治療した歯は、またむし歯になるのでしょうか??
2023/09/18
皆さま、こんにちは。品川区 大崎・五反田の歯科治療ならオーバルコート歯科室トリートメントコーディネーターの村田です。4月も終盤に差し掛かりましたが、ここ最近、不安定な天気が続いていますね。緊急事態宣言も、とうとう全国に拡大され、ここ最近、著名人の感染者が増えてきて事態の深刻さを物語っています。オーバルコート歯科室も患者様、スタッフへの感染リスクを下げる為、治療器具の滅菌、ディスポ用品の積極的な使用以外にこまめに院内の消毒、換気、患者様への体調の問診を取らせて頂いております。来院される患者様には、ご不便をお掛け致しますが、ご理解、ご協力の程宜しくお願い致します。
さて今回は治療した歯は、またむし歯になるかどうか?についてお話させて頂きます。
「むし歯治療をして詰め物、被せ物を入れたから、むし歯の心配はないだろう…」と思う方はいらっしゃるのではないでしょうか?私も、歯科の仕事をする前は、そう考えていました。むし歯は歯の表面にできた細菌の固まりであるバイオフィルムによる感染症です。このバイオフィルムは食べかすなどを餌に、どんどん細菌を増やし、その結果多くの酸を出します。細菌によって出された酸がエナメル質やその下にある象牙質やセメント質などを溶かしていき、むし歯を作り出してしまいます。一度むし歯になって治療した歯に詰め物、被せ物で治療すると、その表面にもバイオフィルムが付着してしまいます。では、なぜむし歯が再発してしまうのか?と言いますと、詰め物の場合ですと、その周りから被せ物ですとその淵の部分に汚れが溜まりやすく、結果むし歯が発生しやすくなります。特に保険適用の金属の詰め物、被せ物は咀嚼により強い力がかかり、徐々に修復物にダメージを与えてしまい、適合も悪くなってしまいます。また保険適用の修復物に使うセメントも歯との間にセメントの層ができてしまい溶け出してしまいます。では、どうすればむし歯の再発を抑えられるのか?と言いますと、適合が良く汚れが付着しにくい詰め物や被せ物を選択する事が、非常に重要となります。もちろん良い材料の修復物だけに頼るだけでなく、正しい方法でブラッシング、ご自身のお口の状態に合った口腔ケアグッズ(歯ブラシ、フロス、歯間ブラシ)を使用する事も大切です。オーバルコート歯科室では、来院される患者様に良い治療の選択をして頂く為、皆様のお口の状態に合わせた詰め物、被せ物の材料のご相談をさせて頂いております。普段、歯を磨いていて、詰め物や被せ物に歯ブラシの毛先やフロスが引っかかってしまったり、物が挟まりやすい…と言った事がありましたら、定期的に詰め物、被せ物の適合が合っているかどうかチェックしてもらいましょう。
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