歯の着色について

   

みなさま、こんにちは。品川区 大崎・五反田の歯科治療ならオーバルコート歯科室 管理栄養士の財津です。
早いもので今年もあと2週間ほどとなりました。
最近は少しずつですが外食もできるようになり、少人数での忘年会や新年会を予定されている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
お酒の中でも赤ワインが好きだけど、歯の着色が気になるという方もいると思います。
そこで今回は歯の着色についてお話させていただきます。

みなさんが着色といえばよく耳にする緑茶やコーヒー、赤ワインなどは「着色性食品」と分類され、摂取すると歯が着色しやすくなり全体的に黄ばんできます。
もう一つ「着色性補助食品」というものがあります。単独では着色することはないが、着色性食品と一緒に食べることで歯の着色を強めてしまう食品のことを言います。口内を酸化させることで歯の表面が溶けやすくなる環境を作り出してしまうことで、着色しやすくなってしまうといわれています。

「着色性食品」緑茶、ウーロン茶、コーヒー、赤ワイン、コーラ、ソース、ケチャップ、ブルーベリー、赤ブドウ、タバコ、人工着色料を含む食品、カレー
「着色性補助食品」アルコール飲料、スポーツドリンク、炭酸飲料、ほうれん草、クエン酸、柑橘類

着色性食品と着色性補助食品を同時に食べてしまうと本来以上に歯の着色が進んでしまうので赤ワインとチキンのトマトソース煮の組み合わせなどは要注意ということになります。

歯を白くする食品もあります。
「パパイヤ」
パパイヤにはパパインという酵素が含まれていて、これはタンパク質を分解する働きがあります(ちなみに肉もやわらかくなります)。そして歯についた汚れを落とす働きもあります。
「オレンジ・パイナップル・イチゴ」
オレンジ、パイナップルにはブロメラインという酵素があり、歯垢を除去してくれる作用があると研究されています。イチゴはステインに強いというリンゴ酸を多く含んでおりクリーニング効果がある食品です
「噛み応えのある食品」
噛み応えがある食品はしっかり噛むことで唾液の分泌を促すことになります。セロリ、ニンジン、ゴボウなどの野菜類などです。これらは前歯でかじることによって歯の表面の汚れも取ってくれます。

歯のセルフケアはブラッシング以外にも選ぶ食べ物によってもケアができるということが少しお分かりいただけたでしょうか?
組み合わせや食べる順番に少し気にしていくことで、歯の健康を増進していけます。
ご質問等ございましたらご来院の際に気軽にお声かけくださいね!


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