チェックアップ洗口液の使い方|薄める?そのまま?歯科医師が解説
2026/07/27
チェックアップ洗口液とは?
チェックアップ洗口液は、ライオン歯科材のCheck-Up(チェックアップ)シリーズのフッ素うがい液で、正式名称は「フッ化ナトリウム洗口液0.1%【ライオン】」といいます。むし歯予防を効能・効果として国に承認された医療用医薬品(承認番号22200AMX00342000)で、ドラッグストアには並ばず、歯科医院を通じて使う製品です。
何が入っているの?
有効成分はフッ化ナトリウム(1mL中1.0mg、フッ素濃度450ppm)です。フッ素には、歯の表面を強くしてむし歯になりにくくする働きがあります。味はシトラスベルガモット香味で、刺激をおさえたマイルドな使用感です(メーカー公表の製品特性)。
フッ素うがいの効果は?
フッ素うがい(専門的には「フッ化物洗口」といいます)は、厚生労働省がマニュアルを出して推進している、むし歯予防効果が確認されている方法です。毎日の歯磨きにプラスして行うことで、歯磨きだけでは届きにくいところまでフッ素をゆきわたらせることができます。
チェックアップ洗口液の使い方
使い方はかんたんです。1日1回、食後または就寝前に行います。厚生労働省のマニュアルでも、ご家庭では就寝前の歯みがき後に行うことが望ましいとされています。寝ている間はだ液が減ってお口の中の細菌が増えやすいため、寝る前にフッ素をゆきわたらせておくのが理にかなっています。
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- STEP 1歯を磨く(または水で口をすすぐ)
- お口の中の食べかすを落としておくと、フッ素が歯にゆきわたりやすくなります。
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- STEP 2洗口液を口に含み、30秒〜1分ブクブクうがい
- 1回分(5〜10mL)を口に含み、液が歯の面全体にゆきわたるように30秒〜1分ブクブクします。誤って飲み込まないように、必ずうつむき加減で行いましょう。計量キャップに残った液は捨ててください。
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- STEP 3吐き出したら、すすがない
- うがいのあとは液を十分に吐き出すだけでOK。水で口をすすぐとせっかくのフッ素が流れてしまいます。うがい後30分ほどは、飲食も控えましょう。
1回に使う量の目安
年齢によるお口の大きさに合わせて、1回に使う量を調整します。
未就学のお子さん:5mL
学童(小学生)以上・大人:7〜10mL
「そのまま」と「2倍に薄める」の違い
この洗口液は、原液のまま使う方法と、水で2倍に薄めて使う方法があります。どちらもむし歯予防のための使い方として認められており、年齢やお口の状態に合わせて歯科医師が指導します。自己判断で濃さを変えず、受け取るときに案内された方法で続けてください。どちらで案内されたか忘れてしまったときは、受け取った歯科医院にご確認ください(当院で受け取った方はお電話でもかまいません)。
市販の洗口液(マウスウォッシュ)との違い
ドラッグストアで買える洗口液の多くは、お口の中の細菌を減らす殺菌成分やさわやかさが中心の製品です。一方、チェックアップ洗口液は「むし歯の予防」を効能として承認された医療用医薬品で、フッ素でむし歯を防ぐことが目的です。
「息をすっきりさせたい」なら市販のマウスウォッシュ、「むし歯をつくりたくない」ならフッ素のうがい液、と目的が違う製品だと考えると分かりやすいです。市販品にもフッ素配合のものはありますが、濃度や位置づけが異なるため、むし歯リスクが高い方には歯科医院で相談のうえ選ぶことをおすすめします。
どんな人に向いている?
むし歯になりやすい方
むし歯を繰り返している方、詰め物・被せ物が多い方は、毎日の歯磨きにフッ素うがいをプラスする価値があります。
矯正治療中の方
矯正装置がついているとお口の清掃がむずかしくなり、みがき残しが増えがちです。厚生労働省のマニュアルでも、矯正装置の装着で口腔衛生状態が悪化しやすい場合にフッ化物洗口は有効と考えられています。当院は矯正歯科室を併設しており、矯正中のむし歯予防はとても大切なテーマです。
4歳以上のお子さん
ブクブクうがいがしっかりできるようになる4歳ごろから使えます。4歳ごろから12〜14歳ごろまで続けると高いむし歯予防効果が得られるとされており、子どものうちから習慣にする価値があります。
歯ぐきが下がってきた大人の方
歯ぐきが下がると、歯の根の面(やわらかくむし歯になりやすい部分)が露出します。継続的なフッ素うがいは、この「根面う蝕(こんめんうしょく)」の予防の観点からも有効とされています。
子どもに使うときの注意
4歳未満のお子さんには使わない(うがいがうまくできず、飲み込んでしまうため)
初めて使う前に、水でブクブクうがい→吐き出しの練習をする
お子さんが使うときは保護者の方が見守る
保管はお子さんの手の届かないところに
なお、万が一1回分を誤って飲み込んでしまっても、フッ化物洗口液は安全とされています(厚生労働省マニュアルのQ&Aより)。あわてず、心配な場合は当院にご相談ください。
よくある質問
当院での実際のご案内(監修医より)
当院では、むし歯リスクが高い方や矯正治療中の患者さんに、診察の際その都度フッ素うがいをご提案しています。特にお子さんには、矯正中かどうかにかかわらず原則としてお勧めしています。お口の状態や年齢に合わせて、チェックアップ洗口液のほか、水に溶かして使う顆粒タイプのフッ素洗口剤「オラブリス」をご案内することもあります。
大崎・五反田でむし歯予防のご相談なら
大崎オーバルコート歯科・矯正歯科室(JR大崎駅徒歩4分・品川区東五反田)では、定期検診・予防歯科でお一人おひとりのむし歯リスクに合わせたフッ素の使い方をご案内しています。「自分は洗口液を使ったほうがいい?」「子どもに使える?」といったご質問も、検診の際にお気軽にどうぞ。
まとめ
チェックアップ洗口液=医療用医薬品「フッ化ナトリウム洗口液0.1%【ライオン】」(フッ素450ppm)
1日1回、就寝前の歯みがき後がおすすめ。5〜10mLで30秒〜1分ブクブク
原液か2倍希釈かは歯科医師の指導で。自己判断で変えない
うがいのあとは水ですすがない。30分は飲食を控える
ブクブクうがいができる4歳ごろから。4歳未満には使わない
関連する診療のご案内 → 予防歯科・定期検診|五反田・大崎エリアのご案内
監修医・医院情報
監修医:小林 伸(医療法人KDS 理事長/日本臨床歯周病学会 認定医/ITIインプラントスペシャリスト/日本顎咬合学会 認定医)
専門:フルアーチインプラント、審美修復、歯周形成外科
所属:日本臨床歯周病学会、日本顎咬合学会、ITIインプラントメンバー ほか
ライオン歯科材「フッ化ナトリウム洗口液0.1%【ライオン】」製品情報:https://www.lion-dent.co.jp/dental/products/iyakuhin/checkupfukka.htm
厚生労働省「フッ化物洗口マニュアル(2022年版)」:https://www.mhlw.go.jp/content/001037973.pdf
日本歯科医師会 テーマパーク8020「フッ化物」:https://www.jda.or.jp/park/prevent/index05_09.html
※本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。効果には個人差があり、使い方はお口の状態によって異なる場合があります。実際の使用にあたっては、歯科医院での指導に従ってください。
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