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みなさま、こんにちは。

品川区　大崎・五反田の歯科治療ならオーバルコート歯科室歯科医師の江夏です。

暦のうえでは春ですが、まだまだ寒い日が続きます。

集中している時や就寝時に無意識に歯を食いしばっていることはありませんか？
または家族や友人に歯ぎしりをしていると言われた事はありますか？

今回は歯ぎしりについてお話をさせていただきます。

歯ぎしりとは歯を擦り合わせたり、強く噛み締めたりする動作で、無意識のうちに行っている人がほとんどです。
歯ぎしり・食いしばりの際の噛む力は、自分の体重の2倍～5倍と言われており、歯ぎしりが原因で他の病気や歯のトラブルを発症するリスクもあります。自分はしていないと思っている人でも、気付かない間に歯ぎしりをしていて、歯が消耗し傷ついている可能性があります。

歯ぎしりには３種類
・上下の歯をすり合わせてギリギリするグラインティング
・上下の歯を強く食いしばるクレンチング
・上下の歯をカチカチと接触させるタッピング　　　
があります。

歯ぎしりは噛み合わせ、日頃の習慣など色々な原因がありますが、多くはストレス発散のために本能的に行う行動とも言われていますので、身体にとっては悪いことではないのですが、やりすぎると歯の擦り減り、知覚過敏、頭痛や肩こり、顎関節症など様々な不快な症状につながります。

対策としては、歯ぎしりそのものを無くすことは難しいので、悪影響の出ない範囲に力を少なくすることです。まずは日頃から上下の歯を触れる時間を少なくすることを意識することから始めてみてください。

自分が無意識のうちに歯ぎしりや食いしばりをしている事に気付いた時は、歯列矯正でも使用されますが、歯ぎしりの改善にも効果があるマウスピースの作成をおすすめします。
マウスピースを装着して眠ると、歯ぎしりをしてもダイレクトに歯や歯ぐきに負荷がかからないため、歯が削れる事を防ぎます。
さらにマウスピースを付けることによって、噛み合わせが歯の位置よりも高くなり、顎周りの筋肉の緊張が緩和されます。そして歯ぎしりによる肩こりや頭痛が軽減され、顎関節にかかる力も軽くなるため顎関節症も予防できます。

時節柄、体調を崩されませんよう気をつけてお過ごしください。

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