歯周病と認知症の関連性
2023/09/18
品川区 大崎・五反田の歯科治療ならオーバルコート歯科室
院長の小林です。
昨年11月、イギリスの科学誌“npj Aging and Mechanisms of Disease(エイジングと疾病メカニズム)”の電子版に、
歯周病によって脳内にも炎症が波及し、アルツハイマー病の原因分子の脳内レベルが上昇するため、
認知症を増悪させるといった内容の研究発表が掲載されました。
この研究は名古屋市立大学大学院医学研究科の道川誠教授と国立研究開発法人国立長寿医療研究センターの松下健二部長を中心に、
松本歯科大学、愛知学院大学、名古屋大学と共同で行ったもので、
アルツハイマー病の原因分子であるアミロイドβタンパク質の元になるタンパク質・APPを過剰に発現させるマウス(アルツハイマー病モデルマウス)に歯周病菌を感染させ、
歯周病を発症させたマウスと対照マウスを3か月飼育し、両者の脳内に生じるアミロイドβの蓄積ならびに脳内レベルを定量。
それと並行して学習行動試験により認知機能の評価を行った結果、歯周病マウスでは対照群に比べて脳内アミロイドβタンパク質レベルが著明に上昇し、脳内炎症分子(サイトカイン)の上昇が認められ、記憶学習能力の低下が見られたとのこと。
これまで歯周病は、認知症の危険因子・増悪因子であるという疫学研究成果はあったものの、歯周病と認知症の因果関係を分子レベルで明らかにした研究は世界ではじめてのことで、
今後、歯周病の治療や口腔ケアによってアルツハイマー病の発症予防や症状の進行抑制に役立つことが期待されています。
世界一超高齢社会である日本にとって、朗報となる研究データではないでしょうか。
老後を有意義に過ごす為に、認知症予防の観点からも日々の口腔ケアは欠かせないということになります。
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問題が起きない限りは、なかなか歯科受診は積極的になれないものです。
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