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こんにちは！品川区　大崎・五反田の歯科治療ならオーバルコート歯科室

歯科医師の大久保です。

梅雨がなかなかあけず、どんよりとした雲に覆われる日が続いていますが、今日は久々の晴れ予報ですね！

社会情勢は未だ落ち着かず、例年とは違う1年になってしまいました。本来ならば今はオリンピック期間中でもあり、複雑な気持ちです。

さて、今日はプロバイオティクスについてお話しします。最近腸活が流行っており、実は密かに私も興味を抱いているところです。

なんと、食べると歯周病予防ができる、善玉菌があるのです！

お口の中は腸に次いで細菌数が多く、歯周病と全身の関係も広く認知されるようになってきました。

腸内環境を整えるのと同じで、口腔内の細菌環境も整えようという作戦です。

(口腔内細菌叢の改善が腸内細菌叢の改善につながるという報告もあります)

口腔内細菌叢1gあたり1,000億個もの菌が存在し、その種類は500種以上にもなるといわれています。口腔内のさまざまなトラブルを引き起こす原因になる悪玉菌とともに、これら悪玉菌に対抗するために、数多くの善玉菌がすみついています。

理想的な細菌叢のバランスは善玉菌10：悪玉菌1と言われており、お口の健康を守るためには、実に悪玉菌の10倍もの善玉菌が必要だといわれています。

すでに研究されているのは、乳酸菌の一種のロイテリ菌(ラクトバチルスロイテリ菌)です。ロイテリという名前のヨーグルトも売られています。(成城石井や紀伊國屋で見かけます)

この、ロイテリ菌が歯周病の原因菌を抑制するというデータが確認されています。

また、ほかの乳酸菌のLS1やWB21を歯周病患者さんが摂取すると、症状の維持や改善が確認されました。

体内の細菌バランスは、善玉菌が優位に立つと人体にとって有用な働きをする一方で、悪玉菌が優勢になると歯茎の腫れなどを引き起こすといわれています。

口腔内は空気や食べ物の通り道であり、常に多様な細菌が行き交う非常に過酷な環境です。

メインテナンスは歯医者さんに定期的に通い、ご自宅では日々の歯ブラシに加えてプロバイオティクス生活も、取り入れてみてください。

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