムの表面に付着して働く薬剤(イオン系)と、バイオフィルムの深部へ浸透して働く薬剤(非イオン系)に分けられるとされています。
バイオフィルムとは、歯の表面にできる細菌が集まってできた薄い膜のことで、ぬめりの正体です。
イオン系にはグルコン酸クロルヘキシジンや塩化セチルピリジウムなどがあり、「歯面に吸着してプラークの再付着を抑制することが知られて」いると解説されています。
非イオン系にはエッセンシャルオイルやポビドンヨードなどがあり、「歯面やバイオフィルム表面への吸着は弱く,バイオフィルム内に浸透し,短時間に殺菌性を示す」と解説されています。
コンクールFは前者、エッセンシャルオイル系のリステリン(洗口液タイプ)は後者にあたります。
入口が違うので、片方が片方の代わりになるわけではありません。ここが、時間帯を分けて両方を活かすという考え方の根拠になっています。

使う順番と間隔は、どう考えればよいですか
まず押さえておきたいのは、コンクールFを使うときは先に歯みがき剤を落とす、という点です。
同じ学会誌には、歯みがき剤や研磨剤に含まれる発泡剤・研磨材は負に帯電しているため、プラスに帯電しているイオン系の薬剤の効果を弱めてしまうと書かれています。
そのうえで「この場合にはブラッシング後に水による含嗽を行い,歯磨剤を取り除いた上で洗口剤を使用することが必要である」とされています。
コンクールFはイオン系にあたりますので、歯みがき、水でゆすぐ、コンクールF、という順が理にかなっています。
では、どのくらい間隔をあければよいのか。
ここについては、見解が一つに定まっていません。
2006年の総説は、クロルヘキシジンの歯垢抑制の働きをできるだけ引き出すには、歯みがきと洗口の間隔を30分以上、できれば2時間近くとるのがよさそうだ、と結論しています。
一方、2016年のシステマティックレビューは、歯みがき剤をペーストとして通常どおり使うぶんには、使う順番にかかわらずクロルヘキシジン洗口の歯垢抑制効果に有意な差は認められなかったとして、併用は差し支えないと結論づけています。
ただしこのレビューでは、歯みがき剤を水に溶いてすすぐ使い方では干渉が認められており、また採用された4本のうち3本が同一研究グループの報告であることから、推奨の強さは「中等度」と評価されています。
そのため当院では、「何分あけるか」で悩むより、先に水でゆすいで歯みがき剤を残さないこと、そして時間帯を分けることをお伝えしています。
リステリンについては、少し事情が違います。
フッ素入りの歯みがき剤を使った直後にすすいでしまうと、歯に働きかけているフッ素が流れてしまうためです。
前述の学会誌でも、エッセンシャルオイルには歯みがき剤との干渉の問題はないとしたうえで、「歯磨剤に含まれるフッ化物を歯面に作用させるためにはブラッシング直後の洗口は避けなくてはならない。このため,特にブラッシング後には約30分程度の時間をあけてから洗口することが望ましい」と述べられています。
「歯みがきのあと30分は何もしない」と考えると難しく感じますが、朝みがいて、大崎や五反田までの通勤で電車を降りたあとにリステリン、くらいの間隔で足ります。
家を出るまでの支度時間でも、だいたい足りる長さです。
ここまでをふまえると、続けやすい型は3つに整理できます。
まず、朝はリステリン、夜の歯みがき後はコンクールFと時間帯で分ける型。両方を無理なく続けたい方に向いています。
次に、夜にコンクールFだけを使う型。歯みがきをして、水でゆすいで、コンクールFを使い、そのまま就寝します。起きたときのねばつきが気になる方に向いています。
そして、日中にリステリンだけを使う型。「洗口液」であれば歯みがきや食後から30分ほどあけて口に含み、30秒すすいで吐き出します。「液体歯磨」であれば、これで口をすすいでから歯ブラシでみがき、歯みがきそのものとして行います。昼間の口臭が気になる方に向いています。
学会誌でも、ブラッシングとブラッシングの間に行う洗口には、バイオフィルム内への浸透性をもつエッセンシャルオイルなどが効果的だと解説されています。
日中にリステリン(洗口液タイプ)を使う型は、この考え方に沿ったものです。
フッ素のうがい薬そのものの使い方は、チェックアップ洗口液の使い方|薄める?そのまま?でくわしく解説しています。

洗口液は、歯みがきの代わりになりますか
結論からお伝えすると、代わりにはなりません。
日本歯科医師会は、液体ハミガキについて「液体を口に含んで、ぶくぶくうがいで口の中全体に行き渡らせた後に吐き出し、その後、ハブラシでブラッシングをします」と案内し、洗口液については「歯みがきの仕上げとして使うことが望ましい」としています。
あわせて「どちらのアイテムも使用後に水で口をすすぐ必要はありません。水ですすいでしまうと有効成分が流れてしまうため、なるべくすすがない方がいいでしょう」とも書かれています。
