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みなさま、こんにちは。品川区　大崎・五反田の歯科治療ならオーバルコート歯科室の重野です。

お正月はいかがお過ごしでしたか。お正月の賑わいも過ぎ、やっと普段の生活が戻ってきましたね。

さて、今回は定期検診の重要性について皆さんにお話ししたいと思います。

みなさんは、定期的に検診・クリーニングへ歯医者さんへ行っていますか？

痛くなったときだけ、歯医者さんへ行ったりしていませんか？

突然ですが、『歯周病』はご存じでしょうか。多くの方が一度は耳にしたことがあるかと思います。

歯を失ってしまう理由の一つと言われる、歯周病ですが、どれほど恐ろしいものなのでしょうか。またなぜ歯周病が定期検診と関係しているのでしょうか。

歯を失ってしまう原因として、虫歯と同じ割合で歯周病が原因というデータが厚生労働省より出ております。

定期的に検診クリーニングへ行っている方とそうでない方では将来の残っている歯の本数が大きく変わってくるのです。

では、歯周病とは一体どんな病気なのか。

それは細菌たちが歯を支えている骨を溶かしてしまう病気です。放っておくとそのうちポロッと歯が抜けてしまいます。

成人になると、虫歯のリスクだけでなく歯周病のリスクも同時に高くなります。

歯周病の恐ろしいところが、

①自覚症状がないまま進行していきます。

②糖尿病と同じく慢性疾患なので、一度進行すると元に戻すことができません。

③ご自身の歯磨きだけでは歯周病の進行を止めることができません。

また、歯周病に関してのよくある誤解。

それは、薬局でよく販売されている歯周病ケアの歯磨き粉や洗口液では歯周病を治すことはできないということ。

勿論、使っていただく分には予防効果はあるので良いことです。治すという観点ではなく予防という意味で使っても良いかもしれないですね。

では、どのようにして歯周病の進行を止めたら良いのでしょうか。

それは、下記の写真の中央の歯をご覧ください。歯茎の奥に黒い汚れがあります。黒い汚れは歯石と言われるもので、歯周病の進行を食い止めるには歯茎の奥の歯石を除去する必要があります。歯茎の奥の歯石除去は、ご自身の歯磨きでは出来ません。この歯石は歯科医院でなければ除去することができないのです。

また歯周病の進行状況を知る為にも、歯科医院へいく必要があります。歯周病はどのように進行していくか。下記の写真をご覧ください。

軽度歯周病では、歯磨き時に出血したり、歯肉の色が赤くなったり、あまり自覚症状がないので気づきにくいのです。

中度歯周病では、軽度の歯周病の症状に加えて、歯が少しぐらつき始めたり、硬いものが噛みづらくなってきたり、歯肉から出血や痛みも出てきます。中度まで進行してしまうと、歯を支えている骨が半分ほど溶けてきてしまっているのです。そのため、歯肉もだんだん下へと下がってきてしまいます。

重度歯周病では、歯を支えている骨が2/3以上溶けてしまい、歯肉は赤く腫れ、膿が出たり、歯肉が下がり歯根が見えてきたりもします。また、歯を支えている骨がかなり溶けてしまっているので、かなり歯が揺れ、しまいには抜けてしまうこともあります。あとは、口のネバ付きや口臭もあります。

このように、定期的に検診クリーニングを受けることで、虫歯チェックだけでなく、歯周病の進行状況や歯石取りなど、早期発見早期治療により、病状を最小限に抑えることが出来るのです。

その為、将来一本でも多く歯を残せるよう今のうちから定期的に歯科医院へ通うこととても大切なのです！

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