歯石ができる仕組みと予防法

      2025/03/25

みなさま、こんにちは。

品川区 大崎・五反田の歯科治療なら大崎オーバルコート歯科・矯正歯科室 歯科衛生士の嵐です。

最近は寒暖差が大きい日が続いておりますので、どうぞお体を大切になさってください。

歯科でクリーニングを受けた際に「歯石がついています」と言われたり、ご自身で歯石がついてきたと感じたことはありませんか?しかし、なぜ歯石ができるのかを考えたことはありますか?今回は、歯石ができる仕組みや、つきやすい場所、そして予防法についてお話しします。

歯石とは、歯の表面に付着した歯垢(プラーク)が唾液中のミネラルと結びつき、硬く石のように固まったものです。歯垢は細菌が増殖してできたもので、放置すると約2日ほどで石灰化が始まり、歯ブラシでは取り除けなくなります。

歯石自体は酸や毒素を出しませんが、その表面はザラザラしており、細菌が付着しやすい状態です。そのため、歯周病や口臭の原因となる細菌が繁殖しやすくなり、歯や歯ぐきの健康に悪影響を及ぼします。

歯石がつきやすい場所

歯石は、特に唾液腺の開口部の近くにできやすいです。

- 下の前歯の裏側(舌下腺の近く)

- 上の奥歯の外側(耳下腺の近く)

また、歯ぐきから出血がある場所も、血液中の成分によって石灰化が促進されるため、歯石ができやすいと言われています。

歯石がもたらす影響

歯石を放置すると、次のような問題が起こります。

1. 歯周病のリスク増加

   歯石が歯ぐきを圧迫し、炎症を引き起こすことで歯肉炎や歯周病につながります。進行すると歯がグラグラになり、最悪の場合、歯を失うこともあります。

2. 口臭の原因

   歯石の表面には細菌が繁殖しやすく、それが原因で口臭が発生することがあります。特に歯ぐきの近くに歯石があると、より強い口臭を引き起こしやすくなります。

3. 虫歯のリスク増加

   歯石があると歯垢が溜まりやすくなり、虫歯のリスクが高まります。また、歯石が歯の表面を覆うことで、虫歯の初期段階に気づきにくくなることもあります。

歯石を防ぐには?

歯石を防ぐためには、日々のセルフケアと定期的な歯科検診が重要です。

- 丁寧な歯磨き

  毎日の歯磨きをしっかり行い、歯垢を残さないようにしましょう。特に歯と歯の間はプラークが溜まりやすいので、フロスや歯間ブラシの使用もおすすめです。

- バランスの良い食生活

  糖分の多い食品や酸性の強い飲み物を控え、カルシウムを多く含む食品を摂ることで、歯の健康を維持しましょう。

- 定期的な歯科検診

  一度歯石がついてしまうと、歯ブラシでは取り除けません。歯科医院で専門的なクリーニングを受け、歯石を除去することが大切です。歯石がつきやすい人は、1〜3ヶ月ごとの受診をおすすめします。

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歯の健康を守るために、日々のケアを見直し、歯科医院でのクリーニングを定期的に受けましょう!

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