お歯黒って何?

   

みなさま、こんにちは。品川区 大崎・五反田の歯科治療ならオーバルコート歯科室トリートメントコーディネーター村田です。今日も秋めいた気候で、過ごしやすい1日でしたね。このまま夏も終わるのかと思いきや、また来週30度を超える夏の暑さが戻ってくるようですね。

さて今回は、気分を変えて歯の雑学「お歯黒」について、お話させて頂きます。お歯黒は、明治時代初期まで続いた女性の習慣で、別名「鉄漿(てつかね)」「かね」「はぐろめ」「歯黒」「涅歯(でっし、ねっし)」とも呼ばれ毛化粧品の一種として使用されていたと言われています。文字通り、お歯黒は、歯を黒く染める事を言います。酢酸に鉄を溶かした液にタンニンを多く含む粉を混ぜて作り、それを歯を染めていきます。歴史はとても古く、奈良時代に朝鮮半島から伝わったとされています。では、なぜ昔の人は、歯を黒く塗っていたのでしょうか?「お歯黒」は、平安時代には貴族階級の間で広く使用されることとなり、男女ともに17~18歳で歯を黒く染めることが成人の証でした。江戸時代に入ると、上流社会の生活様式が徐々に一般市民にも広がり、既婚女性の象徴として使用されていたと言われています。そんなお歯黒ですが、実は歯にとって、むし歯になりにくい、既に進行しているむし歯の歯にお歯黒を塗ると、むし歯の進行を抑える、知覚を鈍化させる、歯のエナメル質を強くするといった効果があったと言われております。お歯黒を塗った歯には、むし歯以外に歯槽膿漏も少なかったようです。白い歯が基本とする現代からすると、お歯黒は落とせるのか気になるところですが、それなりに落ちてしまうものだったようです。お歯黒をキープするために、毎日または数日おきに塗り直しをしていたようです。しかし、お歯黒は作るのに手間がかかること、西洋文化の普及とともに無くなっていった途端に、女性のむし歯が増えてしまったようです。

最後に…今の時代に馴染みがないお歯黒は、実はむし歯予防効果のあるお歯黒の有効成分が注目され、製品として開発されています。例えば、歯に接着するセメントや、治療後の歯がむし歯になりにくいように利用されていると言われている事から、昔の方々の知恵は、こうして現代にも生かすことができるのですから感謝ですね。

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