離乳食と歯並びの関係

   

みなさま、こんにちは。品川区 大崎・五反田の歯科治療なら大崎オーバルコート歯科・矯正歯科室、歯科医師の八木です。寒さも本格的になってきましたが、皆様体調はいかがでしょうか?

さて、今回は歯並びをいつから気を付けるべきかについてです。

現代人は歯並びが悪くなっているといわれています。では一体いつから歯並びが悪くなるのを予防することができるのでしょうか。それは、離乳の段階からです。

「授乳・離乳の支援ガイド(厚生労働省)』によると「離乳とは、成長に伴い、母乳又は育児用ミルク等の乳汁だけでは不足してくるエネルギーや栄養素を補完するために、乳汁から幼児食に移行する過程をいい、その時に与えられる食事を離乳食という。」とあります。

私たちは離乳食とは、身体を大きくするために,より栄養価の高い食べ物を取り込むための咀嚼のトレーニングと考えています。しかしながら、母乳という液体から固形物に変わるためスムーズに進むはずもなく、赤ちゃんの食べやすさに重きを置くと、とても軟らかいものが中心になってしまいます。また、手や顔を汚すことをよしとしない保護者が増えているため、スプーンで流し込める食事が中心になりがちです。

そして、どろどろとした離乳食を多用し、前歯を使ってかじりとることが不十分なまま成長している乳児が増えています。食べ物をかじりとるというステップがないまま成長すると、当然前歯への刺激は少なくなり前歯部の歯槽骨の成長が不十分になると考えられます。また、乳臼歯部もグラインディング咀嚼とよばれる、すりつぶすような動きが少なくなるため、舌の運動も減少し、舌が通常の位置よりも低くなり、乳臼歯も直立しにくくなります。また、口唇をしっかり閉じることもなくなってきてしまいます。前歯でのかじりとりが正常被蓋を促し、口唇の閉鎖力を高めて下顎の成長を促しているのです。手づかみ食べや前歯でのかじりとりで手と口の協調運動を覚えてもらい、そして味覚を育てます。

赤ちゃんは、もちろん口だけでなく身体全体も大きく発達していきます。とくに手の発達は重要で、赤ちゃんは手と口を使って自分の成長に必要なものを探します。下図はペンフィールドのホムンクルス人形で、手と口に神経系が集中していることを表現しています。

赤ちゃんは、はじめて見る物体(食べ物)を触ったり,叩いたり押したり潰したり、また、口に入れてなめたり噛んだりを繰り返して、その食べ物の硬さや性状を何度も確認します。自分の身体に取り入れていいものなのかどうかを、繰り返し判断し、これが手づかみ食べの本質です。もちろん口も手の機能も未発達ですから、周辺は散らかり大変なことになりますが、この行為こそが機能を育てます。スプーンで流し込むような離乳食では、エネルギーや栄養素の補完はできても手と口の機能が育ちにくいのです。

離乳食について疑問などありましたら、ぜひ管理栄養士が在籍するオーバルコート歯科室へご相談ください。

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