親知らずに歯肉が被さっていたら、それは歯肉弁
2025/10/22
親知らずの歯肉が腫れる原因
みなさま、こんにちは。品川区 大崎・五反田の歯科治療なら大崎オーバルコート歯科・矯正歯科室の村田です。
今回は「親知らずの歯肉」に関するお話です。
親知らずの歯肉が腫れて痛い、口が開けにくい…。そんな症状にお悩みではありませんか?
今回は、親知らずの歯肉が腫れる原因と治療法について、歯科の専門家がわかりやすく解説します。
親知らずは、歯ぐきの中に半分埋まった状態で生えることが多く、その上に歯肉弁(しにくべん)という歯ぐきのフタのような部分がかぶさることがあります。

↑6歳臼歯が生え始めていますが、歯冠の半分が歯肉に覆われています。

↑こちらは親知らずです。1枚目の写真と同じく、親知らずの歯冠の半分を歯肉に覆われている状態です。
歯肉弁を放置すると起こるトラブル
親知らずの歯肉が腫れる原因は、歯肉弁の下に汚れが溜まることです。
そのため、歯ブラシが届かず細菌が増殖して炎症を引き起こします。
一方で、免疫力の低下も悪化の一因となります。
例えば、疲労や睡眠不足の際には炎症が再発しやすくなります。
歯肉弁をそのままにしておくと、次のようなトラブルが発生することがあります。
① むし歯の発生
歯肉弁の下には歯垢(プラーク)が溜まりやすく、ブラシが届きにくいためむし歯になりやすくなります。
② 歯ぐきの腫れ
疲労や免疫力の低下時に炎症を起こして腫れることがあります。重症化すると「口が開けにくい」「発熱する」などの症状が出ることも。
治療法:歯肉弁切除
トラブルを防ぐために行うのが歯肉弁切除です。局所麻酔をし、メスやレーザーを使って余分な歯ぐきを取り除きます。
処置後の痛みはほとんどなく、歯肉の形が整いブラッシングしやすくなります。

治療法:親知らずの歯肉の腫れを治す
炎症が強い場合は、まず抗生剤や鎮痛剤で腫れを抑えます。
その後、状態を見ながら親知らずの抜歯や歯肉弁切除を行います。
親知らずの歯肉の腫れを予防するブラッシング方法
日常的にしっかりと歯ブラシやフロスで清掃することが大切です。
歯肉弁のある部位は、やわらかめの歯ブラシで優しく磨くのがポイントです。
まとめ
「親知らずの歯肉が腫れて痛い」と感じたら、我慢せず早めの受診をおすすめします。
症状が軽いうちに治療を行うことで、抜歯を避けられる場合もあります。
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