歯肉炎とは?

   

みなさま、こんにちは。品川区 大崎・五反田の歯科治療ならオーバルコート歯科室トリートメントコーディネーターの村田です。今回は、歯肉炎について、お話させて頂きます。

まず健康な歯ぐきは、下の写真のように、歯肉に腫れがなく、きれいなピンク色で引き締まっています。ブラッシングしても出血することもなく、歯と歯の間の歯肉が丸みを帯びていない状態です。

歯肉炎とは、歯周病の段階のひとつであり、歯肉の腫れや出血が見られる症状です。進行すると歯周病になり、歯を支える骨(歯槽骨)が溶けていきます。歯肉の腫れの原因は、服薬による副作用や女性の場合は、妊娠などによるホルモン変化によるものもありますが、1番多いのは、ブラッシング不足による磨き残しが言われております。磨き残しがあると、お口の中の細菌が寄り付き、プラーク(歯垢)を作り出していきます。プラークには、口の中で繁殖したたくさんの細菌が住み着いており、わずか1mgあたり、約10億個以上の細菌が生息しています。この沢山いる細菌の中に、むし歯や歯周病の原因となる菌が生息しています。このプラークのほとんどは、食べものの残りかすが歯の表面につき、白くねばねばしており、食後8時間程度でプラークが形成されてしまいます。このプラークを作り出さないようにするには、やはり「歯磨き」が1番の方法です。歯磨きをすることで、歯や歯と歯の間に付いた汚れを取り除き、歯と歯肉をマッサージする感じで優しく丁寧に磨いてあげる事により、歯肉炎の予防にもなります。次に大切な事は、規則正しい生活に気をつける事です。ものを食べる時は、しっかり噛んで飲み込む、栄養バランスを考えた食事を摂る、ストレスは溜めない、十分な睡眠を取ること、また喫煙は、口腔内に細菌が繁殖しやすくなり、歯肉炎の原因となります。

普段しっかり歯磨きをしていても、やはり歯磨きでは落としきれない汚れが、少しずつ付着し、歯肉炎の原因となりますので、4ヶ月から半年に1回、歯科医院に行き、歯のクリーニングを受ける事も歯肉炎予防となります。

歯肉炎は、普段のセルフケアにより口腔内を清潔に保つ事で予防できます。もし普段の歯磨きで、うまく磨けない所がある、磨き方に自信がない…という方がおられましたら、歯科医院で、ご自身の口腔内の状態に合わせたブラッシングのアドバイスを受けて頂くことをおすすめ致します。

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