妊婦歯科検診のすすめ

   

みなさま、こんにちは。品川区 大崎・五反田の歯科治療ならオーバルコート歯科室、歯科助手の佐田です。

オリンピックも折り返し地点となり、大いに盛り上がっていますね!!!沢山の方が活躍してる姿を見ると、とても刺激を受け、自分も頑張ろう!と思えます☺️

さて、本日は"妊婦歯科検診について"お話ししたいと思います。

妊娠された方はご存知かもしれませんが、妊婦歯科検診というものがあるのはご存知でしょうか?

実は、妊婦さんと口腔内環境、そしてお腹の中の赤ちゃんととても関係しており、国でも検診を勧めるくらい大切な事なのです。

☆ホルモンや体調による変化☆

妊娠すると、ホルモンバランスなどにより口腔内環境がガラリと変わります。プロゲステロンやエストロゲンといった女性ホルモンが増加します。実は、この女性ホルモンが歯周病菌の大好物なのです!女性ホルモンは、唾液や歯周ポケットなどからも侵入できるそうです。ですので、女性ホルモンが増える事により歯周病菌が活発になり、歯肉炎を引き起こしやすくするのです。また、体内の免疫力も低下するため口腔内の免疫力も下がり、唾液の分泌量も低下するので、お口が乾きやすくなります。唾液には、酸を中和する役割もあるので、その機能が低下する事により、口腔内が酸性に傾きやすくなり、虫歯になりやすくなったりもします。

☆歯周病菌がもたらす影響☆

ホルモンの変化はもちろん、つわりの影響により酸味の強いものが食べたくなったり、食べづわりでずっと食べたいたり、歯を磨けないという妊婦さんは多いと思います。実際に、私も今までと同じように磨くと気持ち悪くなる事もしばしば…。歯磨きが出来ない状況になると、ご存知の通り歯周病や虫歯になるリスクが高まります。また、嘔吐がある場合には胃酸により酸蝕症になりやすくもなるので、しっかりとケアをする事も大切です。

歯周病菌や虫歯菌が口腔内から体内へと入り込むと、妊娠37週未満で出産する早産や新生児の体重が2500gに満たない低体重児になるケースがあると言われています。アメリカの研究結果では、飲酒や喫煙によって起こるリスクよりも歯周病によって引き起こされるリスクの方が高いとの事。妊婦さんが歯周病に罹患してる場合には、早期低体重児出産のリスクが7倍にもなると言われています。歯周病が胎児に影響があるなんて驚きですよね😳

引用:NPO法人社団日本臨床歯周病学会

http://www.jacp.net/pdf/leaflet/leaflet_04.pdf

☆妊娠中の予防として☆

つわりは個人差があるので、その都度の体調等をしっかりと見極め上手く付き合うしかありません。歯磨き出来る時にしっかり磨く、歯磨き粉は泡立ちの少ない物に変えてみる、奥歯を磨く時は少し小さめの歯ブラシを使ってみる、少し前屈み気味に歯磨きをしてみる……などなど、工夫をして清潔な口腔内を保ちましょう!!

残念ながら、オーバルコート歯科室では区の妊婦歯科検診は対象外となっております。ですが、通常の保険範囲内での定期健診クリーニングはもちろん妊婦さんでも受診する事が出来ます!

もし受診される際には、体調の良い日や安定期に入り、仰向けが辛くないお腹が大きくなる前がベストです

何かございましたら、お気軽に当院にお問い合わせください!

ぜひ、お腹の赤ちゃんの為、そして、自分の健康の為にもキレイな口腔内でお口も心もリフレッシュしましょう☆

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