厚生労働省 e-ヘルスネットの「歯みがきを助けるもの(電動歯ブラシ・歯磨剤・洗口液)」も、冒頭で「プラークコントロールは歯ブラシによる歯みがきが基本ですが、電動歯ブラシや歯磨剤・洗口液を併用すると効果が上がると考えられます」と述べています。
基本は歯ブラシで、洗口液はそれを助けるもの、という位置づけです。
同じくe-ヘルスネットの「歯周病の予防と治療」には、「バイオフィルムは薬品が効きにくいため、毎日のていねいな歯みがきや歯科医院での清掃が有効です」とあります。
歯の表面のぬめりは、こすらないと落ちません。
学会誌でも、洗口剤はブラッシングやSRP(歯石取り・歯の根の面の清掃)といった機械的な清掃に対する補助療法であり、その治療効果を高めて持続させるために使うものだと明記されています。
同じ解説には、洗口では歯周ポケットの中は0.5mm程度までしか薬剤が届かないという報告も紹介されています。深いところの汚れは、うがいでは届かないということです。
歯と歯の間の汚れが気になる方は、ジェットウォッシャーは意味ない?効果と使い方もあわせてご覧ください。
併用するときに気をつけたいこと
「洗口液は薬ではないから何本使っても平気」ではありません。
それぞれに注意点がありますので、あらかじめ確かめておいてください。
コンクールF(グルコン酸クロルヘキシジン)については、本剤またはグルコン酸クロルヘキシジンでアレルギー症状を起こしたことのある方、口の中に傷やひどいただれ等のある方は使用しないこととされています。
使用中にじんましん・息苦しさ等の異常があらわれた場合は、直ちに中止し、医師・歯科医師・薬剤師にご相談ください。
また、一部の方において長期連用すると、歯面が着色することが報告されています。メーカーの説明では、歯磨剤を用いたブラッシングや歯科医院でのクリーニングで除去できるとされています。
薄めた液の作り置きは、成分が揮発するため避けるよう案内されています。
リステリンについては、洗口液・液体歯磨のいずれも飲用しないでください。
刺激が気になるときや口の中が荒れているときは、無理に使わないことをおすすめします。
お子さまへの使用は、製品の注意書きに従ってください。たとえばトータルケア ゼロプラスには「6歳以上〜12歳未満の場合は約10mL」と表示されています。
アルコールを含むタイプについては、ドライマウス(口の乾き)や味覚障害が副作用としてあげられると学会誌で指摘されています。乾きが気になる方には、ノンアルコールタイプという選択肢があります。
どちらの製品にも共通するのは、表示より濃く作らない、量を増やさない、ということです。
「濃いほど効く」という使い方はしないでください。
この点には、制度上の背景もあります。
日本では過去にグルコン酸クロルヘキシジンによるアナフィラキシーショックの報告があったことから、洗口液のグルコン酸クロルヘキシジンは原液濃度で0.05%までに規制されています。
学会誌には、海外の歯周治療への応用研究で用いられている濃度は0.12〜0.2%と報告されている、実際には希釈して0.01%程度の濃度で使われることが多い、とも書かれています。
コンクールFを水で薄めて使うのは、この決まりと製品設計に沿った使い方です。
自己判断で原液のまま使ったり、滴数を増やしたりしないでください。
大崎の診療室でお伝えしていること、受診の目安
当院では、洗口液のご相談を受けたとき、まず「何のために使いたいのか」を伺います。
口臭が気になるのか、歯ぐきの炎症が続いているのか、むし歯を防ぎたいのか。目的が違えば、選ぶ製品も、使うタイミングも変わるからです。
むし歯予防が目的なら、フッ素のうがい薬という別の選択肢もあります。
当院には管理栄養士が5名在籍しており、洗口液の使い方とあわせて、間食や飲みもののとり方もご相談いただけます。
今日から1つだけやるなら、お手元のボトルの側面を見て、「洗口液」なのか「液体歯磨」なのかを確かめてみてください。
それだけで、使うタイミングが決まります。
口臭が気になって洗口液を選んでいる方は、口臭の原因と歯医者でできることもご覧ください。
次にお伝えするのは、統計ではなく、当院が診療のなかでお伝えしている受診のタイミングです。
このようなときは、洗口液を足すより先に一度みていただくほうが、早く解決することが多いと感じています。
たとえば、洗口液を2週間続けても口のにおいが気になる状態が変わらないとき。
歯みがきのたびに歯ぐきから血が出る日が続いているとき。
1か所だけしみる、浮くような感じがあるとき。
歯ぐきの腫れや痛みが3日以上続いているとき。
そして、コンクールFを使っていて歯の着色が気になってきたときです。着色については歯科医院での対応が可能な場合がありますが、保険適用の可否や費用はお口の状態によって異なりますので、ご相談ください。
