はちみつはむし歯になりやすい?

      2025/10/30

みなさま、こんにちは。品川区 大崎・五反田の歯科治療ならオーバルコート歯科室、管理栄養士の斉藤です。金木犀が咲き始め、秋を感じる今日この頃です。

虫歯の予防のために甘いお菓子を控えていて、はちみつも控えた方がいいのでは?と疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?そんな「はちみつ」についてお話しようと思います。

はちみつの栄養について

はちみつの糖分はブドウ糖と果糖という糖類が主成分になります。ブドウ糖、果糖はともに単糖のため、これ以上分解する必要がなく体に入るとすばやく吸収され、エネルギーに変換されます。食後約20分で体に吸収されるので、胃腸への負担も軽くすみます。また、砂糖(ショ糖)と比べると甘さを感じやすいため、白砂糖の半分程度の量で甘さを感じることができます。

また、はちみつは糖分だけでなく必須アミノ酸、ビタミンB2、葉酸、カリウム、ポリフェノールなども含まれている栄養価が高い食品です。

むし歯にならないわけではない

砂糖がむし歯の原因といわれる理由として、プラークの形成に重要な役割を果たす「不溶性グルカン」を作り出しだすためです。

少し難しい話になりますが、むし歯菌は砂糖から水に溶けにくいネバネバした「不溶性グルカン」を作り出します。これにより歯に強力に付着して、そこでたくさんの細菌の集合体が形成されます。そしてこれが増えて歯の表面の汚れとなったものが、プラークというものです。細菌は乳酸も作り出すため、プラークの中も酸性となり、酸に接している歯にむし歯が出来てしまいます。

ブドウ糖や果糖はこの「不溶性グルカン」を形成する材料とはならないため、はちみつはプラークがつきにくいと言えます。しかし口の中の細菌はこのブドウ糖や果糖から酸を作り出しますので、はちみつを多く食べてしまうとむし歯になる可能性があります。

 

はちみつを選ぶ時は、砂糖が含まれていないものを

砂糖と異なりプラークがつきにくいはちみつですが、種類によって砂糖が含まれているものもあります。はちみつにも種類がありますので、選ぶときには食品成分表をみて選ぶと良いでしょう。

・純粋はちみつ

添加物等を加えていない純度100%のはちみつです。非加熱のものと加熱処理をしているものがあります。

・精製はちみつ

純粋はちみつから匂いや色を取り除いたものです。加工の際にはちみつの栄養素は壊れてしまいます。

・加糖はちみつ

水あめや果糖、ショ糖などを添加した加工品で、純粋はちみつの含有量が全体の60%以上のものです。

また、はちみつにはボツリヌス菌が含まれている場合があります。ボツリヌス菌は腸内で増殖し、毒素を排出します。大人は菌に耐性ができているので問題ありませんが、赤ちゃんはまだ耐性ができていないので菌に負けてしまい最悪の場合死に至ってしまう場合もあります。ですので1歳未満の赤ちゃんには与えないように注意しましょう。

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