誤嚥性肺炎と口腔内の環境について
2023/09/18
最近はだんだんと暖かい日も続き、春も近づいてきている気がします☺️早く暖かくなるのが待ち遠しいですね☺️
さて、今回は"誤嚥性肺炎と口腔内の環境"についてお話ししたいと思います。
突然ですが、皆さんは日本人の主な死因理由はご存知でしょうか?
2019年に厚生労働省より、発表されたグラフがこちらです!
誤嚥性肺炎を含む、肺炎が約10%もの割合を占めています。
では、なぜ誤嚥性肺炎と口腔内環境が関係あるのか?お話しします。そもそも、肺炎は大きく以下の4つに分けることができます。
1.ウイルス肺炎
2.細菌性肺炎
3.非定型肺炎
4.誤嚥性肺炎
1.2.3の3つの肺炎は、原因となる微生物が特定できるため、抗生物質などによって治療する事が可能です。
しかし、誤嚥性肺炎は原因となる細菌等が特定できません。さまざまな細菌によって引き起こすので、日常生活において誰でもなり得る病気の一つであります。
⭐︎ 誤嚥性肺炎の特徴 ⭐︎
・他3つの肺炎とは違い、様々な細菌で肺炎を引き起こす
→肺に飲食物を誤って飲み込んでしまう事が続く限り続く
・症状はゆっくり現れる
→高齢になると反応が鈍くなり、症状が現れにくくなる
・少量の異物では軽い炎症しか引き起こさない
→しかし、その積み重ねにより、徐々に肺を蝕み症状が悪化する
⭐︎ リスクを軽減するためには ⭐︎
①舌、喉の筋力UP
②口腔内を清潔に保つ
筋力UPには以前も取り上げている、あいうべ体操なども効果があります◎また、成人の口腔内には、300~700種類の細菌が生息しているといわれます。
常日頃から口腔内を清潔に保つ事により、細菌の数も減り、誤嚥性肺炎になるリスクを減らすのです!
以上の事から、誤嚥性肺炎と口腔環境は、とても関係があると言えます☺️どんなに歯ブラシを丁寧にしていても、歯石というものは溜まってきます。歯についてしまった歯石は、専用の器具を使わないと取れないため、定期的に歯科医院でのクリーニングが必要となります。
お口の環境はカラダの健康にも繋がります!
この時期だからこそ、お口の環境を整えて、さらに健康的な生活を送るサポートをさせていただきたいと思っております☺️
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