お薬の正しい飲み方
2023/09/18
皆さま、こんにちは。品川区 大崎・五反田の歯科治療ならオーバルコート歯科室トリートメントコーディネーターの村田です。
11月に入り、暗くなるのが早くなりましたね。街中のイルミネーションに囲まれながら帰るのが、ここ最近の楽しみの一つとなりました。
今日は正しいお薬の飲み方について、お話させて頂きます。
病院を受診したら出される薬ですが、歯科医院でも処方することが多いです。
オーバルコート歯科室では直接、患者様にお薬をお渡しする院内処方で対応させて頂いております。その際、お薬の飲み方についても併せて説明させて頂いていおります。
歯科医院で処方するお薬は、抗生物質、痛み止め、口内炎などで使用する塗り薬が出されることが多いです。今回は抗生物質、痛み止めの薬についてお話します。
まず抗生物質の薬ですが、細菌感染が原因と思われる症状がある場合に処方されます。
その多くは1日3回、1日2回(1日1回服用する薬もあります)服用するようにと言われる事があります。これは飲んだ抗生物質(抗菌剤)が胃や腸から吸収され、それが血液中に入り全身に一定の濃度で持続的に行き渡らせるために必要な用法です。抗菌剤はある一定濃度を保つことでその効果が発揮され、化膿止め、腫れ、細菌感染を抑えることができます。薬を飲み忘れると、一時的に血中濃度を下げることになり、細菌が再び増殖し、症状の改善が遅れてしまいます。また、抗生物質を飲んだり飲まなかったりといった服用の仕方をした場合、薬に対する抵抗力ができてしまい、薬の効かない細菌が出てきてしまいます。 ですので、抜歯された時に抗生物質の薬をお出しすることが多いですが、何も症状が無くても指示通りに飲んで頂く事が大切です。
鎮痛剤(痛み止め)は、頓服(痛みの症状がある時に飲む)で処方される事があります。一般的に鎮痛剤は6〜8時間効力が持続するので、痛みの症状が続く場合は、6〜8時間ごとに服用します。しかし痛み、炎症が強く服用しても効かない場合、最低3〜4時間は空けて服用するようにしましょう。頓服として処方することが多い鎮痛剤ですが、場合によっては内服薬として(決められた時間に服用すること)処方することがあります。その場合も、指示通りに飲むようにしましょう。
抗生物質も鎮痛剤も服用によっては、お腹を壊したりする事があります。その場合は市販の胃薬を併用しましょう。また空腹時の服用もできるだけ避けましょう。
持病やアレルギー、現在服用されている薬がある場合や処方された薬で異常が出た場合、すぐに服用を止め、担当医に相談するようにしましょう。
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