乳歯と永久歯

   

みなさま、こんにちは。品川区 大崎・五反田の歯科治療なら大崎オーバルコート歯科・矯正歯科室歯科医師の江夏です。

「食欲の秋」がやってきました!秋刀魚、さつまいも、しいたけ、ぶどう、、、 どれも魅力的な食べ物が旬となり、食欲が増してきます!また、ハロウィーンシーズンともなり、お菓子を食べる機会も増えたことでしょう。虫歯に注意してくださいね!

さて、大人の歯(永久歯)と子供の歯(乳歯)は同じように見えて違う点がいくつかあるのをご存知でしょうか?

今日はその違いについてお話をしていこうと思います。

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①数

乳歯は全部で20本ですが、生え変わった後の永久歯は、親知らずを除いて28本となります。また、永久歯が28本すべて生え揃うのは15~17歳頃であり、生えてから2~3年経過するまでは「幼若永久歯」と呼ばれます。この段階では歯質が未成熟であり、虫歯になりやすいため注意が必要です。

②色調

乳歯は白に近く、永久歯は黄色味を帯びています。

③形

永久歯に比べると乳歯は小さく、エナメル質、象牙質がともに薄く、永久歯の1/2程度、さらに石灰化(歯のエナメル質を修復する性質)が進んでいない乳歯は、歯質が柔らかいため酸にも溶けやすく、虫歯になりやすい傾向にあり、虫歯が進行すると神経に到達しやすいといえます。

つまり、乳歯と永久歯を比べると乳歯のほうが弱いため、虫歯になるリスクが高くなり、虫歯になってしまうと一気に進行してしまいます。そのため、積極的な虫歯の予防処置が必要です。例えば、毎日使用する歯磨き粉にはフッ素入りのもの、そして夜にはフッ素洗口を選択しましょう。また、歯医者でのフッ素塗布や、シーラント(歯の溝を埋める処置)、ブラッシング指導といったプロフェッショナルケアを取り入れることも、とても大切になってきます。

上述したような虫歯の予防処置を行っていても、乳歯が虫歯になってしまうことは多々あります。虫歯というのは、いろいろな要素が絡み合って発生するものなので、100%予防するのは難しいものなのです。

そのため、お子様が虫歯になってしまったら、もちろんのこと、虫歯になる前から歯科を受診するようにしましょう。健康な乳歯で生活することで、食べ物をしっかりと噛むことができるようになり、消化吸収も促進されるので健やかな体の成長、顎の発達につながります。子どもの虫歯は早期に治療していくことが何よりも大切です。

歯の健康を整え、食欲の秋を楽しみましょう!

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