3大栄養素の働きを知っていますか?

      2023/09/18

みなさま、こんにちは。品川区 大崎・五反田の歯科治療ならオーバルコート歯科室、管理栄養士の斉藤です。今年もあっという間に4月になり、私は朝日が気持ちいいなと思いながら起きる日々を過ごしております。さて、今回は「3大栄養素」についてお話しようと思います。

3大栄養素とは?

3大栄養素とは炭水化物(ご飯、パンなど)、脂質(油、バターなど)、たんぱく質(肉、魚、卵、豆など)の3つのことを指します。エネルギーのバランスは炭水化物50~65%、脂質20~30%、たんぱく質13~20%(年齢により異なる)が目標とされています。(日本人の食事摂取基準2020より)

炭水化物

炭水化物はご飯やパンなどに多く、体や脳を動かすエネルギー源になり、すばやくエネルギーに変換されます。摂りすぎてしまうと脂肪に変換されてしまうので、あまり食べない方がいいと思われる方もいるかもしれません。ですが、不足してしまうと疲れやすくなったり、集中力がなくなったりしてしまいます。

脂質

脂質は油やバターなどに多く含まれています。脂質は、エネルギーになったり、体温を保つ、細胞膜などの構成、ホルモンの原料になる働きがあります。肌や髪を美しく保つには適度な脂質が重要になります。ですが、炭水化物と同じく摂りすぎると脂肪として蓄えられてしまうので注意しましょう。

たんぱく質

たんぱく質は肉や魚、卵、豆などに多く含まれています。筋肉、内臓、血液、皮膚などの体を作る材料になり、エネルギー源になる働きがあります。たんぱく質は体内でアミノ酸に分解されます。またアミノ酸は体内で合成できない「必須アミノ酸」が9種類あり、食品中でこの9種類のバランスを点数化したもの「アミノ酸スコア」と言います。このアミノ酸スコアが高い食品ほど、良質なたんぱく質ということになります。スコアが100の食品には鶏肉や卵、乳製品などがあります。また、歯肉や歯を作るのにもたんぱく質はとても重要な栄養素です。歯科医院で歯周治療をしたうえで、しっかりたんぱく質を摂ることで歯周病で炎症を起こしていた歯肉も改善していきます。

炭水化物や脂質は摂りすぎると肥満の原因にはなってしまいますが、かといってダイエットなどにより不足してしまうことで疲れやすいか身体になったり、ホルモンバランスが乱れたりしてしまいます。何をどれだけ食べたらいいのかを示した、厚生労働省と農林水産省が合同で考えた「食事バランスガイド」も活用してみるとバランスの良い食事を摂ることができますので、ぜひ使ってみてください。

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