手術前の歯科受診について

   

みなさま、こんにちは。品川区 大崎・五反田の歯科治療ならオーバルコート歯科室 管理栄養士の財津です。
食欲の秋が到来していますね。私は果物に目がなく、特に秋は美味しい季節なので、毎朝楽しんでいます。

先日、タレントさんが膝の手術で入院した時の日記がWEBに載っていました。その中で手術前検査の中に歯科検診があり、歯垢がたまっていたので手術前日に口腔ケアをした、まさか口の中まで検査されると思っていなかったので驚いたという内容の文章がありました。
今回は手術前になぜお口のお手入れが必要なのかというお話をしていきたいと思います。

手術と口腔ケア、あまり結びつかないかもしれませんが、実は口腔内の環境を整えることは手術にとても関わりがあるのです。
手術が決定した外来から入院、麻酔・手術、術後回復、退院・社会復帰の患者様の手術前後の期間を周術期といいます。周術期に起こりうるお口のトラブルとして、歯の損傷と術後感染症があります。

歯の損傷について
手術を行うときに全身麻酔が選択されることがあります。全身の筋肉を脱力させる薬を使うので自分自身では呼吸ができなくなります。そのため呼吸を助けるために気管内挿管が行われます。チューブを操作する際に、歯が欠ける・折れる・抜けるといった歯の損傷が起きることがあります。もともと歯周病で揺れている歯や前後の歯は抜けてしまって1本だけ孤立して生えているような場合、ぐらぐらしている差し歯がある場合に起こりやすいと言われています。また抜けた歯が気管へ転がり落ちてしまうととても危険です。特に気管挿管時にあたる前歯は注意が必要です。

術後感染症について
お口の中には700種類以上の最近がいて、さまざまなお口や全身のトラブルの原因になるといわれています。通常の生活では病気を起こさない菌でも気管内挿管の時に口の中の最近がチューブを介して肺に入り、手術後は免疫力が下がるので肺炎などの感染症を引き起こすことがあります。
また、口は呼吸器・消化器の入り口です。唾液と共に口の中の最近が手術部に移動し治癒が遅れることがあります。

よく噛めないと栄養状態や免疫力の低下を引き起こす
手術には多くの体力を必要とします。術後は体力や免疫力が低下します。手術前になんでも食べられるように歯の状態を整えて体力や免疫力を整えるとともに術後の回復力を高めることが重要です。

どのような手術でも心配は尽きないと思います。安全に手術を受け日常生活に戻るためにも口腔ケアは大切です。
歯がぐらぐらしている方、乾燥・口臭がある方、化学療法・放射線療法を予定されている方はリスクが高いとされています。
手術前の歯科検診では、口の中をチェックし、虫歯、歯茎の状態、動いている歯がないかを確認し、必要があれば治療を行います。また歯石の付着があれば除去し口の中を綺麗にして、最近を減らすようにします。

当院でも手術前の歯科検診を行っています。安心して手術を受けられるように是非歯科受診をしてくださいね。手術前後のお口のことで心配なことがございましたらお気軽にご相談ください。

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