歯ぐきからの出血が続いている方は、大崎で歯周病が気になる方へもあわせてどうぞ。
洗口液で「ごまかせている」状態と、原因が減っている状態は違います。
おいしいものをこの先も気持ちよく食べ続けるために、原因のほうを一緒に見にいきましょう。
予防歯科ではどんなことをする?もご参考になさってください。
よくある質問
Q. リステリンとコンクールFを、混ぜて使ってもいいですか?
A. 混ぜないでください。
どちらも製品ごとに使い方が決められています(リステリンは適量約20mL、コンクールFは水25〜50mLに5〜10滴)。
2つを合わせる使い方は、どちらのメーカーも想定していません。併用するなら、朝と夜などタイミングを分ける方法をおすすめします。
Q. コンクールFは原液のまま使えますか?
A. 使えません。
コンクールFは水で薄めて使う濃縮タイプで、メーカーの使用方法は「25〜50mLの水を入れたコップにコンクールFを5〜10滴」です。
日本では洗口液のグルコン酸クロルヘキシジンが原液濃度で0.05%までに規制されている経緯もあります。表示どおりの薄さでお使いください。
なお、薄めた液の作り置きは避けるよう案内されています。
Q. 洗口液を使えば、歯みがきはしなくていいですか?
A. 歯みがきの代わりにはなりません。
厚生労働省 e-ヘルスネットは「プラークコントロールは歯ブラシによる歯みがきが基本ですが、電動歯ブラシや歯磨剤・洗口液を併用すると効果が上がると考えられます」と案内しています。
同サイトの別ページには「バイオフィルムは薬品が効きにくいため、毎日のていねいな歯みがきや歯科医院での清掃が有効です」とも書かれています。洗口液は「仕上げ」と考えてください。
Q. コンクールFを使っていたら歯が茶色くなってきました。どうすればよいですか?
A. 一部の方において、長期連用すると歯面が着色することが報告されています。
メーカーの説明では、歯磨剤を用いてしっかりブラッシングする、または歯科医院でクリーニングを受けることで除去できるとされています。
使用を続けたい場合は、定期的なクリーニングと組み合わせる方法があります。保険適用の可否や費用はお口の状態によって異なりますので、気になる段階でご相談ください。
Q. フッ素のうがい薬とも併用できますか?
A. 目的が違う製品なので、時間を分けて組み合わせます。
フッ素のうがい薬は「齲蝕(むし歯)の予防」を効能とする製品で、たとえばフッ化ナトリウム洗口液0.1%【ライオン】の使用方法は「1日1回食後または就寝前に使用」「洗口後は、口腔内の液を十分に吐き出してください」「口を水ですすがずに、1〜2回唾液を吐き出してください」と記載されています。
夜にフッ素のうがい薬を使う日は、コンクールFを朝に、リステリンを日中に回してください。フッ素洗口は歯科医師の指示に従ってお使いください。使い方はチェックアップ洗口液の使い方|薄める?そのまま?で解説しています。
まとめ・ご相談のご案内
リステリンとコンクールFは併用できます。
大切なのは、2つを口の中で続けざまに重ねないこと、そして、お手元のボトルが「洗口液」なのか「液体歯磨」なのかを確かめることです。
朝はリステリン、夜の歯みがきのあとはコンクールF。
夜にフッ素のうがい薬を使う日は、コンクールFを朝に、リステリンを日中に回す。
この2つの型を覚えておいていただければ、迷う場面はぐっと減ると思います。
そして、洗口液はあくまで歯みがきを助けるものです。
においや歯ぐきの出血が続くときは、製品を足すより先に、原因のほうを確かめにいらしてください。
当院では、お口の状態を確認したうえで、ご自身の目的に合った洗口液の選び方・使うタイミングをご案内しています。
歯科医師・歯科衛生士に加えて管理栄養士が在籍していますので、食習慣とあわせたご相談も承っています。
ご予約・お問い合わせは、下記からどうぞ。
初診ネット予約:https://oval-dc.net/reservation
お電話:03-5739-1625
アクセス:JR大崎駅 徒歩4分/東京都品川区東五反田2-16-1 ザ・パークタワー1F
この記事を書いた人

山﨑(やまざき)/大崎オーバルコート歯科・矯正歯科室 管理栄養士・歯科助手
管理栄養士・歯科助手として、食事・栄養とセルフケアの面から患者さんの口腔と全身の健康づくりを支えています。
本記事はセルフケアと製品表示の読み方を中心に執筆し、歯に関する医学的内容は院長・小林の監修を受けています。
監修者

小林 伸(こばやし しん)/大崎オーバルコート歯科・矯正歯科室 理事長・院長(歯科医師)
2016年に医療法人社団KDSを設立し、理事長に就任。
所属・認定・資格等:ITI公認インプラントスペシャリスト、日本臨床歯周病学会 歯周病認定医、日本顎咬合学会 咬み合わせ認定医、インビザライン・ドクター
本記事の歯に関する内容は、歯科医師である小林が監修しています。
参考文献
・JNTLコンシューマーヘルス「リステリン® クールミント」(https://www.listerine-jp.com/mouthwash/antiseptic/listerine-cool-mint-mouthwash)
