歯科疾患と生活習慣病
みなさま、こんにちは。品川区 大崎・五反田の歯科治療ならオーバルコート歯科室の管理栄養士 樋渡です。
日差しが差し込み、夏の訪れを感じる頃となりました。紫陽花の成長から目が離せません🤗❣️季節の変わり目は体調を崩しやすいのでお気をつけ下さいね☺️
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さて、本日は「歯科疾患と生活習慣病」と題して、歯科疾患と生活習慣病の深い関わりについてお話をさせて頂きます。
最近の研究では「歯科疾患による歯の喪失により栄養状態が乱れ、生活習慣病を招く」と報告されています。どうしてそうな事が起こってしまうのか?
今回は、そんな自分の歯を大切にすることの重要性を詳しく探っていきたいと思います🤔💭
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🦷食習慣と虫歯👿
菓子類など砂糖を多く含む食品を頻回に摂取するような食生活は、虫歯を誘発し、歯の喪失、咀嚼機能低下につながります。
飲食物と虫歯との関連はこれまで多くの研究が行われ、エビデンスの強いものが糖類です。
これまでの糖類と虫歯のエビデンスをもとに、世界保健機関(WHO)は2015年にガイドライン「成人及び児童の糖摂取量」を発表しました。このガイドラインでは、虫歯および肥満のリスクを減らすために、成人及び児童の1日あたり遊離糖類摂取量を、エネルギー総摂取量の10%未満に減らすように勧めています。また、新たなガイドラインとして、エネルギー総摂取量の5%未満が勧められています。
※遊離糖類とは、人が食品・飲料に添加する糖類の他、蜂蜜、シロップ、果汁、濃縮果汁中に天然に存在しているものである。
※成人では1日平均2000kcalの要摂取に対し、その約5%の25gから10%の50gが目安である。
※5〜6歳で1日あたりに必要とされる1573kcalに対し、5%の20gもしくは10%の40gが目安である。
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🦷食習慣と歯周病👿
歯周病は口腔内における細菌感染症です。歯周組織破壊の主な原因は、細菌に対する宿主の過剰な免疫応答によるものです。結果として、歯周靱帯の破壊や歯槽骨吸収へと繋がります。
健康な食事は慢性炎症を抑えることができます。
ビタミンC、ビタミンE、カロテノイド、不飽和脂肪酸などの栄養素は炎症を調整する事ができるのです。また、このことは、心血管疾患、糖尿病リスクにも深く関連しています。
また、健康な食事は骨の形成と維持に重要です。
骨の形成に必要なカルシウム、マグネシウム、カルシウムの代謝や恒常性の維持に関わるビタミンDなどの栄養素が特に骨代謝と関連があり、これらの摂取量や体内での濃度は骨粗鬆症などの代謝性骨疾患のリスクに影響を与えています。
さらに、ビタミンDについては、その血中濃度が歯周外科手術の予後に影響を与え、ビタミンD欠乏を呈する患者では歯周外科手術の効果は薄いとの報告もされています。
いずれも全身の健康のためには口腔内状態と合わせて、栄養状態の重要性が伺える内容と言えます。
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🦷まとめ🌟
①歯科疾患の虫歯や歯周病によって歯を失う
↓
②咀嚼力低下、噛み合わせの崩壊
↓
③栄養摂取が不十分となる
↓
④生活習慣病や健康寿命の延伸に悪影響を及ぼす
生涯を通して、
お口の健康と良い栄養状態を考えることが
全身の健康へと良い影響を与えます🙆♀️🌟
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お口の健康から全身を元気に保ちましょう🦷🪥✨
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参考文献:「臨床歯科栄養学」花田信弘監修 一般財団法人 口腔保健協会
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