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みなさま、こんにちは。品川区　大崎・五反田の歯科治療なら大崎オーバルコート歯科・矯正歯科室歯科助手の重野です。

まだ寒くて乾燥した日が続きますが、少しずつ春めいてきました。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

さて、本日「乳幼児のお口のケア」についてお話しします。

虫歯の原因となる「ミュータンス菌」

生まれたての赤ちゃんのお口の中には「虫歯菌(ミュータンス菌)」が存在しません。

虫歯は、感染症の一つで、ご両親や祖父母からうつると言われております。

赤ちゃんとのスキシップ時やお食事の時に同じスプーンや箸を使うことで、唾液を通して「虫歯菌(ミュータンス菌)」がうつり、虫歯へと発展していきます。

特に、乳歯の奥歯が生え揃った1歳7ヶ月頃〜2歳7ヶ月頃の間が虫歯菌の感染リスクが高まります！

1歳7ヶ月頃〜2歳7ヶ月頃は「感染の窓」と言われるほど、要注意です！！

この「感染の窓」と言われる時期に虫歯菌に感染しなければ、将来的に虫歯になりにくいとも言われております。

【虫歯菌をうつさないためには⁈】

・スキンシップで子どもとのキスはしない

・食べ物を冷ますときはフーフー息で冷まさず、うちわやハンディファンなどを使用する

・大人から口移しや噛み与えをしない

・子どもの同じ食器や箸、スプーンフォークを使わない

これらの方法で必ずしも子どもに虫歯菌が感染しないということではありませんが、周りの大人が気をつけることで少しでも子どもの虫歯リスクを低くしたいものではありますね。

【歯が生え始めた生後6ヶ月頃〜】

毎日のお口のケアは、どのようにしていけば良いのか。

個人差はありますが、生後6ヶ月頃より歯が生え始めてくると言われております。最初は本数も少なく、前歯である為、お昼寝前や夜の就寝前に湿ったガーゼや綿棒で歯の表面の汚れをとってあげましょう。

【上下前歯が生え揃ってきた生後9・10ヶ月頃〜】

少しずつ歯が生え揃ってきて、いつから歯ブラシを使うか迷うところではありますが、無理に歯ブラシを使用しなくても大丈夫です。湿ったガーゼや綿棒で拭うなど、まずはお口の中に歯ブラシが入る感覚に慣れてもらうのがポイントです。決して無理に行わず、赤ちゃんのご機嫌を優先し、楽しくケアできるようにしていきましょう。また、唾液の分泌が多い時期ではあり唾液の自浄作用も働いてるので、赤ちゃんが歯磨きを嫌いにならないようにすることも大切です！

【奥歯が生え揃った1歳半頃〜】

子どもが自分で歯ブラシを握れるようになり、自分でやりたがる子もいるのではないでしょうか。まだ、この時期では遊びながら歯ブラシを噛んだりするだけで、汚れを落とすことはできないので保護者の方がしっかりと仕上げ磨きをして汚れを落としてあげましょう。

また、

・子どもが歯ブラシを持つ時には目を離さない

・喉の奥に刺さらないようストッパーがついてる歯ブラシを選ぶ

・子どもが握りやすい持ち手の歯ブラシにする

これらも気をつけて歯磨きをしましょう。

奥歯は前歯とは違い、噛む面が溝になっておりその溝に汚れがつきやすくなります。その為、徐々に虫歯になる子も出てくるので毎日のお口のケアがとても重要になってくるのです。奥歯の溝の汚れをしっかりと落としてあげることやフッ素入りの歯磨きジェルを使い、虫歯の予防をしていきましょう。

また、毎日の保護者の方のケアだけでなく、定期的に歯科医院へ行きプロのケアを受けることもとても大切です。歯科医師歯科衛生士からアドバイスを受け、適切なお口のケア方法を直接学ぶことで、お子さまの歯の健康を守ることにも繋がります。

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