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品川区　大崎・五反田の歯科治療ならオーバルコート歯科室 こんにちは！オーバルコート歯科室の高橋です。

新型コロナウイルス感染者数が増加する中、いかがお過ごしでしょうか。一人ひとりの協力が収束への短縮に繋がります。不要不急の外出は避けましょう。

今回は、入れ歯が出来るまで についてお話したいと思います。

歯が無い方の日々の食事の手助けをする入れ歯ですが、どのような工程で作られるのでしょうか。

先生と「入れ歯を作っていきましょう」とお話をし、その日に内にはい完成！
というものではありません。

段取りを組み、様々な診査や記録が必要となってくるのです。

では、具体的にどのような工程を踏んでいくのでしょうか。

◆入れ歯ができるまで◆

入れ歯という物は非常に奥深い物であり、先生によって好みなどが多彩です。
拘りのある先生は大きく異なった製作法を行う事もあります。
しかし、大まかな流れとしては一緒です。
以下に一般的な流れを記載いたします。

①お口の中の型取り
既製のトレーを使い、お口の中の型を取り、模型を作って大まかなお口の中の状態を診査します。
そして患者様それぞれのお口の中に合った専用のトレーを作ります。

②精密な型取り
専用のトレーを使い、筋肉の動きを型に再現するための型取りを行います。
この時、頬を吸ったり、顎を動かしたり、舌を動かしたりしてもらいます。
そして入れ歯を作るための正式な模型を作ります。

③かみ合わせの記録
この工程で最も重要な所といっても過言ではありません。
作った模型で土台を作り、蝋で出来た材料を用いてかみ合わせの状態を記録します。
かみ合わせの状態により、入れ歯の出来具合を左右するだけでなく、お口の中の状態の変化や全身的な状態にも絡んできます。
また、歯が欠損している本数が少ない場合は元々のかみ合わせを参考に出来るため正しい位置に限りなく近い状態を記録する事が出来ますが、歯が1本もない(無歯顎)状態は参考に出来る物が無い為、非常に難しくなってきます。こういった難症例の場合は2回目にまた再度かみ合わせを取る作業が加わります。

④入れ歯の仮合わせ
かみ合わせの記録を元に、人工の歯を並べ、蝋で出来た仮の入れ歯が出来上がってきます。
服でいう「試着」です。
ここで入り具合や見た目、大まかなかみ合わせ、歯並び等を評価します。
これを元に、正式な入れ歯が完成してきます。

⑤完成！
完成してきた入れ歯を装着し、かみ合わせや痛みの有無等を見ていきます。

⑥調整
完成したからそれで終わり！というわけではありません。
まだ歯茎に馴染んでいないため、必ずどこかしら痛みは出てきます。新しい靴を買ったら靴擦れで痛くなるのと同じです。その都度調整が必要となってきます。

簡単にご説明をいたしましたが、これはあくまで1つの例です。

先生によっては所々違う工程を踏んだりします。患者様それぞれのお口の中の状態によって製作法が多少変わってきます。

また、入れ歯は死ぬまでずっと同じのを使う物ではありません。お口の中は経年的に変化してくるものなので、その都度調整したり新しい物に作り替える必要があります。

定期メンテナンスでクリーニングをするのと同様に、入れ歯も定期的に観察していく事が重要なのです。

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