知覚過敏について

      2023/09/18

みなさま、こんにちは。品川区 大崎・五反田の歯科治療ならオーバルコート歯科室、歯科助手の重野です!

 

突然ですが、特定の飲みものや食べものによって歯がシミたことがありますか?それは、知覚過敏症状かも?!

 

今回は知覚過敏症状の原因と予防・治療法についてお話しします。

皆さん、「 知覚過敏 」というワードを一度は聞いたことがあるという方が多いのではないのでしょうか?

知覚過敏症状とは、歯の内側にあるやわらかい「象牙質」が露出してしまうことで発生します。象牙質は歯のエナメル質の内側にある組織です。象牙質には無数の象牙細管が歯の中心に向かって伸びています。象牙質がむき出しになると、外部からの刺激(冷たい飲みもの等)が象牙細管を通って歯の内側の神経に伝わり、結果として瞬間的に鋭い痛みを感じるようになります。これが知覚過敏症状の痛みの特徴です。

主に知覚過敏症状は、

冷たい食べ物や熱い食べ物、甘いものを食べたときや、歯磨きの際に、歯がしみたり、また空気を吸い込んだときなど、これらの刺激によってしみる症状が出ます。通常は、日々の生活習慣などにより発生すると言われています。

なんと、約3人に1人が歯がシミる症状を経験していると言われています。そして、どんな年齢の方でも知覚過敏になり、そのほとんどが20〜50代です。

 

では、知覚過敏を発症させない為の予防はどのようにしたら良いのでしょうか。

むし歯や歯周病予防には、磨き残しがないよう丁寧にブラッシングすることが大切です。ただし歯磨きの際、力の入れすぎや長時間の誤った磨き方は歯肉を下げたり、歯が削れたりして、知覚過敏を引き起こす原因ともなるので、一度、歯科医師や歯科衛生士に正しい磨き方を指導してもらうことをオススメします!

そして、炭酸飲料、レモンやオレンジ、グレープフルーツといった柑橘系の果物は酸性のため歯を溶かしやすく、飲み方や食べ方によってリスクが高くなります。例えば、炭酸飲料を長い時間かけて飲んだり、日頃から酸っぱい食べ物や飲み物を過剰にとったりする習慣がある場合は注意が必要です!!

 

次に治療法についてです。

知覚過敏が軽度であれば、症状が一時的なこともあります。もし症状が良くならない場合は、神経の過敏状態を抑える成分の入った歯磨き剤を使ったり、露出した象牙質表面を保護する治療を行ったりします。しばらく続けて使うことで症状の改善が期待できるといわれています。

症状がひどい場合には神経自体を取り除く根管治療が検討されることがあります。

 

知覚過敏の診断には、歯科医師の診察が必要です。歯に違和感を感じる場合は、必ず歯科医師にご相談ください。知覚過敏を発症してしまっても、お口のケアと食生活を少し変えることで、象牙質の露出を最小限に抑え、シミる痛みを予防できることもあります!!

 

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