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虫歯について

2019年6月2日

こんにちは、歯科医師の中村です。今日は虫歯についてお話しさせて頂きたいと思います。
虫歯とは専門用語でいうと齲蝕といい細菌が作り出す酸によって歯が解けだす状態のことをいいます。

上の絵は虫歯の進行の度合いを示しています。C0〜C4まで分かれており数字が進むほど重症となります。
C0とは歯の表面にコーヒーなどの着色とは違う黒または白濁がある状態です。歯面清掃を徹底して、経過観察をするのが一般的です。虫歯の進行は今後認められないかもしれないので歯科医の定期的な診査の上で経過をみていきます。
C1とは 歯の表面のエナメル質だけがムシ歯になっている状態です。歯の表面がザラついたり、シミや小さな黒い点ができますが、 痛みはありません。ごく初期なので、ムシ歯になっている部分だけを削って、穴をつめて治療をします。
C2とは象牙質まで進行した虫歯です。象牙質はエナメル質よりやわらかいため急速に進行します。歯髄に近いため冷たいものなどがしみることがあります。また、食べ物を噛んだ時などに痛みを感じることもあります。 C1と同じく、歯冠部の治療で完了します。象牙質のなかで大きく広がっていることも少なくなくその場合詰めるだけの処置では限界もあるため必要に応じて被せものにて処置を行う場合もあります。
C3とはむし歯が象牙質の下の歯髄まで達し、炎症を起こしている状態です。冷たいものや、甘いものの他に、熱いものでも歯がしみるようになります。また、何もしていなくてもズキズキと痛むようになります。ここまで深く虫歯が進行した場合、抜髄といって歯の神経をとる処置が必要になってきます。神経が取り終わった段階で歯の根の中に細菌が入ってこれないように根の中に詰め物をしていきます。
C4とは歯の大部分が溶けてなくなり、歯根まで虫歯に冒された状態です。神経が死に、痛みはなくなりますが、歯根部に膿が溜まると再び痛みが出ます。保存ができれば根の治療を行っていきますが、多くの場合保存困難と判断し抜歯をすることとなります。当院ではそのような歯でもなるべく保存できるように歯が埋っているのであれば部分矯正をして歯を歯茎の中から出す処置をしたり、逆に歯茎を下げる処置を行い歯をしっかり出していくことで抜歯適応の歯でも残していくことも可能な場合があります。

今回、虫歯についてお話しさせて頂きましたが虫歯にならないように予防することが最善の策かと思います。定期検診にお越し頂き定期的に拝見することで虫歯があっても早期発見することで歯を削る範囲も極力少なくすることができるのでぜひとも検診に通って頂けたらなと思います。


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