・JNTLコンシューマーヘルス「リステリン® オリジナル」(https://www.listerine-jp.com/mouthwash/antiseptic/listerine-original-mouthwash)
・JNTLコンシューマーヘルス「リステリン® クールミント ゼロ」(https://www.listerine-jp.com/mouthwash/antiseptic/listerine-cool-mint-zero-mouthwash)
・JNTLコンシューマーヘルス「リステリン® トータルケア プラス」(https://www.listerine-jp.com/mouthwash/anticavity/listerine-total-care-plus-mouthwash)
・JNTLコンシューマーヘルス「リステリン® トータルケア ゼロプラス」(https://www.listerine-jp.com/mouthwash/anticavity/listerine-total-care-zero-plus-mouthwash)
・JNTLコンシューマーヘルス「薬用リステリン®の成分」(https://www.listerine-jp.com/ingredient)
・ウエルテック「コンクールF」製品ページ(https://www.weltecnet.co.jp/products/concool/concoolf/)
・ウエルテック「『グルコン酸クロルヘキシジン』の特徴」(https://www.weltecnet.co.jp/oralcare/chlorhexidinegluconate/)
・五味一博「歯科衛生士が知っておきたい洗口剤の応用」日本歯周病学会会誌 58巻2号 p.86-90(2016年)(https://www.jstage.jst.go.jp/article/perio/58/2/58_86/_html/-char/ja/)
・公益社団法人日本歯科医師会「液体ハミガキと洗口液の違い、わかりますか?」HAPPY Smile Vol.31(https://www.jda.or.jp/happysmile/vol31/selfcare/)
・厚生労働省 e-ヘルスネット「歯みがきを助けるもの(電動歯ブラシ・歯磨剤・洗口液)」(https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/teeth/h-03-007.html)
・厚生労働省 e-ヘルスネット「プラーク/歯垢」(https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/keywords/dental-plaque.html)
・厚生労働省 e-ヘルスネット「歯周病の予防と治療」(https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/teeth/h-03-006.html)
・Kolahi J, Soolari A.「Rinsing with chlorhexidine gluconate solution after brushing and flossing teeth: a systematic review of effectiveness」Quintessence International 37巻8号 p.605-612(2006年)(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/16922019/)
・Elkerbout TA, Slot DE, Bakker EWP, Van der Weijden GA.「Chlorhexidine mouthwash and sodium lauryl sulphate dentifrice: do they mix effectively or interfere?」International Journal of Dental Hygiene 14巻1号 p.42-52(2016年)(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25880828/)
・ライオン歯科材「フッ化ナトリウム洗口液0.1%【ライオン】」(https://www.lion-dent.co.jp/dental/products/iyakuhin/checkupfukka.htm)
免責事項
本記事は、洗口液(マウスウォッシュ)の使い方やお口の健康に関する一般的な情報の提供を目的としたものであり、特定の診断・治療・効果を確約・保証するものではありません。
効果には個人差があり、適した製品や使い方はお口の状態によって異なります。
記載した使用方法・成分・注意事項は、作成時点における各メーカーの表示および公的機関・学会の資料に基づいています。
ご使用の際は、必ずお手元の製品の表示をご確認のうえ、表示された使用方法の範囲でお使いください。
気になる症状がある場合や、お薬・アレルギーに関する不安がある場合は、自己判断せず、歯科医院や医療機関で診察・相談を受けてください。
掲載内容は公開時点の情報に基づいており、最新の知見や製品仕様と異なる場合があります。
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