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歯科医師の荊木です。

歯ブラシには「かため」「ふつう」「やわらかめ」がありますが、かためは歯垢を落とす力が強い分、歯を傷つけやすいといわれています。

なので歯みがきの際は、力を入れないで磨くことが大切になります。

一方、やわらかめを使い力を弱くして磨いた場合、毛先が歯の表面ですべってしまい歯垢をきちんと落とし切れないということになりがちです。

ですので、やわらかめは歯茎が特別に弱い人や歯肉炎で出血しやすいという方におすすめといわれています。

毎日使うものだけに歯ブラシは、使うごとに弾力性が失われ徐々に毛先が開いていきます。

それにより歯ブラシが歯にきちんと当たらず、歯みがきは欠かさずやっているのに歯垢は着いたままということになりかねません。

加えて歯ブラシは毛が密に植えてあるので、長い間使い続けていると洗ったあとも口腔内のさまざまな細菌が毛のなかに付着し残ってしまっています。

使い続けることで、口腔内に細菌を戻していることになるのです。

また、歯ブラシのナイロン毛のコシは正しく使用しても約一か月で失われることがわかっています。

どうせ歯磨きをしているのなら、面倒臭がらずしっかりとした歯ブラシで、正しく磨く方がお口の健康にとって得だと思います！

歯ブラシは一か月使用したらこまめに新しいものに交換しましょう。

当歯科室でブラッシングのおさらいをさせてもらう時、私たちは歯ブラシは処方するものと思っています。

その方のお口の中の状態や生活習慣にあった歯ブラシがあります。全ての方に同じ歯ブラシをお勧めすることはありません。

正しい歯ブラシ習慣をみにつけることで、お口の中で起こる問題の半分は解決します。

どんな歯ブラシを使用したらいいのか、どのように使用すればいいのか、なんとなくやっていた歯磨きの仕方に確証を持ちたい方は是非私たちにお気軽にお尋ねください！

お子さまのブラッシングに関しても大歓迎です。

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