果物は虫歯になるの?!
みなさま、こんにちは。品川区 大崎・五反田の歯科治療ならオーバルコート歯科室の管理栄養士 樋渡です。
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さて、本日は「果物は虫歯になるの?!」と題して、果物の果糖に関するお話をさせて頂きます。
果物は四季折々様々な味覚を楽しむことができます。今の季節ですと、りんごや梨、ぶどうが旬で魅力的ですね🍎🍐🍇実は、そんな果物の甘さは砂糖とは少し違います。そこで、果物の甘さの正体を詳しく探っていきたいと思います🤔💭
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◎果物の果糖とは?!◎
国の食事バランスガイドによれば、1日の果物の推奨摂取量は200グラムとされています。具体的には、りんご1個、みかん2個、バナナ1本程度です。果物には、ビタミン、ミネラル、食物繊維、そしてブドウ糖が含まれています。健康づくりに大いに期待できそうですね。
果物が健康に良いとされるのはビタミン、ミネラル、食物繊維、ファイトケミカルに負う部分であり、その一方で単糖類である果糖(フルクトース)を大量に含んでいることを忘れてはいけません。
果糖は、ブドウ糖やデンプンと比較して中性脂肪に変わりやすく、体重増加を招きやすい糖質です。果物といえども摂取過剰に対する注意が必要なのです。
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◎果物の口腔内に及ぼす影響とは?!◎
果物の虫歯に対する影響は、どうでしょうか。砂糖菓子でないから安心とは言えません。結論から言いますと健康に良い果物とは言え、「過ぎたるは及ばざるがごとし」です。食べ過ぎ、特に夜遅くデザートとして食べた場合、果糖は中性脂肪に変わり、就寝直前の果物は、虫歯を作ってしまいます。
糖質を消費量よりも過剰に摂取した場合、肝臓で中性脂肪に変換、盛んに合成されてそれらを輸送する悪玉コレステロール合成を促進します。悪玉コレステロールは、分子量が小さいために血管壁に侵入しやすく動脈硬化の原因となります。肥満につながると同時に、高脂血症になる恐れがあります。果糖は、肥満と2型糖尿病の原因となりうるのです。特に歯周病の患者さんは肥満と歯周病が強く関連することから血管を傷害することとも繋がります。果糖は、砂糖よりも1.5倍甘いため過剰摂取しやすいので注意が必要です。
また、さとうきびを筆頭に、一般に果物にも砂糖が含まれていますから、細菌に代謝され、バイオフィルム合成と有機酸の産生が行われます。就寝後は、唾液の分泌が減少するため夜食の果物は、健康に良いどころかむしろ悪い習慣と言えるでしょう。
甘党の人は、砂糖がダイエットと虫歯予防の観点から健康に良くないことを知っている方が多いですが、そこで天然の果物なら健康に良いと考え、果物を選択することも多いようです。しかし、こうした知識がないと、知らないうちに脂肪肝、高血糖、動脈硬化などを引き起こす恐れがあるため、注意が必要です。
正しい知識を持って、秋の味覚、果物を楽しみましょう🍎🍇🍐🤤❣️
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お口の健康から全身を元気に保ちましょう🦷🪥✨
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参考文献:クインテッセンス出版株式会社「食育は歯科医療を変える」丸森英史、武内博朗編著
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