妊娠中の歯科治療について

      2023/09/18

みなさま、こんにちは。品川区 大崎・五反田の歯科治療ならオーバルコート歯科室トリートメントコーディネーターの村田です。梅雨がようやく明け、暑い夏がやってきましたね。今日も、かなり暑くて、早くも夏バテしそうです。今年の夏は例年とは違い、コロナウイルスの感染予防でマスクの装着がかかせません。熱中症にならないよう、こまめに水分補給をして、食事もしっかり摂り、この夏を乗り切っていきましょう。さて、今回は妊娠中の方の歯科治療に関して、お話させて頂きます。

妊娠中の方のお口の中は、ホルモンバランスの変化により、普段とは違う環境になっております。つわりで十分な歯磨きができなかったり、食べつわりで常に何かを口にしていたり、唾液の量が減ったり、味覚の変化で甘いものや酸っぱいものが食べたくなったりするので、むし歯や歯周病になりやすい状態です。また、妊娠中は歯周病菌のエサとなる女性ホルモンが急激に増え、歯肉の炎症も起こりやすくなります。歯周病は流産や早産のリスクもあり、歯周病は妊娠中の女性にとって、恐ろしい病気です。しかし、妊娠中の女性にとって、歯科治療に対して、安全に受けられるかどうか不安になることが多いのも事実です。まず、妊娠中のレントゲン撮影ですが、被ばく量の少ないデジタルレントゲンですと、被ばく量も太陽などの普段の生活の中で受けている放射線量より微量ですし、撮影時に防護エプロンを装着して頂くので、お腹にいる胎児への影響はほとんどありません。後、歯科治療で使用する局所麻酔は、患部に限局して使用する麻酔ですので、母体や胎児には影響ありません。薬に関しては、抗生物質や鎮痛剤を使用する際は、注意が必要です。抗生物質の中には、胎児に影響を及ぼすものもある為、なるべく、妊娠8週以内で使用しない事が望ましいとされていますが、使用しても影響が少ないものを必要最低限で処方するようにしています。また妊娠中の歯科治療で最適な時期ですが、妊娠4ヶ月〜7ヶ月の間の安定期に入ってからと言われております。ただし、緊急性の高い症状がある場合は、安定期以外の治療も可能です。

最後に歯科医院に受診した際、必ず妊娠していることを伝えてから、治療を受けるようにして下さい。妊娠中、十分な口腔ケアがしにくくなったと感じましたら、お早目に歯科医院にご相談ください。

🍀オーバルコート歯科室では、8月12日(水)〜16日(日)は夏季休診とさせて頂きます。ご迷惑をお掛け致しますが、宜しくお願い致します。

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