日本人の7割は歯周病
2023/09/18
こんにちは!品川区 大崎・五反田の歯科治療ならオーバルコート歯科室
歯科医師の大久保です。
今週はバレンタインもあり、オーバルコート歯科室ではバレンタインイベントも行われました。
チョコレートを食べたら歯磨きも併せてお願いします🥺❣️
さて、突然ですが、厚生労働省から発表されている、歯を失う原因の分布をお示しします。
歯周病 41.8%
虫歯 32.4%
破折 11.4%
矯正 1.2%
その他 12.6%
虫歯で歯を失うイメージがありますが、喪失原因1位は歯周病です。
抜けた歯は入れ歯などで補う必要がありますが、
厚生労働省が6年に1回実施している歯科疾患実態調査によると、何らかの手段(義歯やブリッジ)で補っている人の割合は
45〜54歳 35%
55〜64歳 60%
75歳以上 90%
となっています。
75歳以上の1/3以上は総入れ歯になっています。虫歯は穴が空いたところを補修すれば済みますが、歯周病では歯ごと抜けてしまうので、喪失原因1位である歯周病に対するアプローチがとても大切になってきます。
健康な歯は顎の骨にしっかりと支えられ、簡単には抜けません。歯周病はサイレントキラー(静かな殺し屋)とも呼ばれ、初期では自覚症状が乏しく、早期発見がしにくい疾患です。
代表的な初期症状は、歯茎のむずがゆさやブラッシング時の出血ですが、歯科医院に駆け込むほどの症状ではないと捉えられているのではないでしょうか。
歯のぐらつきや匂いを感じたり、膿が出るなど、患者さん自身が明らかにまずいと感じる症状が出ている頃には歯周病はかなり進行しています。症状に気がついたときには抜歯が必要になっていることも多いため、歯を失ってからその価値を実感することも多いでしょう。
「私は大丈夫」という心理が働きますが、日本人の7割は歯周病というデータがでています。歯周病は誰もがかかる可能性のある病気です。上記に挙げた初期症状にお気づきの際は是非ご相談下さい。
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